実父の13回忌に火箸も手放す、他の人の記憶に残る父。

打ち切り世帯の終活

うっかり命日をすっ飛ばした私ですが、これ又義理母のショートスティ時の隙間産業に遅れて父の13回忌を執り行いました。

父と深い親交があったご夫婦に声を掛けたら忙しい中参加してくださり、ウッカリその御宅でお食事まで頂いてしまったグリコール・グリコです。

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火鉢がお嫁に行ったお家に火箸も持参した

そうだ、火箸もあったんだ、、と出向く1W前に出した火箸。

熊本城の瓦止めの釘に象嵌を入れた工芸品の火箸。

実母が実兄から貰ったものだと聞かされていた品である。

熊本城の復興に役立つかな?と思ったものの、私の保存の仕方が悪くて火箸の先に錆が、、(泣)。

錆が出ているものは復興には安全面で使えないよね、、ならば、火鉢とセットで可愛がって頂こうと持っていくことにした。

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なんとこの日は客間の床の間に火鉢が

数日前から”お食事を用意しますので召し上がって下さいね”と奥様に言われていて

(本当は私が呼ぶ側なんだけれど、汗)厚かましくご好意に甘えることとなった。

通された客間の床の間にあの火鉢が。

なんという心遣い。

玄関で見下ろすより、畳の部屋で眺める方がいいのでは?とご主人の発案。

なんか昔からいるみたいにしっくりと馴染んで堂々としている。うちにいるより断然いい。良かったね、火鉢。

落ち着いた日本間に低めのテーブル。手料理の準備が素敵すぎる。。。

テーブルセッティングもオサレで本当に凄い。

ここの奥様、器大好きでテーブルセッティングもとっても勉強されている方なのだ。

火箸を譲ると、早速素敵な矢立の横に置いてくれた。

ブラン様が”モノが行き先を決める”とおっしゃっていたのがすごく分かる。

うん。私にはまさに『猫に小判』『豚に真珠』。

可愛がってくれるところ、雰囲気がピッタリのところにモノは行きつくのだなぁ。。

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実父は記憶の中に生きている

モノがたどり着くところにたどり着き、実父の話で賑わって、とても有意義な時間が過ごせた。

実父がなくなって12年になるがご夫婦の記憶の中にまだ私の父が生きていることに感銘を受けると共に、感謝の気持ちが湧いた。

実父は親や兄弟運は薄かった人だったけれど、このご夫婦を中心に父は父のコミュニティを持てて、決して孤独ではなかったんだ。

この事が私にはとても嬉しい。

夫の親戚の家族葬と比べても、実父の葬儀は皆さんのおかげで本当に温かなものだったし、近況報告で終始する集まりではなく、故人を純粋に偲ぶ時間を作ってくれる心遣いが本当に心に沁みた。

こんな心遣いができる方々と親交があった実父。

常識はずれなところが多々あった実父だったが、なんのなんの。

皆さんの中の父は素敵な思い出ばかりでしたぜ。

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後半はご夫婦の親戚の方も合流して私の知らない実父のエピソードが

単身赴任中のご主人が仕事の都合で途中退席されたものの、それにバトンタッチするように、親戚の方も見えて”今だによく覚えているのだけれど、、”と私の知らない実父のエピソードを語ってくださった。

当時出入りしていたやんちゃ君の身の上話を〇〇さん(実父)が”そうかそうか、キミも大変だったんだなぁ”と言いながらその子の話をじっくり聞いているとその子が”こんなに自分の話を聞いてくれる人は初めてだ”と涙を流したのにはびっくりしたのよ、私、今でもよく覚えてるの。
と話してくださった。
あとみんな共通の思い出はやはり何にでも大量の一味唐辛子をかけちゃうところ。
(笑)
今となっては本当に笑い話なんだけど、どこに行ってもやらかしていた。(汗)
義理で集まるのではなく、心から慕って時間を作ってもらった事が本当に私の宝。
良いつながりを遺してくれてありがとう、おパパ。
”これからも本当の親戚と思って年に一度いらして下さいね。”と奥様に温かいお言葉を頂き、心ホッカホカとなって帰路に着いた。
『人は他者とのつながりで活かされている』。
そんな事を父から教えてもらった13回忌でした。。

コメント

  1. ブラン より:

    品良くしんみりと文学の香りがする法要が思い描かれました。
    (理数系の方だったりして)
    お父様の人となりがしっとり染み入るようなエピソード。
    とても魅力的な方だったのですね。

    身内が見る目より案外よそ様の見る目の方が本当の姿だったりしませんか?
    私は父を亡くしてから内側からではなく外側から父を見る機会が増えて、
    外面云々ではない真の父の姿はあちらにあったのかも・・・と思ったりします。

    家庭内の如何なものかと思われるマイナスポイントこそがイレギュラーな姿だったのかも。
    そう思ったら見方が変わって気持ちが楽にもなりました。
    (自分のイレギュラーは棚に上げる私)

    それにしても火鉢&火箸、堂々たる存在感。
    個人的にはテーブルの素晴らしさに惚れ惚れです。

    グリコさんの良き1日の清々しい気分を文章と画像からお福分けしていただきました。
    私も密かにほっかほかになりました☆

    • グリコール・グリコ グリコール・グリコ より:

      隙間産業でおはようございます、ブラン様。同じ時期に法要でしたね、凄い偶然。
      『身内が見る目より案外よそ様の見る目の方が本当の姿』のコメントに目からウロコ、ポロン。
      そうなんだろうか〜。
      外では『人を丸ごと受け入れる』『共にある』を貫いた人だったと思います。
      ウンウン、もちろん自分のイレギュラーは棚に置きますよん♡なはは。

      そうなんです、おもてなしがお上手なご婦人なので手料理に気持ちが現れて素敵なんです。(勿論テーブルセッティングも)
      奥様の手料理が食べたかった〜とご主人。ささっと食べてこれから打ち合わせ〜と又出かけられました。
      単身赴任&多忙で月に3日しか戻れないというご夫婦の貴重な時間をおもてなしに使って下さり平身低頭でした。
      そういう気持ちのある方々と父が繋がっていたことに又感謝、でしたよ〜。
      あ、理系ではなく、思いっきり文系の父です。(笑)

  2. もず より:

    グリコさん

    お父様、素晴らしいですね。
    火鉢も火箸も、ずっとそこにあったよう・・・。

    世に言われる血縁ではなくても、馴染む場所、お互いが大切な場所って色々あるのですよね。

    お父様、いろんな意味で時代の先端だったのだと思います。
    ある意味、これからの高齢者のロールモデルではないでしょうか?

    そのやんちゃ君の心にもお父様はずっと生きていらっしゃいますね。

    でもでも、色々お疲れさまでした。

    • グリコール・グリコ グリコール・グリコ より:

      おはようございます、もず様。
      『いろんな意味で時代の先端』『高齢者のロールモデル』と、賛辞のお言葉ありがとうございます。
      『血縁ではなく、馴染む場所、お互いが大切な場所』本当にそうですね。
      私もこれからそういった『自分のコミュニティ』を家庭以外に持ちたいと思っています。
      引きこもりですがこれから上手に地域や何かの活動のコミュニティが拡がればいな、と思います。ん〜模索中。