え〜この歳になって『お茶』を習うことにしたのですが、、早速色々やらかしました。シニアの手習、穴がいくつあったも足りないです。。。
緊張して臨むお茶のお稽古
前もって『帛紗・お扇子・白靴下・お懐子』だけ用意してくればいいですよ、と言われていたので自作の数寄屋袋に一式をいれて緊張しながらマダムのお家に行きました。
ご近所ながら中まで入るの初めて。
純日本家屋で玄関の入り口が高いわ、通されたところは控えの間だわ、お茶のお稽古をする和室はザ・日本間だわ、水屋まであるわ、庭も和風の作りだわ、もう同じ居住地なのに京都にワープでした。
挨拶もまともに出来ない自分を知る
姉弟子様が到着する前に挨拶の仕方を習いました。
挨拶にも3パターン(真・行・草)があることを齢60過ぎて知るシニア。。
座礼・立礼を学びました。
そのあと足の運びなど教えていただきました。
意外と難しいな、と思ったのが立ち上がり方。
両手を膝(ふとももあたり)に置いたまま右膝を立ててスッと立ち上がるのですがこれが結構キツイ。
今度行くときはウエストニッパーでもしていこう。。。
エキゾチックジャパンにあちこちキョロキョロ
床の間のしつらえには読めない四文字漢字の書(恥ずかしい)、横には庭で咲いたという咲きかけの芍薬に露が払って一輪活けてありました。
あ〜シズル感、これが『お・も・て・な・し』
ってことかぁ、、と思いました。
4月だったので炉があり「透木」を置いて平釜でした。(そういうのは分かる)
蓋置きは五徳。お棗は柳の柄でした。
どちらかというと『お道具』の方に興味関心が強いので出てくるお道具に心惹かれました。
遠目から茶杓の”かいさき”が山になっているのがわかり、玄々斎かな?と推測。(聞けなかった)
もちろん茶杓には銘が入っていました。(後で詳しく伺ったらお稽古用の様々な茶杓モデルということでした)
姉弟子様の棚があるパターンの通し稽古を拝見させていただきながらお薄と濃茶を初体験。
とてもスマホで写真を、、なんてできる雰囲気ではありませんでした。
お茶席でのことは脳裏に焼き付けるしか無し。
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お茶席でのやらかし その1腕時計&アクセサリーを付けていった
大切なお道具を触るので指輪はNGだろうというのはなんとなく分かっていたのですが、自分の都合で時間を気にしながらのお稽古だったので腕時計をしていきました。
が、それはNG。
ワンピースの前開き部分が寂しかったので小ぶりのぶら下がらないネックレスをしていったらそれもNG。
ピアスもNGでした。
ピアスは普段はスタッズなのですがなんせ5つも付いているもので目立つ。
バレました。(ヤンキーかよ)
『前もっていうのを忘れてしまってごめんなさい、』と言われながら先生からダメ出しをされました。
”お道具を大切にするこころ”からくる『お道具を傷つけ兼ねない装飾品はNG』は理屈にかなっているのでそうだろうな〜、と納得。
逆に言われなかったら全く相手にされていないって事だろうなと都合よく解釈しました。
わたしのこころ、太い。。(笑)
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お茶席でのやらかし その2 帰ってから気が付く回ってきた黒文字箸が菓子切りと思い込んでその一本で菓子を切り食していた
その日は姉弟子様2人とわたし、の3人がお稽古に入っていました。
一人の姉弟子様が通しでお手前を稽古され八寸に生菓子が入って回ってきた時、黒文字箸が添えられていました。
その時心の中で
すげーゴンブトの黒文字ジャン♪サスガ本格的。。。
なんてただただど素人丸出しでおもむろに黒文字箸の一本を手に取り菓子切りとして使いました。
あとから届いた本をみたら
菓子切りじゃなくて生菓子を取る箸ということが判明!!!
10メートル位穴を掘りたくなりましたぜ!!!
おねがい!その場で言って!!違うと言って!
お茶席でのやらかし その3濃茶を飲んでその日は眠れなくなる
調子こいて濃茶まで頂いたんです。
先生は心配そうに”無理だったら残して構わないですよ〜”とおっしゃってくれたのですが、”薄いも濃いも受けて立とうじゃないかぁ〜”的な感じで濃茶を駆けつけ一杯。
先生が”わたし、濃茶を飲むと目がランランとなって夜遅くまで眠れなくなるのよ〜、”とおっしゃった通り、、眠れなくなりました。
気付け薬代わりに良いって事が分かりましたよ。。。
気をつけよう、午後の濃茶。。。
シニアの手習、帛紗使いも帰ってからすぐ忘れる、、記憶のメモリ残量ほぼ無し
帛紗の広げ方、畳み方も横に先生がついて教えてくださったものの、、家に着いたとたん頭が白紙になりました。
本当に新しいことが脳に記銘できなくなっている自分に滝汗です。
そんなこともあって本を買いました。
つ、次のお稽古までに練習を、、しよう。。。
薄い淡交テキストはどちらかというと寝る前に眺めるために現在毎月購入しています。
読むのでは無く、、眺めるの。。
お稽古は月の終わり頃にあるのでこのテキストを眺めていると、次は風炉に切り替わるんだな〜とちょっと予習もできます。
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お茶道、ルールが細かいけれど歌舞伎の型と同じと思えば洗練された形の最短ルートであることもわかる
お茶道はなんか細かいルールがあって難しそうってわたしもずっと敬遠していました。
ただ何百年も続いている『道』は洗練されている。
歌舞伎の型に似ています。
ややこしく見える事でも実は『型』が最短ルートなんだなって、お手前を拝見して気付きました。
基礎・基本大事!
これが身につくかは別として洗練された動きが少しでも出来るようになれば、日々の暮らし方もきっと変わってくるでしょう。。たぶん。
せめてお稽古の時はヤバいとかマジとか言わないようにしようと思います(レベル低っ!)
というわけで本日はわたしがやらかしたお茶席での失敗を披露いたしました。
次回もきっと大きな穴を掘るであろうグリコール・グリコです。(笑)
本日も最後までお読みくださりありがとうございました〜。わはは。
コメント
コメント一覧 (2件)
ふふふ、楽しく拝見させてもらいました。大体、皆さま経験される
のではないかと思います。自慢する訳ではないけど、私なんかもっと
あるかも。そして今も・・・色々やらかしてます(笑)
グリコさん、お裏さんなのね。嬉しいわ。
そしてこんなテキストがあるの知りませんでした。覗いてみたい気分。
私「なごみ」を毎月買っています。
おはようございます、まるたけ様。お返事遅くなりました、ごめんなさい。
もうやらかしまくりであちこち穴を掘れるのであれば掘りたいくらいです(滝汗)。
まるたけ様はやらかしても次に思いがけない展開をしてサプライズで人を喜ばせる形に変換できるのが素敵ですよ〜。
「なごみ」は上級者の読み物って感じがしました、違う?
淡交テキスト「茶の湯お稽古十二ヶ月」は写真が多いので「へぇ〜」って感じで寝る前に眺めています。
よむのではなく眺めるのがわたし。。。
薄くて私には丁度いいです。茶道ハンドブックは何故か「山と渓谷社」が出版しているんです。何故???