出来れば穏やかに人と過ごしたい。それは多分夫も同じ思いでしょう。そしてこの世に生きている人皆が少なからず願っていることだと思っています。上手なコミュニケーションってどうあれば良いんでしょう?
自分の考えを明確に述べろと教えられてきた世代
私の世代は小中学校で「自分の意見を述べる」事を半ば強要されて育った世代です。
この「自分の意見を述べる」ということは、戦後ずっと日本人は自己表明が下手って言われ続けた裏返し、教育で”交渉術に強い日本人を育てたい”という意味合いもあったのかな〜なんて思っています。
良い・悪いではなく時代の流れです。
日本風の言わなくても『察しろ』から、言わないことには話が進まないから『意見を述べろ』への大転換です。
そして戦後の民主主義の中で男女同権という言葉も生まれ、女史も堂々ともの言う時代になりました。
教育のムーブメント自体が「ものを言おう」だったのです。
学級会で手を挙げて発言する、意見をいうことが美徳。
堂々と意見を言える人が学級委員になり、なんかもじもじしていると「はっきり自分の意見を述べなさい」と先生に怒られました。
少なからず私はそう教育の中で育ちました。
その先鋒でもある女史先生に教育された私(なんと小中学校で担任はすべて女性でした)は人との会話では”なにかひとこと言わなきゃいけない”、、と勝手に思い込んでいました。
あ、先生が駄目だったとは言っていませんのでそこは誤解なきよう。
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コミュニケーション、社会に出ていつのまにか引く事を忘れた
今でもパワハラ、セクハラが問題になっていますが、アラ還世代の昔は男性の先輩からは「おんなは口答えをするな」に始まり、同性お局からも「新人は歓送迎会に浴衣を着て宴会に出るものよ!」なんて発言が堂々とまかり通っていた時代です。
え?意見言えって言われ続けてたのにこれは口答えになるの?
男女同権って習ったんですけど、歓送迎会では浴衣でお酌をするものなの?
頭の中は大混乱。
受けた教育と働く現場でのギャップにはぁぁ???となりました。
そこからおとなしく軌道修正をしてお茶・生花をたしなみ、おほほほそうですね〜っていう人間になっていれば多分今コミュニケーションで悩んだりしていないと思います。
ちょっと悔しかったんですよ。
ちょっとどころではなく。
長いものに巻かれて”はいそうですか”、とおとなしくしているのが。
そして賢くなかった(これが一番の原因だけど、、汗)。
社会に出てからのギャップが原動力となって、いつのまにか押すことばかり(自分の主張をする)で、引くことを忘れていたように思います。
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コミュニケーション、確かに私も良くないところがあることを再確認
JJ様がコメントをくださって”私の妹がこの傾向がすごく強くて、話をしているとだんだん息苦しくなってきて、逃げ出したくなります。”
とあったのを読んだ時、私も無意識に人を不快にしているんだ!と思いました。
うぎゃー!ヤバくない?
100%得する話し方と言う本に出会う
そもそも会話で得をしたいと言う発想がなかったので、ここにたどり着くまで時間がかかりましたが、これは完全に会話のスキルに特化している内容です。
中身チラ読みで電子書籍を買ったのですが決定打はこの言葉でした。
著者自身が翻訳ビジネス本を読んだとき書かれていた言葉で、ええええええええ!うそやうーーーーーーー!!!!!と思ったくらいですから眼から鱗の言葉です。
今まで『話すこと』ばかり教育されてきた我々。
話の聞き方については実は教えてもらっていませんでしたよね。
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100%得する話し方の極意は?
ネタバレになってしまうのと著作権のこともあるので詳しく書けませんが
スポッタライトは話し手だけに当てる、決して自分に向けてはいけない。
100%得する話し方 新井慶一著 より抜粋引用
『人は人の話に、パーフェクト上の空』(本書より抜粋引用)の言葉にはた、確かに、、と思ってしまいました。(苦笑)
同じ土俵に上がらず、あえて自分は観客席に下がって話す人にスポットライトを当てる。。
難しそうだけれどもこの本にある具体的なテクは上の空感を相手に感じさせず、しかも関係性が良好になるのなら『積極的な右から左に受け流す歌』と同じだ!
ならばムーディ勝山になるしかない!
と思いました。(笑)
これから傾聴の勉強をしたい、と思っている方にもこの本は非常に具体的でわかりやすいです。
私、最近久しぶりにムーディ勝山のyoutube をみてイラッとくるとまずはこの歌を心の中で歌うことにしています(笑・笑)
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コミュニケーション、私だって良好な人間関係を構築したいわけよ、、
話の流れの中でスッと身を引いたり、流れを上手に変えたり、、、といったコミュニケーションのスキルが低いです。
けれど私もアラ還になりこれからの残された時間は良好な人間関係を構築して楽しい時間を多くしたいのです。
その為には同じ舞台に立たないことも必要なんだなってことがこの本でよくわかりました。
話を受け取らず、オウム返しで流すスキル、意識するぞV
今まで染み付いた癖は多分なかなか抜けそうもありませんが、お互い努力はしていこうと思います。
ちなみに夫のiPadの電子書籍本棚にはこれ↓が入っていました。(汗)
マジ似た者夫婦!(脇汗)
不毛な戦いのあと、結婚記念日の翌日に夫が買ってきたロールケーキです。↓
決して口にしない”ありがとう”のプレートがついていました。(前代未聞の珍事)
こうやってお互いああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら続いていくのかな???
うう〜む。。。なんだろね。。
コメント
コメント一覧 (4件)
これを買うときの旦那様の顔を想像しただけで幸せな気分になりますね。
いや、赤の他人の私でも。笑
この間の記事と言い、なんか最近の私を見透かされているようです。
ちょっと今、この人との付き合い方をどうしようと考えている人がいて。。。
その人は相手に自分の話をうけ流すことを許さない、でも自分は絶対に折れない、そして自分を惨めな気持ちにさせた人を許さない人です。
離れるのは簡単だけども。。。
どうしたもんかと。。。
すみません。愚痴ってしまいました。
こんにちはkaorun様、昨日おかずを作るときにちょっと悩んでいたでしょう?見えましたよ。千里眼グリコです(真っ赤な嘘)。
>離れるのは簡単だけども。。。どうしたもんかと。。。
離れる選択をしないで折り合いをどこでつけるかkaorun様もお悩みなんですね、きっと。
付き合いの落とし所というか距離感って難しいですよね。
人間ってどこにスイッチがあるか分からないから地雷を踏むこともありで。。
ほどよい落としどころが見つかると良いですね。
この人とのお付き合いのこの人が私でないことをひたすら祈る小心者の私でした。。
グリコさん、こちらこそいつもコメントが長くて申し訳ないです。最近まっとうなコミュニケーションに飢えているようです(汗。ついつい、おお~という話題が多く。。。素敵なご夫婦ですよ~。長期にわたる他人との人間関係(ご夫婦関係)を保つことだけで立派なことと思います。
私はグリコさんとは10年ほど世代が違うかもしれませんが、お話のような状況はよくよくわかるつもりです。今は宴会すらあまりないでしょうし、懇親会などでお酌をさせただけで訴訟される時代ですから、いい時代になったと思います(涙。今思い出しても歯ぎしりする思い沢山しました。学生だった昨日まで、偉そうですが私の方が出来たのに、会社に入った途端、立場がきっちり敷かれ、100%逆転。世間知らずだった私は何が起きているのか理解できませんでした。当時ハシリだった名ばかりの女性総合職で登用されましたが、男性からも女性からも敵視される羽目になり。将来がかかると、男性の嫉妬心は半端ではなく、あからさまな嫌がらせに耐える日々でした。仕事どころではなかったです。
私がもっと優秀で、仕事だけを見つめていれば、生き抜けたのかも(ぐっすん。
自分を主張することが苦手な私は、グリコさんとは逆で、そういう風潮には疑問を抱いていた方です。十人十色ですし、やはり自分の向上を見つめたい。
意見を主張すること、またその仕方をはき違えている人が多いかもしれません。
日本は島国なのでコミュニケーションに癖があるかもしれませんが、それは世界中どこへ行っても実は似たようなもので、最終的にはどこも部族社会であって、外から見るほど開かれていないように思います。例えばアメリカ人を見ていると、主張の仕方が上手だなと思うことはありますが、まともな人は決してごり押ししたり、自分の主張を押し通したりしないように感じます。変わった意見を言っても排斥されない部分もあるかもしれません。なんでもずけずけ言う人はアメリカでもどこに行っても嫌われると思います。他人の意見を受け入れられないコンサバでがちがちな人もどこにでもいますし。
パンダ外交の国がいい例ではないでしょうか。
婉曲表現は大切だと思ってます。
知性に比例するのかなんなんのか、周りにもずけずけ言ってくる不快な人は後を絶ちませんが、独自に人間戦力外通告し、脳内でサツガ〇してます(薄目。
意見がはっきりしていることと、それをごり押しすることは別ですよね。
グリコさんは心配される必要がないように思うのですが。。。
ただ、他人には知性的にふるまうことができても、どんなに人でも見内に対しては押しがちになるのではないでしょうか。私の場合、現在の被害者はハハです(白目。
返信遅れ気味でホントすみません、JJ様。コミュニケーション飢えているんですね、どうぞここを思いっきりお使いくださいませ。
我が家は特に他人の集合体なので押したり引いたり大変ですが、あちらさんも関係を維持するべく努力をしているようなのでお互い様ってことでなんとかやっています。(笑)
私より10お若いのにその深い洞察力、、恐れ入り屋の鬼子母神。。
女性の管理職は普通の2倍以上努力しないと認めてもらえないような、そんな風潮が今でもあるように感じます。
お出来になる女史だったのですね〜素敵♡私は女チンピラみたいでした。(でも辻元清美にはなっていなかったはず、そう思いたい。。汗)
まぁコミュニケーションは永遠の課題だな、、と思って小さく改善の積み重ねをしていきたいです。
いつもありがとうございますぅ〜