義理母つうさんが入院中に、葬儀屋さんから終活相談会のお知らせ通知が来ていたので、事前予約して行ってきた、グリコール・グリコです。
葬儀屋さんの終活相談会、家族葬の葬儀の展示や葬儀の相談受付をしていた
義理母つうさんは以前からバス通りから見える、駅そばの『家族葬ホール』でいい、と言っていたので、実際に足を運んで直接根ほり葉ほり話を聞いてきましたぜ。
葬儀屋さんの終活相談、話はご遺体をどこに運ぶか、、から始まった
注意!もし、ここまで読んで、”不謹慎””不愉快だ”と感じた方はそっとブラウザ閉じてくださいね。
『ご遺体をどこに運ぶか?』そこから?!とビックリ!近年では家にご遺体を運ぶスペースがない、近所に知られたくない、という事で、連絡を受けた場所から直接『保冷室』に安置する事も多くないとか。
今まで私が見送った3人(親)はいずれも病院→自宅に一旦戻っていたので、そこを選択するところから話が始まるとは思わなかった。。。ううむ。
ちなみに、自宅にご遺体を置けないけれど、車を自宅経由しながらの(車窓からの自宅)保冷室安置、という事も出来るそうです。
家族葬、一般葬、違いは?
家族葬はごくごく身内のみ、いとこまで広がると一般葬になるんだとか。
明確な線引きはないものの、10人以下なら家族葬、以上なら一般葬になるらしい。
義理母つうさんの場合は、あの年代の親戚がほぼほぼ認知症なので、どのくらいの親族が集まるか、今の段階では未知数です。
夫シンジさんは会社には”家族葬でやるから会社の人はご遠慮いただく”旨を通知するつもり、、と言っていた。規模の線引きが難しいよ。
家族葬 葬儀予算、戒名をどうするか具体的な話に進むと、意外とお高い
葬儀予算はライトに全体で100〜150万くらいを見積もっていました。
多分小さいお葬式に収まると思ったから。。
でも、家族葬で一つ専用ホールを借り上げると逆に高いことがわかりました。
一番安くても葬儀屋の会員割引20%引きをしてもギリギリラインで70万。けど祭壇がショボいんだよね、、ちょっと。
絶対香典の即日返し案件も発生するし、食事代も人数に合わせて上がるだろうし葬儀だけで100万はすぐに跳ね上がりそう。。
そして葬儀にも消費税が、、義理母の時は10%だよ。これは大きい。。。
そこのホールは駅近な分、駐車スペースが少なく4台だけ。
その4台のうち、1台は『お坊さまの車が置かれる』という事で、先達ての婚家親戚の葬儀の時も親戚は皆車できていたので、同じ葬儀会社の駐車スペースが大きい一般葬の小ホールの方が駐車場も確保できるし、幾分安い事も判明しました。
貸し切りにしなくても良いや。。
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戒名、2019年南関東の相場はどのくらい?
2019年現在、南関東の戒名の相場は、居士、大姉ならお布施、お車代、食事代込みで53万円。
じいじの時はな〜んも考えずに払っていたけど(義理母が)、
(ちなみに我が実家は神道形式で行ったので戒名は無しでした)
53万円?!!!ただの戒名に???
『信女』にしたら33万円だって。。どっちにしてもボリすぎだよ。(だからお寺の住職さんは外車に乗ってることが多いのね〜汗)
香典返しに悩む
去年の婚家親戚の香典返しは後返しのタイプ。
当日は会葬礼状とお清め塩が付いたシンプルなものでした。
あとから香典の半返しで『カタログ』が送られてきたんだけれど、カタログって一見自由に選べていい感じなのだが、中身は全然大したこと無し。
ってか欲しいものが全然ないんだよね。。。
返って手間が掛かって負担だった。(あくまでも個人の感想です、選ぶのが楽しい人も居る)なので当日即返しの品のコーヒーとクッキーの詰め合わせを渡して、後日後返しの何かを百貨店から送ろう。。と思いました。
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葬儀屋さんの終活相談会から帰宅し、私の一存で決められない事も多々あるので、ぶっちゃけ赤裸々に本人と話をしてみた〜
こんなことを生きているうちから話すのもどうかと思ったんですが、生前に話を詰めておく事も必要かな、、と思い、保留案件を本人に相談しました。鬼嫁!
実はさ、葬儀屋さんの終活相談に行ってきたんだ、ぶっちゃけどうしたいか聞きたいんだけど、、いい?
いいわよ〜
案件その1 帰る場所
あのさ、まず死んでからなんだけど、、自宅に帰る?じかに葬儀場の保冷室に行く、どっちがいいかなぁ、、
自宅に私を連れて帰ると色々大変でしょ?もう、直でいいわよ〜
赤裸々すぎだよ!
案件その2 戒名の格式
戒名はじいじに揃える?大姉?それとも信女?
信女でいいわよ〜
案件その3 祭壇について
祭壇、一番シンプルなのだと寂しいから生花を脇にドドンと置こうと思うんだけど、好きな花ある?色とかは?
そうね、お花はあった方がいいかなぁ、、色はね、黄色と薄いブルーが好きよ。
”そう言えば、昔お茶の先生が亡くなった時、生徒さんでお花を送ったんだけど、一人どうしても胡蝶蘭にして!という方がいてね〜”なんて話も出ました。
じいじの時も鉢の胡蝶蘭が一対置かれたんだけど、その後、家でまんまと枯らした私。。
胡蝶蘭なくていい?
笑、良いわよ〜あ、鉢じゃなくて切り花もあるわよ(ちょっと心揺れる)
その他、香典返しは昔は風呂敷だった、、でも、今は風呂敷なんて使わないわねぇ、、とか喪主はシンジにしたいとか色々突っ込んで話ができました。
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事前に葬儀屋さんの終活相談に行って良かったと義理母と話す
ごめんね〜今からこんな話して。でも自分の終活も頭に入れて色々聞きたかったんだー
いいのよ、私もお任せする身だから。色々先に決めておいた方が私もみんなに迷惑かけないで済むので良いわ。それよりグリちゃん、私より先に逝かないでね!(そっち?)
明るく二人で葬儀の話を具体的にできたのが良かったです。縁起でもない話なので、なかなかしにくい話ですが、生前に葬儀について本人とざっくばらんに話す事も大切だな、と実感しました。。
その他 終活相談よもやま話
終活相談よもやま話1 火葬場ではペースメーカーが入っていることを事前申請しなければならない
これは聞かなかったら、わからなかった話。
なんでも過去に火葬時にペースメーカーが破損する事故が数件報告されており、(炉が傷んだり、火の塩梅を覗く人が怪我をした事例がある)故人にペースメーカーが入っている場合は火葬場に事前申請するそうです。
私も、私が死んだらペースメーカーどうするのか気になってたの〜でも申請したらどうなるの?
ペースメーカーがポン!とならないように火加減を調整するのかなぁ、?(汗)
会話が黒すぎる。。
そこんとこは謎です!義理母つうさんはもし病院で息を引き取ったら、できれば抜いてもらいたいな〜と言ってました。(でも現状はほぼ付けっ放しが多いそうです、、)
終活相談よもやま話2 今の骨壷や棺は結構凝ったものがある
展示されていた骨壷には花の絵をあしらったもの、骨壷カバーも四角いピンクやゴールドのものがあった。(凝りたい人は凝るんだろうな、、)
棺は女性なら淡いピンクに花の模様があしらってあり、男性なら淡い緑。中の枕や布団も同じ色で統一されていた。(もちろん骨壷、棺ともグレードの高いもの)
手元供養をしたい人のためには、アクセサリーや分骨用の容れ物なども展示。
葬儀屋さん頑張ってました。それらもスマホで写真に撮って、今、こんな感じだよ〜と義理母に見せましたよ。
終活相談よもやま話3 墓じまいの相談や海洋葬の相談コーナーも
墓じまいや新しい墓石のために石屋さんや海洋葬を行う業者さんもスタンバイしていました。海洋葬を行う業者さんのパンフだけもらってきました。
終活相談よもやま話4 最後にはエンディングノートをくれた
薄いノート形式のエンディングノートをいただいた。表紙には
エンディングノートについては、また別の機会に触れたいと思います。
今回、葬儀会社の終活相談にリアルに参加して、今の葬儀の相場も改めてわかったし、義理母の意思も確認できたのは収穫でした。
次回は”自分の時はどうしよう?どうしたい?”ゼロ葬が出来るのか、否かそこんとこを喰いついてみた報告の予定ですぅ〜。
打ち切り世帯の終活話はこちら↓
ゼロ葬の話
コメント
コメント一覧 (4件)
私事ながら、母が終末期の最後の数ヶ月は父と私で葬儀のことを相談していました。
申し訳ない気持ちと慌てて向き合うことがないようにとの必要性を踏まえてですが、
毎朝顔を合わせる母には複雑な心境でした。
でも自分だったら・・・と置き換えたら、恨むことも無いしむしろ粛々とやってもらって構わないと思えました。
父の時はその経緯や突然であったことから家へは戻らずに斎場の保冷室に3日間。
私は毎日通いましたが、他の選択肢もあったのかな・・・と思い返して胸が痛みました。
父は普段から『ピンコロ』がモットーで、人に迷惑を掛けずに旅立ちたいと常々言っていました。
延命も絶対にしてくれるなと遺言的な話も聞かされていて、いつも笑ってやり過ごしていましたがその日は容赦なくやって来ました。
私はそれに沿うように家族葬にもしたけれど、身内から非難されたりもしました。
終活やエンディングに向き合った時に、その人となりの生き方がハッキリ出るような気がします。
義母様とグリコさんって姑と嫁というより、同志のような親友のような感じがします。
情のある赤裸々記事、私はとても好感持って読ませて頂きました。
コンバンワ、ブラン様。
この記事を読んで、色々と思い出させてしまったらごめんなさい。けれど、書く事でブラン様の心が整理できたのだとしたら、、安堵します。
昔と違って自分が主体的に意思決定する時代になってきました。その分、色々な終わりの方法があって、延命拒否や臓器提供の有無なども自分が選ぶ時代になりました。
故人の意思を尊重したブラン様はしっかと、それぞれのニーズを受け取ったということですよ。変わり種の終わり方を選択すると外野はうるさいですが、それこそ”人は人、我は我”でお互い振舞わされないようにしましょうぜ〜。
>終活やエンディングに向き合った時に、その人となりの生き方がハッキリ出るような気がします。
そだねー。同感です。
死があるからこそ生と向き合える、そんな気がします。
最後の2文で勇気をいただきました〜まぁ、、変な嫁です(笑)。
私も目指す!ピンコロ!
こんにちわ。す、凄いです。読み入りました。
お義父さまエンディングノートに書きとめていられたのですね。
うちの場合は、私からプレゼントしたときはふんふんと聞いて
いましたが、ある時さらっと聞いてみたら「死ぬわけねえじゃないか!」と啖呵切られてしまいました。当然白紙状態でした。結果、何から何まで困りましたよ。闘病中から葬儀まで選択を悩むことが多かったです。読ませて頂きドキっとしたのが、死後、病院から葬儀屋まで直行したこと。せめて長年住んだ家の前を通ってあげればよかったかなあ。
こんばんわ、まるたけ様。
まずは今回義理父様の急なご逝去お悔やみ申し上げます。
ブログもアップはされているものの、コメント欄がクローズになっていたのでその後の諸々の手配等で日々お疲れなんだろうな、
と推測しておりました。
まだまだ納骨や相続のことなどで気を張る時間が続きますが、それこそ「お茶とおしゃべり」で上手にデトックスされてくださいね。
明日からググッと冷えるそうです、夫様共々どうかお体をご自愛くださいませ。
”〇〇すれば良かった”は介護や見送りには付き物ですのであまり気にやまないで、とお姉様の肩にエアで手をかけて労をねぎらうわたしでした。
一息つけそうなところで息子さんに温泉に連れて行っていただきましょう♪気持ちもからだもほぐしてくださいね。