60代のこれからは暮らしを拡げずお気に入りを育てていく時間でもあるかな、と思っています。休日は「金継ぎ」で直した器でのんびりお茶をしたグリコール・グリコです。
金継ぎ、欠けたり割れた器を修理する技術
器モノは好きで一時期すごく増えた時期がありました。何回も見直しを繰り返し現在ほぼスタメンのみになりました。
スタメン、日常使いの消耗品の器。
私は扱いが雑なので洗っている最中に落としたり、欠かしたりしてしまいます。とほほ。
その中には思い入れのある旅の品も含まれており、壊れたから処分、あばよ。といかないものもありました。
なんとか直して使いたい。壊れたら大抵、捨て、なのですがお気に入りのスタメンとなると、ね。
陶器などの修繕方法は金継ぎです。
知識として知ってはいたけれど、やってくれるところを知らない。。うーん。
金継ぎ、街の小さな陶器屋さんが趣味でしていることを知る
以前ふらりと入った街の小さな陶器屋さんの店内で『金継ぎします』という小さな張り紙を見つけました。やったー!
聞けば”主人が金継ぎを習いまして、それで”と仰います。
”プロではないんですが 本金ではなくケミカルで良ければ。普段使いにはなんら問題ないですよ”と奥様。
私も日常使いの器でもあるので、”それで良いから直してください”と託したものが、こんな感じの景色になって戻ってきました。
料金は”プロではないから”と材料費のみという破格値です。
お煎茶用のちいさな湯のみで義理父母に煎茶用の急須とともに贈ったものです。
なんとなく捨てがたく、いつか金継ぎで、と思っていたもの。金継ぎをして味わい深い景色になりました。
暮らしの循環はモノの消費だけではない、直して復活させる事も時を動かし道具を使うことにつながる
これからの暮らし、過剰分な持ち物は身動きが取れなくなるので、削り取る必要がありますが、ずっと使っていたいものは直して共に時間を共有していきたいと思っています。
再生させて良かったと心から思う匹見の器。
ビンテージモノのパーコレーター。底に穴が開いてもさらに修理して使いそう。
勿体無い精神?ケチ?いやいや、育てたいんすよ、暮らしの道具は。
こちらは壺屋焼きの金城次郎さんの娘、須美子さんの作品。粗忽者の私、ものすごく縁を欠かしてます。。縁を欠かして時が止まってから20年振りの位の復活です。現在活躍中。
そのお店は現在オーナーが高齢で引退して、違う人がお店をやっています。けれどその方も『金継ぎ』が出来る方なので一安心。だって相変わらず欠かしてしまうことが多い私だから。。。(滝汗)
私は漆でかぶれる派だと思うので、スピリットだけ学ぶー。
やってみた〜いという方はこちら↓
気に入っているものだから大切に使う。
とは言え”まずは欠かさないように丁寧に扱え〜”と自分にツッコミを入れながら金継ぎされた器の景色を愛でる私です。
暮らしを丁寧に育てていく事もこれからの暮らしの課題ですね。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。金継ぎした食器ばかりにならない様気をつけようと思ってまーす。てへへ。
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