シニアになって体験型の趣味(茶道)に飛び込んでみたグリコール・グリコです。もっと若い時からやっておけば良かったと思うものの、今までのことと全く違うことに足を踏み入れるのも新鮮で面白いと感じています。まだ2回目ですけれど。。
お茶道、新鮮!
今、わたしだけちょっと早い時間にいって『お茶のいろは』を指導していただいております。
先生は大学でも学生に教えていらっしゃるので、わたしはほぼ学生と同レベル(か、それ以下)。
今日は玄関での靴の脱ぎ方もチェックが入りました。(笑)
船が港に入るとき、船首を陸側に向けてそのまま入ることを『入船』、
逆に船首を海側に向けることを『出船』と言います。船首を海側に向けておくことですぐ船を出しやすくする船のマナーみたいなものが、陸でも繋がっています。
なので玄関を上がり、靴の向きをかえ、出船状態にそろえるのがマナーになります。
知っていたのですが玄関が三和土よりかなり高かったのでついうっかり立ったまま出船の状態で靴を脱ごうとしてしまったのでチェックが入りました。
屈んで靴を揃えたら頭から落下しそうで怖かったのです(言い訳)。
”入船、出船”ですよね〜とぬるりとチェックを交わしながら入室。
お茶道はあたまで覚えるのでは無くからだで覚えるもの
今回は襖の開け方や閉め方のおさらい、茶室の入り方、お扇子の置き方、お辞儀のしかたを復習しました。
そして帛紗さばき。
この本を見ながら練習していたのですが↓
いかんせんサイズが小さいのでスキャン・拡大し、プリントアウトし大きな紙面にして帛紗さばきの自主練習をしていました。
お茶ってあれこれ細かくて覚えることが多くて面倒!ってずっと思っていましたが、
それがわかったのでとにかく『あたまではなくからだ』に染み込ませていこうと思いました。
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お茶道、色々な道具から季節の移り変わりを感じることができる
釜も「炉」から「風炉」に変わり、紹鴎棚から簡単な棚(名前また忘れた、、)に変わりました。
お軸も変わり、季節感が伝わります。
5月のお軸は山の緑に関することだったような気がするのですが、今回は蛍でした。
あ、そこにね、昨日蛍がいたからザクザク踏み込まないでね
超訳ですがこんな内容でした。
これを読んだ時に草書体だったので何故か頭の中で『蛍』を『蟹』に変換していました。(滝汗)
”サワガニがいたのかな?”としばらく思い込んでいましたが姉弟子様が”もうホタルなんですね〜”の発言で、”そうか!ホタルだったか!口に出さなくて良かった〜と思いましたよ。てへへ。
お花は小さな額紫陽花と白いお花(これまた名前を失念)。
お棗もお軸に合わせて蛍の柄でした。
先生は”どのお道具も練習用ですから、本当に大したものはないです、、”と謙遜してらっしゃいましたが本当はお宝がザクザクあるんだろうなぁ、、と垂涎でした。
なんせわたしの本当の目的は『いつかは茶箱組み』、、が最終目標なのでさまざまなお道具のあれこれはマジこころそそられます。
茶箱組みは『破』、でもそれをするにはお茶道の基礎は必須
茶箱組みは簡単にどこでもお茶をたてられる現代のアウトドア茶の走りなのですが、これまた奥が深〜い。
お茶道をしらないで茶箱組みをするのと、知った上で茶箱組みをするのとではやはり全然違うものになると思うのです。
というわけで基礎固めのつもりでお茶道を習うことにしたのですが、この手習の時間は『家事』からスパン!と切り離されてそれだけに集中するのでかえって心がリフレッシュします。
またお茶に関する話の脱線はあるものの、個人の身の上を詮索しない集まりなのでそこも良いです。
季節を味わい、お茶菓子も味わい、お茶も味わう。
足は痺れますがこの体験型の手習はシニアにはちょうど良い趣味かもしれないな、と感じています。
正座でくるぶしの骨が当たって痛い、まえもってくるぶしに絆創膏を貼ることに
最初は簡単足袋を履いて行ったのです。
けれど思った以上に丈が中途半端でちょうどくるぶしの骨に当たって痛い。
急遽白のソックスに変え、更にくるぶしの骨のところに絆創膏を貼って正座だこが出来にくいようにしました。
こういうことはやってみないことには分からないものですね。
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お茶道の制服は好評、MUJIの袴パンツ
着物はまだ自分一人で着れないのでわたしはMUJIさんの袴パンツ&ユニクロのスキッパーを制服にしてお稽古に臨むことを先に宣言しました。
これがかえって好評で、姉弟子様からも先生からも良いですね〜と褒めていただきました。
畳の上をにじりよったり、そのまま車庫入れのようにバックする際もこの袴パンツ便利でしたV
覚えること満載のシニアの手習ですが『お茶だけに集中する』時間って尊いです。
こういう世界があったんだなぁ〜もっと早く知ってれば良かった、、と思う今頃です。
まだまだ知らない世界があちこちに転がっていて、その扉を開けるのは自分次第。
自分の残り時間、生産性は無くともじぶんのこころを豊かにさせる事柄との出会いをうまくキャッチして行けたら良いなぁ、、と思っています。
お稽古が終わって玄関を出るとふわっと良い香りが。
梅花空木?かな???知らんけど。。。(汗)
このような季節の花に詳しく?なれるのも良いお勉強です。
お茶道に足を踏み入れて世界が広がったように感じるわたし。
ややブログ更新に間が開きましたが本日も訪問してくださりありがとうございました。
そして最後まで読んで下さってありがとうございます。
シニアの皆さんの60の手習いってなんでしょう?私は今こういうことしてます!っていうものがあれば是非お教えくださいませ。
前回のお茶に関する記事はこちら。↓
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