今までわたしはどちらかというと家族を信頼していなかったのかもしれません。それは人間的に難があるから、、ではなくそれぞれが凡ミスをやらかすからです。ですから心配事も多かったです。しかし腹を据えて相手を信頼することでまぁ失敗しても本人が困って考えれば良いことだと考えを改めました。
転機が訪れた3つのこと
今まで自分の家族の他に実家の親のこと、婚家の親のことを考えて自分達の暮らしを合わせて来ました。
長い生活の中で暮らしは5人になったり4人になったりを繰り返して来ました。
我々家族3人だけで暮らすって実は凄く少ない年数です。
そして大きな転機が訪れました。
ラスボス義理母つうさんが亡くなる
親との同居で一番長い時間を一緒にいたのは義理母つうさん。
その義理母つうさんも昨年春に亡くなりました。
夫が定年退職を迎える
義理母つうさんが亡くなった翌年に夫シンジさんが定年退職を迎えました。
まだ新しい職場に完全に慣れてはいないようですが、自分でお弁当を作って出勤していきます。
わたしは時間が間に合えば、水筒にお茶を入れて渡すだけ。
自分で出来ることは自分でやれるのです。
以前は出かける前に『定期・お財布・スマホ・マスク!持った?』と声かけをしていましたがそれもやめました。
なんせボンクラ者なのでしょっちゅう忘れ物をします。
(未だに定期忘れた、、と時々取りに帰ってくることも)
それが心配で声かけをしていましたが、もうかなりいい歳をした大人なんだから出先で困っても自分で解決すればいいと気持ちを切り替えたのです。
時々箸を入れ忘れるようですが、それをきっかけに職場の机の引き出しに予備の割り箸を入れるようになったみたい。
わたしはお弁当作りや夫チェックがなくなりラリホー♪な時間を使えるようになりましたV
娘チョコが職場異動となって家を出ることに
都内勤務になったので遅い巣立ちでしたが娘が家を出ることになりました。
転居場所の選定、不動産屋さんとのやり取り、引越しの段取りなどすべて相談なく一人で全部決めて事後報告となりました。
異動の辞令が急だったこともありますが、本人なりに熟考した物件選びをしたようです。
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相手をおもうなら口出ししないことが良策
なんせボンクラ一家なのでつい、ああしたら?こうしたら?と余計な口出しをしていました。
その心配の中身は『自分が安心したかったから。』
逆を返せば相手を信頼していないということにもなるでしょう。
長い間、わたしは家族を信頼していなかったのですよね。
今回大きな転機を迎え、どれだけわたしが大きなおせっかいをしていたか、今更ながら分かりました。
特に娘の転居に関してはじっと我慢の子で一切口出しせず、成り行きをただただ見守るだけでしたが本人は本人でそれなりによく考えて物件を選んだのですよ。
(娘も自宅通学&通勤が長かったので自分で鍵を閉める習慣が少なく、うっかり防止のため今回オートロックの物件を選んでました。それなりに考えてた)
都内で女子の一人暮らし。
”事件にあったら、事故に巻き込まれたら、騙されたら”と考えただけで倒れそうになりますが、まずは娘チョコを信頼しよう。
そう思えるようになりました。
何かあったらその時は本人の運命だったと思うしかない。
おおげさかもしれませんがそう思っています。
だからってこともないですが、今は『心配』より『信頼している気持ち』の方が強いのでどーんと構えられるようになりました。
大人になった〜(わたしが)
口出しせずに見守るって、こんなに大変なことなのか〜と身をもって感じましたがかえって口を挟まない方が事がスムーズに運ぶんですね。。。
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それぞれが自分のことを考えて動いている
家族でもそれぞれが色々考えて動いている。
それを『心配』といって口出しするのは『課題の越境』にほかなりません。
失敗することもあるでしょう。
でも失敗から学ぶことも生きる上で大切なことですよね。(しみじみ)
わたし自身完璧ではないのでいろいろやらかしていますが、いらん『心配』を手放して今、なぜだかとっても心晴れやかです。
夫婦のこれからははじまったばかり
とうとう夫婦とニャンコだけになりましたが、健康で動ける時間はあと20年そこそこです。
互いの親の事が終わり、やっと手に入れた時間です。
お互いがお互いを尊重してやりたいことをどーぞ、どーぞと自分の時間を有意義につかっていきたいと思います。
(夫は早くも老後のお世話をよろしくお願いしますと殊勝なことを言っていますが、知らんがな。。)
とにかく起きるかもしれないことを先案じしてハラハラ暮らすより、今、今日1日を笑顔で過ごす事がわたしにとって一番大事な案件です。
そこに注力していきたいと思います。
本日はやっと家族を信頼できるわたしになった話、人間は必ず死ぬんだっって思えばなんか気が楽になるグリコでした(極論すぎ)。えへへ。
まぁ、大抵のことはなんとかなる。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました〜。
<追記>
今、ふと思いだしたんですが、わたしが結婚して家を離れる時、新居の鍵のスペアを渡すように実母に言われたんですよね〜
何も考えず渡したら週1で通ってきて冷蔵庫に夕飯の作り置きがしてあるわ、洗濯物は洗ってあるわでその時は困惑したけど、、母親の気持ちも今ではわかる。(心配&お世話したい)
で〜もわたしは娘の家のスペアキーは要求しなかったし、呼ばれないうちは行かない。
こうやってちょっとずつ親とは違う道を選択していくんだ〜。
コメント
コメント一覧 (4件)
グリコさん
こんばんは。しみじみしながら拝見しました。チョコちゃん独立されたのですね。
うちの両親はとことん私たちの生活というか私の人生に口を出してきましたが(笑)、イヤでした。
私の母はおつうさまと同じポジションで私には兄が3人いますが、その中の一人と決定的に決裂した理由が今ようやく私の中で腑に落ちました。まあ、その後の対応など考えると両親と兄夫婦どっちもどっちって部分はあるのですが(笑)、やはり彼らの人生に両親が自分たちの希望を押し付けすぎたんだと思います。
チョコちゃんに全てをまかされたグリコさん素敵です。見守る方がはるかに難しいというのがよくわかる年齢になりました。
こんばんわ、お返事遅くなってごめんなさい。
まさかアパートの保証人も保証会社に任せるとは思いませんでした。
一切相談なしの、100%自力。
ほぼ『身一つ』状態で出ていきました。
ニャンコにとって環境が変わるといけないから、とベットと机は置いていきました。
今はわたしが使っています。(笑)
たぶんミニマルな暮らしなんだろうな、、とおもっています。(どうか汚屋敷なりませんように)
もう口出ししたらたぶん『風水が』とかいらんことまで言い出しそうなので(笑)ぐっと我慢。
遅い巣立ちでしたが十分力をつけての羽ばたき、、と思うようにしています。
こうやって順繰りに人生の歯車が終わりに向かって進んでいくんだな、、としみじみ感じます。
娘さんが一人立ち。。。
感慨深いです。なぜ? ん~なんでだろ。
きっと私がグリコさんのブログにお邪魔し始めたころからずっと旦那様と娘さん、そしてつうさんがワンセットで私の頭の中に構築されていたからだと思われます。
グリコさんと違った立場でなんか寂しい。でもそのたくましさが嬉しい。
赤の他人以前に一度もお目にかかったことがないのにね。汗
でもきっとすぐに慣れます!
グリコさん、自分の時間がますます増えて自由に楽しく生きていかれることでしょう。
羨ましい。
私も65歳目標で同じ立場を目指します♪
お返事が遅くなってすみません、kaorun様。
長くブログを読んでくださっていると、親戚のような感覚になるのかもですね(笑)。
もうなんも相談せず、家電も一人暮らし用の中古セットを選んでたみたい。(初期投資を少なく)
パートナーがいる巣立ちを違うので、ちょっと心配な面がありますが心配してもしょうがないので。。
ニャンコが寂しがっています。。
わたしも遅咲きのアオハルですよー時間が限られている分、今できることをそれなりに楽しもうと思っています。
あはははは。