服の整理をして居るうちに、自分の勘違いオサレ道の欠点が見えてきました。
50を過ぎてやっと『白Tシャツの良さに気付いた』グリコール・グリコです。
一つのきっかけが東日本大震災
東日本大震災で改めてわかった自然の大きな力。
自然の力の前に否応無しに全てを失う人々の姿を目の当たりにし、激しい喪失感を受けると共に、自分のモノへの執着心がとてつもなく恥ずかしく、浅ましいものに思えました。
同時に変わることや手放すことで拓ける何か、、の方に心が動きました。
この震災が大きなきっかけとなって転居や義理両親との同居が始まったのは、プロフィールにも書いた通りです。
ブログを始めてから時間をかけて服との対話と卒業を実行
最初は実母がフルオーダーを頼んでくれたコートなど手放せませんでした。
しかし時間をかけて、本当に必要なのか、使うのかの自問を繰り返して行くうちに消費期限がとうに過ぎたもの、妥協の塊で買った『ま、いいか』の服達はもう役目を終えたものなんだとわかるようになってきました。
何周も服の整理(断捨離®️)をして行くうちに、いつの間にか柄物が減っていきました。
部屋と頭の中がフラクタルな関係と同じことが服にも起こった、とも言えます。
(どんだけ頭の中が混沌としていたのだろう、、汗)
そして迎えた白Tシャツ、白シャツ
以前は絶対黒、又は柄がついたものだった私のトップス。
白Tシャツなんてとんでもない。
汚れが目立つし、醤油落としたら一発アウト!と、思って選択したこともなかったのです。
しかし夏に白Tシャツを使って見たら、、、

もしかしたら柄で自分をカモフラージュしていたのかも。
白Tシャツを着れるようになった自分。それは「誤魔化さない自分、等身大の自分の誕生」でもありました。
二つ目のきっかけは更年期も迎えた自分のからだの経年劣化
今まで通りのようで、今まで通りではなくなってきた自分のからだ。
肌の張りはチョットずつなくなり、いつの間にか白髪も目立ち始めました。
ボディラインもどこか貧弱で今まで持っていた服がなんだかしっくりこない。
(元々ズレたセンスだったから余計にしっくりがない。。泣。)
一番ショックだったのが、ある日突然自分の定番だと思っていた『黒』が今ひとつ似合わないと気が付いた時です。更に勘違いオサレの一番の問題が柄物であることにも気が付きました。
老いを迎えようとして居るからだが教えてくれたこれから必要な服
若い頃は服の重さなど全く感じませんでした。
寒さもこんなもんだろう、、と我慢できるからだだったと思います。
ボディラインもそんなに気にならなかったのでどんな服でもOKのはずだったけれど。。
50に足を突っ込む頃に私の服に対する要求が
・軽くて羽織りやすいもの
・体を締め付けないもの
・体を隠すもの
・色々重ねられるもの
・洗濯しやすく、扱いやすいもの(追記:2020年コロナで洗濯回数が増加が理由)
に変化していきました。
からだが服に対する必要要素をフォーカスしてくれる、まさにそんな感じでした。
少しずつ勘違いオサレ道から脱却?新しく買うものも『ま、いいか』をしなくなる。
服の整理をし続けて、なるべく必要最小限に絞ると、これからの服の方向性・必要なモノが自分の中ではっきりと具体的になってきました。
今までノリで『あ、これ買っちゃおうかな〜』がほぼ無くなり、かなりよく考えるようになりました。
(それでも失敗はまだ有ります。汗)
必要なものは、”素材は〇〇、形は〇〇、色は〇〇、サイズは〇〇”と限りなくフォーカスするようになりました。
ウインドゥショッピングで”あ、これでいいかも”がだんだん少なくなり、慎重に試着。
ちょっとイメージが違うと買わないで店を出られるようになりました。
『ま、いいか』の妥協をせず、自分がフォーカスした条件に合うモノに出会うまでじっと我慢の子が出来るようになってきました。
その繰り返しをして行くうちに、「あたい、このこめっちゃ好きやねん」のメンツがすこ〜しずつ増えてきました。
自分なりにフォーカスした要素を満たすものたちなので、昔のように心に燻っていた妥協からくる不満が無くなり、少ない数でも不満が出なくなりました。
不思議なもので、燻っていた不満がなくなると、”とにかく買っちゃえ!”の気持ちがシュワワ〜と小さくなって消えていきました。
自己満足でも自分が十分納得して気に入った子たちで身を包むと満たされる。。。こ、これがオサレの幸せ感かっ!!
新しいこれからの自分オサレ道
これからの自分のオサレは”人ウケも関係なし”。
流行もあまり乗らなくてよし。(ちょっとだけエッセンスは取り入れる)
自分が必要性を感じてアップデートする。
モノをよく考えて入手するから少ないモノたちで案外シアワセ。
遊び心は小物で表現を心掛ける。
というところに着地しつつあります。
これからはなるべくこじらせずに少ないもので心豊かに過ごしていきたいな、と思っていますぅ〜。
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