収納って見場よく綺麗にしなきゃいけないと思っていたので正直苦手でした。その苦手意識を変えられたきっかけは雑誌の企画です。阿部絢子先生に直接ご指導頂き、使いやすさに視点を置いた収納のノウハウを学ぶことが出来ました。今までの変遷を思い返しながら改めてまとめを書いてみました。
とりあえず入れただけのパントリー、中はぐしゃぐしゃ
2018年、幸運にも雑誌(大人のおしゃれ手帖)の企画記事で生活研究家の阿部絢子先生にご指導頂けるチャンスが巡って来ました。
わたしは『収納』が大の苦手。
この時はキッチンの折り戸(パントリー)の収納改善を実際にレッスンして頂けました。
阿部絢子先生が折り戸を開けてまずおっしゃったのはこの言葉。
モノの使用頻度・用途分け・モノの指定席が今ひとつバラバラね。
はぁ、確かに。。。(汗)食事関係のものが雑然と突っ込まれております。
もうなにがなにやら、、と言う状態です。(汗)
”じゃぁ、まずは全部出して、使用頻度を見極めていきましょ!”
全部出す。基本ですね。
道具の使用頻度別を分類をスタート
使用頻度がほぼ毎日が頻度5、週2〜3回が頻度4、月1〜2回が頻度3、月2〜3回が頻度2、年に1〜2回が頻度1に道具類を分類です。
この使用頻度には『使う季節』も絡んできました。
オヒョ〜難しい。
キッチンは主婦の聖地のようですが、我が家は夫が調理をしたり、娘が時々お菓子を作ったりするので、『誰が使うのか』といった事も収納に関わってきました。
このガサ入れでもちろんモノの見直しも出来ました。
ジャム用にと取っておいた過剰量の空瓶や、もうあまり使わないスライサー・お弁当箱などを処分しました。
食材・調味料の使用頻度、用途をチェック
ここでも食材や調味料そしてニャンコのメシを使用頻度ごと分類。
ほぼ毎日が頻度5、週に2〜3回が頻度4、月1〜2回が頻度3、この頻度5〜3は毎日の調理に何かしら関わるモノ達ということがわかりました。
逆に頻度2〜0は使うけれど、出待ちのカンズメや瓶詰め、インスタントやレトルトものは保存食系、あとは調味料関係のストックということも見えてきました。
そしてこれには用途も加わりました。
例えば小腹が空いた時に食べるもの、お楽しみのおやつ類が該当します。
引き出しの中身は1軍、2軍、3軍と分けられてたのに、キッチン折戸ではその考え方が全く活かせていなかったことに衝撃が走りました。
そして改めてわかりました。
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袋物は袋から出すとわかりやすいし使いやすいのよ。
今までよく使う塩・砂糖・粉物は大袋から小分け容器に入れて使っていました。
小分け容器の中身が無くなるとその袋をガサガサ探すのが小さなストレスでした。
ここで『塩・砂糖・粉物は袋から出した方がわかりやすいし、使いやすい』とアドバイスを受け、塩・砂糖・粉物類を大きな容器に移し替えました。
収納に使ったのはフレッシュロックです。
フレッシュフロックやストッカーの変遷
暫くポストイットのままでしたが、現在はピータッチでラベルがついています。
※2022年現在はそば粉・強力粉、香辛料ストッカーが抜かれています。
グループをモノにこだわらないで時間でまとめることも家事の効率化につながる
朝は時間が限られているので忙しいです。
折戸からお弁当用の海苔やふりかけを出したり、冷蔵庫からジャムを出したり。
それらを使う都度一つひとつ取り出していたので何回も動いていました。
そこで
と提案され、目から鱗です。
編集さんからも
と、声がかかり早速これを出せば朝準備はOK!オールインワン『朝セット』のカゴを作成。
使いやすい収納ってこういうことか〜!と目覚めました。
ここで無意識にやっていたハサミの応用(使うものとハサミをセットで置く)が活きていなかったことも分かりました。
現在わたしがお弁当を作るミッションは終了していますが、『朝セット』のシステムはそのまま娘が自分のオートミールセットとして利用しています。
それでは使いやすさを考えて収納してみましょうか
使用頻度の低いものや使う人が限られているものをまとめる・指定席を決める
使用頻度が低い(季節物)ザルなどのは棚の上段に、娘のお菓子づくり用品は一箇所にまとめました。
また、形が不揃いなモノたち(保存容器や水筒類)はそれぞれカゴにIN。
よく使う調味料やなどは一番取り出しやすい場所に移動。
逆に重たい圧力鍋などは下を整理して調理家電を改めてひとまとめにしました。
パントリー収納 改良したところは?
オサレではありませんが見やすく使いやすい!
モノの指定席も決まりました。
粉物系の容器はフレッシュロックを使用。角形なのでスペースに無駄が出ません。ポリプロピレンなので軽いのも、これからの世代では重要です。
よく使う調味料類はその下に置いてありましたが、2022年現在、調味料は絞ってガス台横の小さな引き戸の中に収まっています。
出汁類や乾物は持ち手のついたもの(100均のカゴ)に収納。さっと引き出して使うのに便利です。
上部のカゴはニトリ、バラツキのある保存容器や水筒を一つにまとめました。カゴ毎出して取り出せるのも魅力です。
そして何と言っても『朝セット』。(2022年現在、娘のオートミールセットに変化)折戸を開けてそのセットを一つ出すだけのワンアクション。
矢印のところが新たに出来た塩・砂糖・粉物コーナーです。
超スッキリ!
現在でもこの形状が乱れずに維持できているのは、使いやすいから。
家族からも「うち史上サイコーに使い易い仕様になっている!」と評価の高い場所に変身しました。
収納はただ綺麗に並べる事や定位置に戻すことが収納ではない。
再び次に使い易くするためにどうすればいいか考えるのが収納である。
いやぁ、収納って奥が深い。。。
収納って綺麗に見栄え良くしまうことって誤変換していましたが
それを考えるには
- 使用頻度という時間軸
- 用途
- 指定席
などの要素が絡み合って形成されていることが分かりました。
特に「時間軸」を考えた収納はブラウン管TVが一気に8KTVになったくらいの変革でした。
使い始める前にはリセットも必要。リセット無しには収納は考えられないほど。
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暮らしの見直しは永遠よっ!
環境は常に流動的なので、小さなところでも絶えず見直していくことが大切、と阿部絢子先生に教えて頂きました。
暮らしの見直しは永遠、、本当にそうですね。
自己流収納で行き詰まっていた当時の私に、新たな視点と気付きを与えてくださった「大人のおしゃれ手帖」さんと生活研究家の阿部絢子先生ありがとうございました。
この収納レッスンのおかげで今も暮らしの見直しは続いています。
パントリーもまた少しずつ変化しています。
本日は『収納』改善のきっかけやその後の見直しを一つにまとめてみました。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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