もうすぐ実母の命日が来ます。アラ還になると身近な人やペットとの別れなど多かれ少なかれ死別の場面に遭遇するのではないでしょうか?今日は死別後、こころにかかっている霧を晴らしてくれる本を紹介します。『命日占い』です。
死別後のグリーフワーク
私はとおに両親と死別しました。
それからもうウン十年経ちますが自分で自分のグリーフワーク、哀しみとどう向いあったかのか思い出してみました。
死別後、まずは生前両親に関わった人から話を聞いて母が生きいた足取り、父が生きた足取りを辿りました。
歳を取ってから生まれた子供だったために、私と出会う前の両親について知りたかったからです。
実父は本以外の持ち物は少なかったので書き留めていたノートを読みながら何をどのように考えていたのかを辿りました。
実母との関係はかなり濃厚なものだったので、実母の死は自分の中で決着がつくまで時間がかかり、母の持ち物を処分するにも時間薬が必要でした。
母が亡くなってホヤホヤのころは良く、せめて電話でいいから話がしたいと思ったものです。
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実母からもらった螺鈿の家具を手放した時ふと実母はどう思っているのか知りたくなった
実母からの卒業を具現化したのが螺鈿家具の手放しでしたが、お母さんは本当のところどう思っているのだろう、と知りたくなりました。
Kindleで本を眺めていたら(ブス界へようこその続きが出ていないかチェックしていたのです。笑)偶然目に飛び込んで来た本がありました。
それが『命日占い』の本です。
命日占いとは?
お別れした後でも、故人とのわだかまりは解くことができます。
愛する人が亡くなった日があなたに語ることとは?「命日占い」とは、大切な人が亡くなった日の星の配置をもとに、あなたの人生の意味をうらなう、「誕生日占い」とは”真逆”の占いです。
命日占い かげした真由子著 トップより引用
実際には自分の誕生日星座と亡くなった故人の命日の星座の関係性を示す10個のキーワードに基づいて象徴的な言葉が紡がれています。
私と母の命日で出たのが「天の川」。
私と父の命日で出たのが「未来列車」。
私と3代目ニャンコの命日で出たのが「こだま」でした。
どれも素敵なキーワードですよね。
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命日占いそれは10個の象徴的なキーワードに沿ったこころがほっとするグリーフワークだった
10個のキーワードにはそれぞれキーワードの基本の意味からはじまり、命日が残したあなた自身の「課題」、「鍵」、故人からのサイン、もしも悲しみにのみこまれそうになったら、、など小見出しがあります。
とにかくダメ出しではなくああそうなんですね、、そう思って良いんですね、と自分のこころを許せ、自然とこころの中の硬い塊が溶けていくような文章・言葉ばかりでした。
「占い」とはいうものの、完全にグリーフワークと言って良いと思います。
今回は自分の行動(母がくれた家具を処分すること)をなにか何処かで肯定して欲しいきもちがあったらこの本を読んだのだと自分で自己分析しています。
私はKindleの電子書籍で読みました。
「命日占い」はここで冒頭100ページ分無料で読むことができますので興味のある方は是非読みに行ってください。
「命日占い」親しい者たちとの死別で実はひっそりこころを折りたたんでいる人こそこれを読んでちょっとほっとして欲しい
この著者も知り合いでは有りませんし、宣伝でも有りません。
けれど「イタコの口寄せ」ではないけれど、故人の気持ちを知りたい、という思いはあります。
今回は丁度実母の命日に近いタイミングで家具を処分することになり、その行動は実母にも(もう死んでるのに)がそれで良かったのかとっても知りたかったのです。
これを読んで安堵できた、というか、どのキーワードも実にすっきり自分の中に入ってきました。
(そしてなんかドンピシャだった)
悪性リンパ腫で早くに虹の橋を渡ってしまったニャンコとの関係性も知れてこれも霧が晴れる思いでした。
なので実は今も親しい者(もちろんペットという家族もそうです)との死別でひっそりこころを折りたたんでいる人こそ、これを読んで改めて自分のこころのグリーフワークケアをして欲しいな、と思っています。
というわけで本日はちょっと特殊な本の紹介でした。
小心者なので何かの後押しが欲しい時もある、、グリコール・グリコでした。
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