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直しても使いたいものはある 金継ぎという方法

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お年頃女史の皆さんは服と同じで食器もかなりお持ちかと思います。わたしも何回も見直して服・食器とも減らしてきました。大抵はNPOのリサイクルショップに寄付してしまうのですが、お気に入り・思い入れのあるものは直して使うようにもしています。今日は直して使う「金継ぎ」のお話です。

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目次

食器、よく割る・よく欠かす

食器の見直しは何回もやっていて今年も精査して減らしています。

以前は螺鈿チェストいっぱいに食器が入っていましたが今はその1/10くらいになりました。

食器、、実はよく割ったり欠かしたりします。(汗)

お茶碗や皿はもう消耗品扱いで割ったらすぐ買い替えるように割り切っています。

けれどお茶に関するものは割と愛着があってすぐ捨てるよりは直す方が多いです。

金継ぎができる陶器屋さんを見つけて

市内に金継ぎができる陶器屋さんを見つけて以来、そこで直してもらうことが増えました。

本格的な金継ぎではなくケミカルな金継ぎなのですが普段使いのモノなのでそれで十分です。

今まで直していただいたものはこちら。↓

湯呑みが圧倒的に多いのですが『縁』を欠かしてしまうので直せるうちは直して可愛がっています。

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金継ぎで直す、暮らしの道具

今回は娘が友人から誕生日プレゼントで頂いた波佐見焼の湯呑みと長年懸案だった古道具を直してもらいました。

金継ぎで直す湯飲みと徳利

この波佐見焼、使っているうちに模様が浮き出てきて良い感じになった時に縁を欠かしてしまいました。

金継ぎに出したのが3月で連絡が入ったのがつい先だっての8月某日。

湯呑みは紺地にポチッと金が入ってなんとも良い感じになりました。

古道具の九谷の徳利は花器がわりにでも使おうとダメ元でもっていったらなんとか直していただけました。

縁が欠けてヒビがはいっていたのですが、ヒビの部分は金継ぎが『藻』のように見えないでもない。

復活です。

ケミカル仕上げなので修理代は娘の湯呑みが1000円、古道具の徳利が2000円で済んでしまいました。

素直に嬉しいです♡

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暮らしの道具との関係、愛着と執着の微妙な狭間

すんごく好きだから直してでも使いたいという愛着と、これは捨てられない、だってね、、という執着がモノにはつきがちです。

それぞれにそのストーリーがあるからそうなるのですが、後者の方はわりと『買った時高かったから』という理由が多いように思います。

どちらが良くてどちらが悪いってことはないのですが、すぐ諦めて他に移れるものと移れないものが人にはある、、。

今回はその諦められない気持ちを大切にして直して使う方を選びました。

金継ぎで再び活躍の場が得られてこころなしか器も嬉しそうです。

グリコ

使うぞ〜♪

直してでも使いたいモノに囲まれたい

よく一生モノですって触れ込みで手に入れてしまうものがありますが、基本『一生モノ』なんてモノはないとわたしは思っています。

形はあるモノはいつかは壊れます。

壊れる大前提でモノを使うわけですが、好きがまさって直してでも使い続けたいモノってやつも出てきたりします。

そういう時は逆に気の済むまで修理して育てて使い倒したいと思います。

手を尽くしてそれでもダメだった、、というものは心の底から『使い切った』と自分でも諦めがつきますから。

納得の手放し。

今残っているものもそうやって直しながらでも使っていきたいモノばかりにしたいなぁ〜と思います。

そう思うとモノの精査もまだまだ甘いな〜と思います。

直してでも使いたいモノばかりにしたい。

金継ぎでそんな妄想にとりつかれるわたしは”ただのもったいないオバハン”なのかもしれません。

値が張る高いものはほぼありませんが自分の『好き』を見極めるのに『直してでも使いたいか』というところが今後の暮らしの基準にもなってきそうです。

修行の道は長し。

歳を重ねて暮らしの道具との対話上手になれたらいいな、と思うグリコール・グリコです。

『好き』を極めたいよ〜。

さ、参加してたりします。。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつぞやはありがとうございました。
    私も使ってますよ~、あの食器たち。

    グリコさんとこの食器たちもとても素敵ですね♪
    「大切になすってください」
    という中島先生のセリフが浮かびます。笑

    • こんにちは、kaorun様。kaorun様のお持ちだった食器は大切な思い出の品ですからね。
      蘇って良かったです。
      高価なものではないけれどもう一度甦らせたいかわい子ちゃんってありますものね。
      むつかしいけど自分の中の大切な核のようなところで線引きされるのかもしれません。
      でも厳選はする!(大笑)

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