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自分の葬儀をつらつら考える3 墓を持たないという選択

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実親は幸か不幸かそれぞれ家督を継ぐポジションに無かったので二人が亡くなるまで二人のお墓はありませんでした。墓を持たないという選択はかなり勇気の居るものでしたが、今となっては良かったと思っています。ではわたしはどうするか、本日はそこのお話になります。

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目次

所有しているという幻想

我々は対価を払って色々なモノを『所有』していますが、本当に持っているのでしょうか。

土地を買っても、マンションを買っても、建売を買ってもそれでお終いではないですよね。

毎年『国』に固定資産税を払っているので、それが滞れば『差し押さえ』られて競売にかけられます。

そう思うと『しょせん所有しているという幻想』でしかないのかな、とちょっと虚しい気分になります。

墓の永代使用権・永代使用料とは

お墓も同じでお墓を所有したとしてもお寺や公園墓地に『永代使用権・永代使用料』や『維持管理費』を支払います。

取り交わされた契約が無効になればお墓が撤去されます。

永代は永遠ではなく

「永代」とは、その家の代が存続する限りという意味です。

永代使用権は、跡継ぎがいる限りは墓地を使用できる権利をお金を払って獲得したものであり純粋に自分のものではありません。あくまでその場所を『借りる』ことができる権利を獲得しただけです。

実際多摩墓地にお参りしていてもお墓の所有者が不明となった無縁墓が撤去されるのをこの数年よく目にするようになりました。

グリコ

お墓を購入するとその土地を買ったように思っちゃいますが、基本お墓は賃貸住宅と同じなんすね。

石のお墓ですら『絶対』とか『永遠』ということはないのだな、とつくづく感じます。

お墓のルーツを熱く語っているのはこちらの記事↓

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お墓、最近は使用期限を区切ったレンタル墓・サブスク墓も登場

お墓が続かないご時世をみて、使用期限をはじめから区切ったレンタル墓・サブスク墓も登場しました。

レンタル墓の使用期間はたいてい6・12・22年(7回忌13回忌22回忌)にあわせた使用期限になっているものが多いです。

その後は『合祀』(※合祀契約をした場合)されます。

永代使用権・永代使用料を払うより墓石を建立しても実際に1/3ほどの出費で済むと言われています。

我が家の樹木葬は土の中にダイレクトポン!でしたが、最近の樹木葬は『カロート』の中にご遺骨を入れるタイプに変化し、レンタル墓に近い形に変化しつつあります。

つまり使用期間が区切られているものもあるので注意が必要です。

最近追加で出来た樹木葬の新タイプはまさにその形で最初の使用期間は13年、追加区画志納金を払うことで17年・23年と延長できる、、とパンフレットに書いてありました。(汗)

どちらにしても問題を先送りしただけで遺骨をどうするかの根本的な問題は解消されない感じです。

で〜も最終的に合祀されるのならはじめから合祀されたほうがいっそ清々しいと個人的には思います。

墓、永遠がないなら自然の循環の中に身をまかせたい

立花隆さんがご逝去された時、このような記事がありました。

立花さん自身は葬儀にも墓にも関心がないとつづり、死後は「生命の大いなる環」に入ることを志向。文字通り土に返る「コンポスト葬」を理想としたが、「妥協点」として樹木を墓標とする自然葬を希望していた。

日刊スポーツ2021/6/21 立花隆さん死去 死生観を反映「樹木葬」家族で静かに見送りの記事より抜粋引用

さすが『知の巨人』、

グリコ

生命の大いなる環、、いいこと言いますね!

所有することの幻想からはなれ『命のサイクル』の中に身を委ねるというのは生命の本来の姿なのだと思います。

そういったことからもやはり自分は『自然葬』で、それも海洋葬でおしまいにしようと決めました。

実際に行った海洋葬の話はこちらで。↓

海洋葬を行う前、遺骨をパウダー状にする一手間がかかりますが、その際小分けしてもらいメモリアルダイヤモンドにかえることも可能です。

死後のこと、囚われないこころをもつとなんかどうでもよくなるよ

『打ち切り世帯』だけにお墓や葬儀のことは人任せには出来ない問題なのでかなり真剣に考えています。

けれど丁度立花隆さんの『生命の大いなる環』という言葉に導かれ、やはり自分の選択はその『生命の環』の中に入っていくほうが良い、という確信めいたものを掴みました。

心の拠り所の形としての『かたちのある墓』も大切ですが、娘チョコにはかたちに囚われない心をもってもらうことにします。

立花隆さんが『知の巨人』ならさしずめわたしは『痴のこびと』。(笑)

地球の歴史規模で見ればその生も瞬きするかしないかの瞬間芸でしょう。

その規模からみれば墓問題などちいさな小さな一コマだなと思ったらかなりどうでもよくなったグリコール・グリコです。

サクッと海へ還りまーす。

おまけ

コロナで2年連続ほおずき市とあさがお市が中止となりました。

コロナ支援で申し込んだほおずきとあさがおが本日届きました。

お盆にも丁度良し♪

育てます〜。

さ、参加してたりします。。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • グリコさん

    こんばんは。近所の神社が最近あれれ?となってます。
    力士の宿泊兼練習場にもなってる緑豊かな神社でした。まず2,3年前に木がごっそりと切り倒され、こども園ができました。
    そして今年、反対側の木がいきなり無くなっていたので何事かと思ったら、大きな納骨堂建設予定で、入居者?募集中の看板も出てました。
    広い歩道にかぶさるような木立が大好きでした。
    非常に便利のいい場所なので、お墓があれば皆さんお参りしやすいと思いますが、私としては本当に悲しかったです。せめて樹木葬などの形態にできなかったものか・・・。樹木葬の合葬だったら真っ先に申し込んだと思います。私を葬るであろう親戚の家からも近いので事務手続きも楽だし。(お参りは必要なし!)

    この神社も代替わりしたのかなと思いました・・・。

    • おはようございます、もず様。いまこちら大雨です。
      神社に納骨堂?めずらしいですね。時代。。。。
      樹木の合葬、都市部ではありですね。そのうち出てくるんじゃないかなぁ。
      神社やお寺の代替わり、これは『月間住職』ネタですね(笑)。

  • グリコさん こんばんは
    このシリーズ 考えていること色々教えてもらいました
    勉強されていらっしゃるんですね
    自分の無知に気付かされます…

    私、個人の考えは、お墓があってもいいかなと思ってます
    大切に思い、思われていた人だったら…
    でも、何代も前のご先祖様、知らないですよね…
    重たすぎるし、押し付けられた人だけですよね、あとの親戚たちは、他人事
    ぜひ、墓守娘撲滅の会、入会させてください!
    それぞれご家庭で、事情が違い正解は無いのかもしれません
    グリコさんは、海に帰るおつもりなのですね
    私、海の無い所で、育ったので別の方法考えようと思ってます
    生きている間に答えでるかしら…?

    • おはようございます、あかね様。信仰の自由も認められているし何が正解で何が不正解ということはないと思います。
      だからあかね様がお墓を肯定することに異論はまったくないで〜す。
      そして先祖代々の件についてはわたしも死んでからも全く知らない人と同席するっつーか、死んでまで窮屈な思いはしたくないなぁ。
      死んでからも嫁として仕えるって拷問かよっと思います。
      もちろん意識などないわけでただの骨なんですけどね(笑)。
      死んだ時くらい自由にさせてよって感じですね。
      時代はこれからもすごいスピードで変化しますので検討する時間はまだまだあります。
      ご自分の意思が反映する事柄を色々さがしてゆっくり検討すてくださいね。
      墓守娘撲滅の会入会ありがとうございます!
      これからも語らいましょう♪

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