NHKの「最後の講義」みうらじゅんバージョンを試聴してからというもの、、みうらじゅんさんに毒されています。(笑)真面目に色々考えがちな人、あれこれ悩んでいる人、とりあえずみうらじゅんワールドを覗いてみませんか?
みうらじゅんの最後の講義を視聴する
みうらじゅんさんと言えば「ゆるきゃら」や「仏像系」で有名になった人。
昔からサブカル系の雑誌で見聞きしていたものの、、
ちょっと淫靡な匂いがして自称真面目系女史には無理な感じだった。。
でもなぜかこころの隅では1/10000くらい気になってはいたのです。
そのみうらじゅん氏がNHK最後の講義に出ていて再放送を観てみました。
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おもしろくてDS(どうかしてる)んだけど引き込まれるトーク
わたしは再放送を試聴してこれは!!なんとか娘に伝えたい!と思い、再々放送を録画して夕飯をつくるときにも繰り返し観ています。
内容は今の自分誕生秘話(秘話でもなんでもないけど)、自分の造語を交えてのお話、「自分なくし」や”どうやら人間は死ぬっていうじゃん”からの壮大な『走馬灯』(プロモフィルム有り!)はそっかーと納得してしまった。
もう『にわかミウラー』。
講義を受けにきた学生さん達は彼の絶妙なトークに爆笑するものの、みんな真面目でメモ取ってました。
放送されていた数人の人との質疑応答では、どの問いかけもうま〜くはぐらかしていたのが印象的。
- みうらさんは自信を持ち続けてと言われると→自信なんてないです、
- ずっと好きでいるには?→好きなフリをしているだけ
- 「ロック」を自己表明で強いイメージをもっているみたいな解釈をしていた学生さんには
ロックはめめしい気持ちも陽気なサウンドに乗せる人、どこまで自分のダメを言えるか、ディープパープルは頭のおかしい人だから
みうらじゅん最後の講義よりの発言をうろおぼえで引用
みうらじゅんさんは”自分なくし運動”の一環?か、色々なくだらないと思えることを本当にギリギリのところまで攻めて
ってほんとギリギリのところで生還してくる人。
すごくいい講義だったけどまだまだみうらじゅんを体得できない自分を発見しました。
もういても立ってもいられなくなって速攻で本を買ってみましたよ。
知りたい!みうらじゅん!
マイ遺品セレクション
みうらじゅんさんの物心ついたときからはじまっている『収集癖』と『発表癖』。
それらを「マイ遺品」と称して今回一冊の本として紹介しています。
ページをめくると
ほんとうにばかばかしくて脱力するけど癖になる
モノばかり収集し、またそれを勝手に命名したりしている。
例えば「冷マ」。
「冷マ」はどの家のポストにも多分放り込まれるやつで
御多分に洩れず我が家にも投函されています。
それが集まって大型冷蔵庫4台にびっしり貼ってある写真が本に載っているんだけど「もはやアート」。
とにかくこの本を買ってまで読む価値はあるのか?と聞かれれば
ある!
と答えたい。
色々悩んだり、不安が首をもたげる時ってあるでしょう?人間だもの。
そんな時この本をどこのページでもいいから開いて読む(又は眺める)だけで脱力してどーでも良くなっていく。
しびん(尿瓶)まで集めてるんですよ。
DS(どうかしてる)!※DSはもちろんみうらさんの造語。
わたしは今どこにいくにもこの本と一緒に行動していマス。
起承転結なんてないし、推理もサスペンスもない。
ただただいとおかし。
脳が疲れている人にオススメです♪
みうらじゅんさんとやましたひでこさんの対談がみてみたい
「収集癖」と「断捨離®」まるで水と油みたいですがこの対談いつか観て見たいです。
全くの私見ですが
(全くの私見なのでそうじゃ無いとか野暮な批判は無しでお願い♡)
実はみうらさんは己を捨てるための修行(収集)をしているから精神面では立派なダンシャリアンだと思う。
矛盾しているようだけど「収集」は己を捨てる手段。
対するやましたさんは物質は選りすぐるけれど「自分ファースト」。
自分は捨ててないし、なくしてないのです。
いかに自分がご機嫌であることが大事か、「ごきげんさま」の言葉にそれが体現させていると思うんだけど。。
このあたりが対談でがっちりぶつかり合うと楽しい話が聴けそうです。
ついでに言うと、みうらさんの収集物は100年後のニュー柳田國男さんのために民俗学資料として収集しているそうです。(先物買い&未来への尊い投資)
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どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか
こちらは”今読みたい、どうしても読みたい病”が発症してキンドルで買って読みました。
(キンドルはいいな、って箇所にマーカーがひけて、それもあとでその箇所がまとめて見れるから超便利。)
リリー・フランキーさんとの対談集です。
ゆるく話をしているようでリリーさんは熱くなりがちになるんですが、みうらさんはうま〜くダジャレをかましながら軌道修正するんですよ。
終始飲み屋での男の会話みたいなのを文章におこしているんだけど、これも良かった。
沢山金言はあるけれどあえて外して紹介すれば葬儀の話で
ほんと、「物販」と「弔辞の赤入れ」と、「参列者には故人の話だけをさせること」は徹底したい
”どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか”生きざま・死にざまとは?から引用抜粋
自称葬儀マイスターからすると特に「参列者には故人の話だけをさせること」は徹底したいというのはホント!と思う。
いつのまにか同窓会の近況報告のようになってドヤ顔して我が子自慢や自分の立ち位置自慢をしている輩のなんと多いことか。。。
この本は後半になるに従い猥雑な話がやや多くなりますが、段々と耐性もついてくるのでスルスル読めます。
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今企画展も!筑西市しもだて美術館へGO!
ああ、企画展見逃してたな〜どこかでリバイバルしてないかな〜と探したら!
なんと筑西市しもだて美術館で企画展開催中でした♡
会期は2024年4月27日(土)~6月30日(日)
入場料一般800円/団体(10名様以上)750円/高校生以下無料
筑西市誕生20周年にみうらじゅん。
いばらき県筑西市との関係性がイマイチ謎ですが、なんとしても足を運ばなくては。。
本日はうっかりミウラーになってしまったお話、わたしも今から人生の最期に”あ〜楽しかった”と言える練習をしようと思います。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました〜♡
昔は「貝殻」を集めていたグリコでした〜(汗)
コメント
コメント一覧 (2件)
グリコさん
こんばんは。私もみうらじゅん好きです。一時期よく読んでました。みうらじゅんの本で月刊住職知りました(爆)。そして最終講義も見ました。
まだ私も若く、親も元気だったころ「親孝行はプレイである。」という名言を読み、勇気づけられました。
モノを集めて自分を無くすってグリコさん鋭いです!確かに!永遠にコンプリートしない人生って言うのも面白そうです。
こんばんわ、もず様。リコメが遅くなってごめんなさい。
やっぱり!もず様も観ていたのですね!うれしい!!
収集癖、1000万位かけると、自分のヤバさに気付くくだりが悶絶ですぅ〜”オレこんなもんまで買ってどうするんだ?”(と一瞬正気に戻るあたり)
そのくらいしないとDSの境地には至らないんですかね。(苦笑)
そそ、月刊住職の話題でみうらじゅん氏の話出ましたね、覚えてます♡
彼はにわか仏像フェチかと思ったらその偏愛の歴史は長く小学生からだと知ってギャフンです。
更に今回本を読んで中高も仏教系の学校だったと知り、そりゃ偏愛沼どこの騒ぎではないわ、、と思い知りました。
「親孝行はプレイである」、まさにですよね、でもプレイから本気土俵に上がってしまうところが人間でもありますよね(汗)。
あはははは。みうらじゅんさんをネタに語り合いたい〜♡ふふふ。