後継なしの打ち切り世帯、仏壇が重荷になっていませんか?

打ち切り世帯の終活

本日の話はシリーズ終活、”仏壇”です。戒名に続き仏壇も無くたっていいじゃないか、というお話。仏壇を大切になさっている方を否定するとかそういう次元の話ではないので、これを読んで”腹立つ〜””地獄に落ちるわよ”と思われた方はここでそっとブラウザを閉じてくださいね。

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仏壇、義理親同居と共に仏壇も我が家にやってきた

義理父が存命の頃、義理父は本当は夫シンジさんに墓や仏壇を継いでもらいたがっていました。

しかし我が家は娘一人。

わたしが生きている間は責任を持ってお参りさせていただくけれど、お墓の継承、それは無理です、とはっきり伝えたことを記憶しています。

義理父もかなり悩みましたが結局亡くなる数年前の正月に、義理父から義理兄に正式に墓の継承を頼んだ経緯があります。

そののち義理父の認知症が進み、老老介護も厳しくなって同居を決めたのが10年前です。

同居から新居へ移る時、もちろん仏壇も一緒。

義理父が亡くなって7回忌が終わるまで我が家に婚家の仏壇はありました。

仏壇を義理兄に引き取ってもらおうと決断した義理母

義理兄にお墓を継承してもらったものの、仏壇のことについては義理兄から積極的なアプローチは一切ありませんでした。

義理母は私たちのことを考えて”そろそろ仏壇もあっちに引き取ってもらったほうがいい”と言うようになりました。

義理兄の性格からすれば墓はこっちでみているのだから仏壇はそっちでお願い、と言うことを言い出しかねないと思ったのでしょう(推測)。

後妻の義理母と義理兄は関係があまりうまくいきませんでした。

二人の間に、そして義理父と義理兄の間に何があったかはわたしもわかりません。

ただはやくから婚家を出て独立した暮らしをしていたのが義理兄でした。

まぁ継母とのなさぬ仲アルアルっていうところでしょうね。

義理兄の結婚式の時に義理兄の知人から”新郎は早くから苦労をして、、”と言うスピーチを聞いた時義理父の顔色が曇ったのを今でも覚えています。

そんなこんなで義理母も本当はあまり関わりたくない義理兄でしたが頑張って電話をしてくれ、無事仏壇は義理兄のところに引っ越していくことになりました。

最後まで義理兄は

”(仏壇は)もうすこしおふくろのそばでもいいんじゃない?さびしくない?”なんて言っていましたが義理母は

”いいのよ、写真があれば”と態度を変えませんでした。

私たちに後々起こるであろうトラブルから身を挺して守ってくれたとしか言いようがないです。

マジ、あざっす!ですよ。

こちらはその代わり?生身の人間を現在も365日お世話しておりますです。はい。

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仏壇、わたしには忘れられないトラウマ級の原風景がある

昔、通勤するバスでいつも通る場所がありました。”汚屋敷”です。

通りに面した古い平屋は鬱蒼と木が茂り、ゴミがうず高く溜まって居ました。バスから眺めるだけでも陰気なオーラが半端なかったです。

しかしある日取り壊しが決行されたのをバスから目撃しました。1Wはかかったでしょうか。
そして更地になったその土地に置かれて居たのは仏壇でした。

孤独死だったのか、強制撤去だったのか。どんな事情でそうなったのかは分かりません。

全てがゴミとなり、仏壇さえも大切にされず、蛇口だけ更地に突き刺さってその横に仏壇、、

この光景はいまでも忘れることができないほど強烈なトラウマ級のショットです。

墓も仏壇も用意をするのは容易いけれど、跡が無くなったらどうすんの!ゴミだよ、それもみんなに忌避けられる厄介な、、

この風景と震災の出来事が後継ぎ無し『打ち切り世帯の終活』のスタートになっていると言えます。

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後継ぎ無しの打ち切り世帯なら仏壇から解放されよう!勇気ある決断も必要

これをここまでお読みになってる方は少なからず夫婦二人だけ、又は娘ひとりの方、あるいはもしかしたらシングルマダムかもしれません。

継承者(息子)のいられる方は仏壇を手放すことすら頭にないと思います。

またお家がずっと続いている方はそれが誇りでもありますから。

それはそれで”継続は力なり”ですし、尊いことですからご先祖様大切にされてくださいな。

私も基本仏壇へのお参りは好きです。

心落ち着くし。

でもでも自分の終わりを考えたら仏壇すらバイバイ♪なんですよね。

我が家は義理兄がかろうじて引き取ってくれたのでラッキーですが、実際仏壇を処分するには『閉眼供養』をするのが一般的です。

大抵は仏具屋さんに依頼すればやっていただけます。

菩提寺があればそこに頼んでもOKですが、そう言う時は墓じまいとセットが多いので、お寺によっては嫌味の一つもいわれるかもしれません。

なので波風立てたくなければ仏具屋さんがアンパイです。

何もしないで大型ゴミに出せる人はそもそも悩んだりしないはず。

悩むから残ってしまうのが、、仏壇。

しっかしみんな会ったこともない『ご先祖』に縛られてますよね。

そもそも仏壇処分すると『ご先祖様って祟るんですか?』と言いたい。

ご先祖様はDNAの中にいるんですよ。

知らんけど(苦笑)。

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仏壇がなくても大切に思う気持ちは同じ、そこで提案する『エア仏壇』

形がなくても気持ちを寄せるコーナーがあればいいと思うんです。

実際我が家は義理母の部屋のチェストの上が『エア仏壇』になります。

盆フェスのときはこのようになります。

エア仏壇
我が家のエア仏壇でーす(盆仕様)

いつも小さい写真を飾ってなんかしら生花を生けています。(義理母の仕事)

しっかし近年高温注意報が出るほどの夏、盆かざりもきゅうり&なすのうし・うまはあっという間にダメになる、生花もしょんぼりなのでここは割り切って

お迎えのうし・うまはじいじが乗っていたプリウスのミニカーと折り紙の馬、お供えは干菓子のみ、真夏は和蝋燭にしています。最近はご先祖様用のバスのミニカーとか置いてます。

すごく邪道ですけど。。

ちなみに訪問者がお菓子を持ってきた時、初物を食べる時はいつでも先にじいじにお供えしてから我々がいただくようにしています。

何が言いたいかと言うと、

おもいをよせるには形式に縛られることはないんじゃないだろうか。

ということです。

時代は変化する、かたちも変化する。

後継がない現状を悩んでいないでおしまいにせず、行動してみると案外どってことなかったっすよ、と言うことがいいたいです。

打ち切り世帯の方、お盆の時期に夫さんとしみじみこれからの事を話し合ってみてはいかがでしょう?墓のこと、仏壇のこと、戒名のこと。

あなたはそう言うけど、私長男の嫁なの、そうなんでもうっちゃれないのよ!

というかたも沢山いらっしゃるのは百も承知です。

まぁ、わたしはこうしました、と言う一例で読んでいただけたら嬉しく思うグリコール・グリコです。

意外と自分を縛っているのは慣習とか習わしや人の目だったりすることが分かったりして。

でもね、誰かがなんとかする時代は終わったことだけは心の隅に入れておいて損はないかと思いますぜ。

コメント

  1. もず より:

    グリコさん
    おつうさまも、じいじ様も、口には出されないけど、色々ご苦労がおありだったのですね。うちも母が兄たちにとってはなさぬ仲だったので、色々ありました。
    グリコさんがおつうさまに尽くされるお気持ちがわかった気がしました。もちろん気持ちがあっても簡単にできるものではなく、本当に頭が下がります。

    仏壇、これは父が処分しました。母亡き後、さっさと実家を更地にして福岡にやってきた父ですが、それまでは仏壇を大切にし、家の存続を何よりも大切と思ってきてました。が、晩年何かが振り切れたのだと思います。(家のための孤独より、実、つまり娘の近くにいる安心と楽しさを取ったのだと思います。)
    仏壇の中のものは福岡に持って来て、父亡き後私がお寺に預かってもらいました。コロナで墓じまいも早まり、2年後に片づけました。
    檀家総代をし、生前法名までもらった父が、仏壇の処分をする時「庭で焼いたらいかんかのう?」と言った時は、この人やはり阿弥陀様は信じてなかったのだと確信しました。
    さすがに規則違反なので反対し、引っ越し業者に別途支払いをし、引き取ってもらいました。
    あれほど檀家制度がらみでバトっていた私たちを知る友人たちは、庭で燃やす発言に、驚きつつ「やっぱ、信じてなかったんやね。」と爆笑してました。
    グリコさんが父のことをほめて下さったのは大変ありがたく、そして、そういう風に外面よく、なおかつ庭で焼くと言う発言の出る父は最強だったと懐かしく思い出しました。いないから懐かしく思い出せるのですが(汗)。

    今はグリコさんを見習ってチェストの上に写真を飾り、エア仏壇にして到来物を置いてます。本当に色々参考にさせていただいてました。ありがとうございます。

    • グリコール・グリコグリコール・グリコ より:

      すごく興味深い話をありがとうございます、もず様。
      なさぬ仲も似ていますね。お父様吹っ切れてくれて本当に良かったです。
      庭で燃す発想、豪快だ〜!お父様。
      もず様もそれまでの経緯本当に色々大変でしたね。良く潜り抜けられたな、終わらせられたなと思うと共に純粋に拍手したい気持ちです。
      エア仏壇いいですよね!
      こちらこそいつもためになる唸る話、ありがとうございます。

  2. あかね より:

    グリコさん しつこくすみません
    私、仏壇の事も悩み事のひとつで、グリコさんの言葉、ささりました
    父が、亡くなり、母と仏壇を探して、よくわかってない、母子は勧められるまま、そこそこでっかめの仏壇一式を買ってしまいました
    まだ、シンプルモダンな仏壇が、一般的ではなくよく見かけるタイプです
    やたら、重たくて、これ娘いらないよなぁと最近思い始めました…遅いけど
    お墓の引っ越しと共に仏壇も小さめで、すっきりしたものに変えて位牌もひとつにしたいと思ってます
    進めない原因のひとつが、開眼供養とか、自分では、できない厄介な決まり事が、あるからなんですよね…はじめの一歩がなかなかでない
    私の実家は、私の一存ですべてOKなので、頑張って進めていくつもりです
    まだ、まだ、難問が…控えてます
    グリコさんが、言ってたあとは野となれ山となれの心境です

    • グリコール・グリコグリコール・グリコ より:

      おはようございます、あかね様。
      お寺さんと関わりたくないならサクッと仏具屋さんに閉眼供養を頼んで引き取って貰えばいいです。
      向こうも商売なので大丈夫♪
      ご存知と思いますが、、ご位牌は『繰り出し牌』というタイプがあります。ググってみてください。
      婚家のタイプがそれで6〜8枚重なり故人の命日に合わせてその繰り出し牌を表に出すというものです。
      死者が出ると(この言い方不遜ですね)繰り出し牌を一枚仏具屋さんに持っていき戒名など書いていただけます。一枚8000円〜1万円くらいかな?今の相場は。

      ご実家のことはあかね様が一存で決めていいということなので、あせらず自分の気持ちを良く確認して進めればいいと思います。
      お仏壇のことも特定宗教に深く帰依していないのであれば、あまり不安に感じなくてもいいかと。
      ”墓・仏壇・戒名こそ〜すべき”から自分を解放する事柄ではなかろうか、と個人的に思います。
      昔からの決まりごとにはそれなりの道理もありますが、檀家制度や家督制度は仏教にのっかった当時(江戸時代)の政治的意図が反映されたものです。
      死んだ先は誰もわからないからみんな不安になる、その不安を解消させるため、自分を納得させるために祈りの場所があります。
      幼くして亡くなった子が水子霊になっているから供養せよとか、ご先祖を大切にしないからあなたが現在苦しい目に合っているのだとか、因果律で道理を説く人もいますが
      大切にしていないと思っている自分が自分を責めているだけに過ぎないのではないかと。
      んなこといったら人類が誕生してからずっと人間は死んだ人に支配されたままっすよね。
      わたしは自然葬を広める旗振りでも仏壇処分を勧める旗振りでもなんでもないのですが、いまだ家督制度で苦しい思いをしている人がいるのはどうなんだろう?
      とおもい、自分の体験をオープンにしています。
      どうかあかね様は自分が納得する方法を選んだらそれを後悔せず、これで良かった、ああ安心と思っていただきたい。
      公園墓地にして良かった、仏壇も繰り出し牌と今時のおしゃれなおりんにして良かった、お家がすっきりした♡
      そのように気持ちを軽くできたら素敵だな、と思います。
      自分の代でチェンジできる喜びを感じて物事をすすめられたら難問もたのしい問題になるのではないかなぁと。
      少しでもお気持ちが軽くなれますように♡