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沢野ひとし著”じじいの台所”を読む

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沢野ひとしさんの”ジジイ”シリーズ、「ジジイの台所」が出ました。後期高齢者の紐解く台所にまつわるエッセイ、楽しいです。

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目次

後期高齢者が語る『台所』エッセイ

前作「ジジイの片付け」もそうですが、過去と現在を行ったり来たりしながらもじんわり沁みる本です。

今回もわたしの勝手な妄想から本の紹介をしたいと思います。

沢野さん、前回の本評判が良いですよ〜。ジジイと開き直るところが良かったようです。それで、、やはり沢野家のキッチンが頭から離れないのです。片付け本も元はと言えばあのキッチンの景色から始まったことですし。どうです、キッチンいや台所にまつわる話を書いてみませんか?

なんて文言を編集者がメールやLINEあたりで送ったかは定かでないものの、穏やかそうに見える沢野家の台所にもその人の歴史と来し方があるのでした。

ジジイの台所、ちょっとノスタルジックな風も吹く

相変わらず、ジジイが主語で始まります。

中身はイラスト付きエッセイが17編と前回同様100文字コラムで構成されています。

ページをめくるとさっそくコックピットのようなコの字型のカウンターキッチンの写真が。

もちろんカウンターには何も置かれていないです。

読み進めると沢野さんも台所用品は厳選した上で『収納』しています。

木製の引き出しの収納のコツも書かれていて、片付けの極意もその中にあり。

ページをめくると、お弁当の写真が見開きであり、家に居る時もお弁当を作っているそうです。

グリコ

自立している!素晴らしすぎる。

こんなジジイなら365日家にいても良いとさえ思います。(あ、やっぱりイヤ、笑)

今回は台所にまつわる沢野ファミリーの話も書かれていて郷愁の念を誘います。

沢野さんの子供の頃の思い出話は読んでいてちょっと胸がキュッとなります。

家族の話ってちょっとカカオ多めのチョコレートみたい。

一定の年齢になると、人って昔を辿りたくなるのかな。。

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「後悔の料理教室」はまるでホラー

定年後の男性にぜひ読んでほしいくだりは「後悔の料理教室」の話です。

料理は美味しい方がいいけれど『うまい話』は全くおいしくない。

ライトな読み物なんだけれど、ゾッとしました。

今まで料理上手!と夫シンジさんをおだてていましたが、”料理教室に通う”という選択をしたら全力で阻止しようと思いました。

そんなことがある訳はない、と思ったらダメ。

人間、魔が指すということは往々にしてあるものです。

下敷きになる実話があったのか、全くの創作かはわかりませんが、定年後の世の男性は割と無防備なのかも。

ぞ〜〜〜〜〜。(滝汗)

妻の料理嫌いエピソード満載(笑)

今回は沢野さんの妻が「料理が嫌い」と言うことを暴露しています。

この本が出版されるにあたり、内容についてパートナーの同意が得られているか、甚だ疑問ですがとにかく楽しい。

「妻の台所」の話は、調理家電の末路は我が家も似たり寄ったりだからです。(笑)

もしかしたら便利そうな調理家電の末路はどこの家も同じなのかもしれません。

また、お取り寄せの話や道の駅の話など他所の家の話なのだけど、どこか共通項が潜んでいてふふふ、とほくそ笑んでしまうのです。

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ジジイの台所、どこから読んでも楽しめる

ジジイシリーズ、お堅い本を読みたくない時や寝る前にちょっと本を読みたいな、と言う方にオススメです。

勝手にシリーズとしましたが、これからもジジイ、語ってほしいです。(笑)

個人的には100文字コラムを集めて365日ひめくりにしてくれたら嬉しい。

本日はブロ友もず様が推し!の『ジジイの台所』というの本の話でした。

内容を引用せずに感想をアップするのは至難の業でしたが、ちょっと奥様この本面白いですわよ、と、紹介してみたグリコール・グリコです。

宜しければ、是非。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました〜。

さ、参加してたりします。。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • おはようございます、グリコ様

    片付け上手な沢野さんの台所事情が出たんですね!。
    この年代のおじさま、私の通う教室でもたまにお見かけします(^^;)。沢野さんがなんて書いてらっしゃるのか気になる気になる。

    家事能力の高い夫の存在はありがたいけれど、ずぼらな私はちょっと苦しくなってしまいそう。70点くらいだとちょうどいいかなあ…。

    我がオットは家事能力(特に片付け掃除系)ゼロ、いやマイナス。期待するとこちらがストレスなのでほどほどのところでスルーですかね…。割れ鍋に綴じ蓋な夫婦です。

    • こんにちは、LEE様。
      是非図書館で予約してみてください!笑える話あり、ほろり郷愁を誘う話あり、そしてまさに料理教室で見かけるおじさまのホラーに近い話あり。
      沢野さんもキチキチっとしすぎている訳ではないけれど、それなりのこだわりはあるようです。
      奥様が料理嫌いってのがちょうど良い感じなのだと思います。(笑)
      我が家も破れ鍋に綴じ蓋夫婦なので相互補完になるといいけれど、、料理をしても片付けまでいかない典型タイプです。
      沢野さん老境に入りお食事はシンプルですよ。座右の調理本も巻末に紹介されているのでそこも面白いかも。
      次は何がテーマになるか楽しみです。ふふふ。

  • グリコさん

    読まれたのですね!後から考えたのですが、お取り寄せ、私もやってました。ちょうど30歳の頃、大物プロデューサーの妻にして元アイドルグループだった人がお取り寄せの本を出され、可愛いイラストとエッセイに魅了され、色々取り寄せました。その結果彼女と私は味覚が違うと言うことを悟り、お取り寄せをしなくなりました。沢野さんの本を読むと、ちょうど今の私くらいの年代で暮らしの軸みたいなものが決まった感じがあり、面白いなと思いました。奥様の家族を喜ばせたいと言う熱い思いが家電調理器に向かい迷走していくのがわかるなあと思いました。
    片づけの本もそうですけど、軌道修正にいい本だと思います(笑)。

    • 読みましたよ〜もず様。ありがとうです〜ふふふふふ。
      沢野さん茅の舎のだしを推していたけど、、確かに美味しい。
      けれど塩が入っているのですよね。あとややお高めなのでちょっと足踏みです。
      そそ、沢野奥様、家族を喜ばせたい気持ちはたくさんお持ちなんだなって伝わります。
      料理は買って喜んでくれるなら、道具でカバー出来るならって思っちゃいます。自分と同じ同じ。わははは。
      沢野さんのお母様の話、雪の降る街を〜♪とからめての斜陽していく家業の様子はズン、、ときました。
      この本シリーズ化ですね♡

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