電力の逼迫も言われている昨今、卒FITの時期に差し掛かっているので今後太陽光発電をどうするかを考え、蓄電池を設置することにした我が家です。
太陽光発電の固定買取期間(10年)が終わる、卒FITの方向性を考える
以前これからどうしよう?と考えていた時の記事がこちら。↓
この時、卒FITの考え方は4つあると書きました。
一つ目は昼間運転エコキュートを使って貯湯、災害時は生活用水として使用するというもの
二つ目は家庭用蓄電池を使って余剰電力で充電、夜間に利用。災害時の電源確保
三つ目はV2Hシステムを使って電気自動車を蓄電器として利用する方法 災害時は移動手段の確保と電源の確保
上記三つはなんらかの設備投資をしなければいけません。
四つ目はそのまま何もせず東電以外の電気小売業者に売電をするという方法です。
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電気料金や再生可能エネルギー賦課金単価の値上がり
電気料金が4月から値上がりしたのは皆さんご存知かと思います。
基本料金はあまり変動しないものの、使用料の単価は年々高騰してきています。
東日本大震災前は深夜電力がお安くなっていましたが、今では逆に値上がり傾向です。(およよ、、)
そして見逃してはならないのが再生可能エネルギー賦課金です。
2012年の再生可能エネルギーを促進させるための賦課金が0.22円だったのが2021年では3.36円です。
なんだこのくらい、、と思うでしょうが3.36÷0.22=15.2727…..とこの10年で15倍なのです。
昨年度の賦課金が2.98円くらいだったのですが2021年は3.36円円に値上がっています。
一番使う冬場の電力量は4人家族ガス併用にもかかわらず518kwh、(汗)この値段だと今年は再生可能エネルギー賦課金1740円になります。
国はカーボンニュートラル(脱炭素)に舵を切っているので、再生可能エネルギー賦課金は今後も値上がりするでしょう。
燃料調整費はマイナスとなっていますが、これは脱炭素とはいえ今後の社会情勢いかんで変動があると思います。
売り電の買取単価43円の頃は使用電力が多くても晴れていれば買取値段が良かったので相殺やプラスに転じることもありましたが卒FIT後は買取価格も暴落、2021年の東京電力の買取価格は8.50円/kWhです。
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電力の逼迫や大規模な自然災害が控える日本の現状
経済産業省の”2021年度夏季及び冬季の電力需給の見通しと対策について”では、
広域機関の見通しによると、厳寒H1需要に対し、中西6エリアでは2月の予備率が最低限必要な3%となっており、東京エリアでは予備率3%の水準を下回っている。
2021年度夏季及び冬季の電力需給の見通しと対策について資料P29各エリアの冬季需給見通しより抜粋引用
この資料を見る限りでは節電の呼びかけはずっと継続、予備電力率が3%を下回る電力の逼迫がくれば、段階的に需給ひっ迫警報→無理のない範囲での節電のお願い、節電要請(数値目標有/無)→警報発令・節電要請等を行った後も予備率が1%を下回る見通しの場合→計画停電の実施を発表、とあります。(同資料P26より参照抜粋)
自分の目で情報を確かめることも重要なので是非2021年度夏季及び冬季の電力需給の見通しと対策についてを一度ご覧になってください。
2022年度以降に向けた構造的対策の基本的な考え方では2050年カーボンニュートラル実現のためどう構造的に解決して行こうか、なんてことも書かれています。
国がここまで警戒していることに加え、近年の自然災害の規模も大きいことも気になります。
線状降水帯や規模の大きな台風そして地震と、自然災害で電気がストップすることも大有りです。
卒FIT 電力確保の自衛手段として蓄電池設置
上記の現状をよく考え、太陽光発電を設置しているので安心の保険と考え蓄電池を設置する結論に達しました。
依頼するのは我が家を建てたハウスメーカーさんです。
蓄電器は互換性等考えてソーラーパネルと同じ会社のシャープさんのものにすることにしました。
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蓄電池、特定負荷か全負荷か
太陽光発電と蓄電池で日頃は余剰電力を貯めて自家消費。
足りない時は今まで通り東電から電力を購入。
それは理解したのですが停電時にどうするか?です。
停電時の電気の使い方には特定負荷と全負荷があることがわかりました。
特定負荷とは停電時あらかじめ決めた専用配線のみ電気が使えるというものです。
24時間電気が必要になるのが冷蔵庫なので、おのずと場所はリビングのみとなります。
全負荷だと停電しても分電盤に電気を供給できるので家中どこでも電気が使えます。
我が家はwifiのルーターが2Fにある関係上、全負荷を選ぶしかないかな?と思っています。
蓄電池、悩むのが容量。9.5kwh?8.4kwh?6.5kwh?
費用のことを考えなくていいのなら迷わず9.5kwhですが、、パワーコンディショナーも交換して諸々費用を概算するとザックリ300万超えです。
それだけならいいのですが、5年後の15年点検では多分お家の防水のメンテナンス費用が300万ほどかかる予定なので安易9.5kwhにします!とはいえないのが我が家の懐事情でもあります。
私の予想では蓄電器はたぶん6.5kwh(約270万位)になるのではないかな〜と見積もっています。
そして全負荷にしてどの部屋でも電気を使えたとしても24時間じゃんじゃん使えるわけではありません。
真夏や真冬といった季節状況で使用する家電製品の数状況はかなり変わってくるし、もちろんソーラー発電なので天候にも左右されるし、停電の深刻度からも変わります。
蓄電池があるから通常生活が出来る、というより
という使い方が現実的なのかな〜と思っています。
だから実際に災害時はリビングに集合、冷蔵庫だけは電気が切れないようにして、部屋ではランタンで明かりを、情報が取れるようにルーターを稼働という電気の使い方かな?
今イメージしているのはそんな感じです。
(ただし高齢義理母がいるのでその部屋だけはエアコンを使うって感じでしょうか。)
停電時、全くないよりちょっとだけ助かる、それが蓄電池、、くらいに思っておいた方がいいでしょう。
一番いいのが多分V2Hの設備投資(電気自動車から電気を供給するかたち)。
でも電気自動車が普及する頃には免許も返納している可能性が高いので(汗)、今回は蓄電池にします。
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おまけのつぶやき。。生きるって結構大変だぁ。
土地付き一戸建てを所有しているというのは幻想で、実は生きている間、国からその土地の使用権を承認され固定資産税という対価を払い家を建てているだけにすぎないのかな〜とも思えました。(滝汗)
モノを所有するって改めて結構大変なんだなぁ〜と実感しました。(今頃かっ)
いっそのことキャンピングカーでロードムービーのようにあっちふらふら、こっちふらふらと暮らしたい。
でも現実はそうなったら住民票は?税金は?健康保険どうするの?トイレ付きのキャンピングカーの場合のし尿処理はどこでするんだ?車庫証明っている?などと超えなければいけない現実がいっぱい出てきます。
そんな妄想をもやもや考えながら定住者としてのベターな道を模索するグリコール・グリコなのでした。(苦笑)
おばかですねぇ。。
また話が進みましたら卒FITの蓄電池こんな感じですって報告できると思います。
蓄電池設置を検討の方は一つの事例として読んでいただければ、と思っています。
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