4/13日放送の”ウチ、断捨離しました!”の録画をやっと視聴することが出来たグリコール・グリコです。今回は番組の内容からちょっと飛んで、自分が老いていくこれからを考えたいと思います。
相談者兄弟は両親が亡くなって手付かずの実家を片付ける
うんざりするほどモノがあって、どう片付けて良いかわからなくなった兄弟がお片づけドキュメンタリー番組、”ウチ、断捨離しました!”に申し込んで一年半手付かずだった実家を片付ける、、という内容でした。
やましたさんは
と、まず兄弟に話していました。
兄弟も業者を呼べばそれなりに片付くんだろうけれど、全部ゴミとして処理されてしまうのはちょっと、、と言っていました。
そんな気持ちも伝わってきました。
確かにどう片付けて行ったらいいか分からない程、色々なモノで溢れていました。
しかしこれが特殊かといえば、
いえいえある一定の年齢を超えてしまうと、どこの家でも起こりうる事です。
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8ミリ機材も見つかる、お父さんの記録していた家族の8ミリフィルムも見つかる
家電や機械が好きなのは男性ならではですね。義理父も大好きでしたよ。(笑)
このお宅では今では貴重なVHSのビデオカメラや沢山の機材が出てきました。
晩年ぶつかっていたオヤジ、頑固なオヤジ、笑わないオヤジ。
兄弟二人に残ったのはどちらかというと晩年のお父さんのマイナスイメージ。
しかし片付けで出てきた8ミリに映し出されたのは自分たちの小さな頃の姿や笑顔のお父さんの姿でした。
それを観て
と今までのマイナスイメージがぶっ飛んだのではないかと思います。
が出来、残された者に暖かい気持ちが流れていったようにみられました。
そういう意味では、助けを借りてでも自分たちで実家を片付けられたのはすごく意味があったんじゃないかと思います。
まさに、兄弟揃って8ミリを再び観ることができたのは供養ですね。
今回はここからが本題です。
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相談者さんから見える我々の課題。親子の関係は歪んでいて当然くらいに思っておく
すべての家庭が仲良しで笑顔が溢れているのでしょうか?この家族がうまく行っていなかっただけなんでしょうか?
そんなとことはないと思います。
実際は親とのぶつかり合いがあり、反りが合わない、実家が汚屋敷、等々大なり小なり凹凸問題や課題があるのが家族です。
むしろキレイに収まっている方が少ないのではないでしょうか?
実際今回の相談者さん自身、晩年のお父さんとは齟齬もあったらしく、兄弟はいつの間にか実家から足が遠のいていったと言います。
親は老いても親である。子どもの世話になる気はない
でもそれはお互い自立して個々の大人として生きてきた証拠でもあると思います。
大なり小なり『訳あり』なんです、家族ってやつは。
素敵な家族への幻想はこの際捨てちゃいましょう。気が楽になります。
アラ還世代の課題1 親とお・や・か・た
生命の危機だから介入する、といっても立ち位置が違うのでかなりしんどい作業だと思います。
子どもだと、つい、『このままでは危ないから』『汚いと衛生的にどうも、、』と正論をかざして頭ごなしに否定しがちです。
が。
これ、わかっていてもやってしまうので意識して頭の隅に入れておいた方がいいです。
私も実父と折り合いつけずに正面からガチに向き合って大泣きした事ありましたぜ。
やましたひでこさんも番組に中で言っていましたが、
子どものほうが引く勇気を持つ事も「おやかた 」は大切なんですよね、(汗)
価値観が違うのですから懐柔するには意見を尊重するコミュニケーションスキルもつけないといけないし、まずは自分の気持ちにゆとりがないとなかなか難しいです。
(でーも実際は子どもゆえ、感情の越境があり、コレがなかなか。滝汗)
どうしても実家を、、と思う方は、まずは自分が実家に残してきたモノを片付けてから、「ココを開けたから使いやすくなったと思うけれど、いかがか?」くらいから始めた方が波風が立ちにくいかな〜?と思います。
たとえ自分の親でも自分の想い通りにはならないのが『人』なんだな〜
と今までの番組事例を見て感じています。
又、この番組のように他人が介入することでそれがクッション材になるとしたらそういう第三者も見つけておいた方が良さそうです。
アラ還世代の課題2 親が亡くなる 親の遺品整理
親の遺品整理、今までの家族の来し方を辿る良い機会にもなる一方で、実際に遠方となるとかなりの労力と体力とそして財力を使います。
私は同居という形だったので、遺品整理も自宅にいながら出来ましたが、別の世帯で暮らしていると遺品整理のために通うことがかなり負担になると思います。
又、遺品整理をする人が複数になると意見のすり合わせも大変で、実際難航します。↓こんな実例も番組ではありました。
遠方だとゴミ出しルールも違うことが多いため、神経も使うでしょう。
これからその局面に向かう、、という方はちょこっと貯金を、、遺品整理のための貯金もしておいた方がいいかもしれません。
葬儀から片付けまで実は持ち出しが多いです。辛いアラ還世代。
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これから収束に向かうアラ還世代、自分の生前整理こそつけておきたい
とにかく自分の家族のことで思い出に浸れるのはずっと先のことで、そこに至るまで紆余曲折あります。
遺産がある人は遺産分割協議書を作成しなくてはいけないし、気力も体力もすり減らしたところにさらに揉め事が降りかかるのはザラです。
こういった家族にまつわるあれこれを、親世代はどうしようもないことですが、せめてアラ還の私たち世代はこれで終わりにしたい。
と、切実に思います。
ということで、今回、私からの提案は
です。
亡くなった自分の親たちをみてしみじみわかったのが
70になったらやろう、まだまだ大丈夫、80くらいから始めよう、と先延ばしにすると体力、気力とももうできなくなっている!
ということです。
毎日が生前整理。今の自分に必要なモノに焦点を当てる。
そのくらいの気持ちで生きていないとダメじゃん?と感じます。
実際、自分が40の頃の自分と比較しても明らかに『やる気・元気』が低下していると感じています。
特に今、コロナの影響で外に出る事もままならないので「フレイル」(加齢によって心身が衰えた状態)一歩手前位になりそうで、危機感さえあります。引きこもりの私でも。(滝汗)
だからこそ、片付けられる体力と気力と財力があるうちに本当に自分に必要なモノを見極めて自分の身の回りを片付けてみませんか?
コロナでおうち時間が多い今こそ、明日死んでも悔いが残らない片付けに取り組むのも良い機会なのではないかな〜と思っています。。。
今回は遺品整理の感想からは逸脱しましたが、お片付け番組を見て自分が納得したことや学び、これからやった方がいいかもという提案まで色々書いてみました。
私も再び自分の片付けをしますよV
今年も続きそうなお片付け番組はこちら↓
4月27日はプリンセスママの再放送です。
私の感想はこちら↓
コメント
コメント一覧 (4件)
グリコさん
この回、良かったですよね。本当にどこにでもある、家族の祖語だと感じました。
若いときは、それがなかなかわからないと思うのですが。
多分10年以上前に読んだ堀江敏幸さんの「シズコさん」の書評で「どうしてこんな
大切なことに気が付かなかったのだろうと思うのは、その時間の長さだけが、そのことの
重さを担保する。」という感じのことを書かれていて、母が認知症になって自分を
責めていた時に救われた気がしました。
やましたさんも、そういう感じで人の気持ちを軽くされますよね。
親が存命中は、片づけになかなか余裕なんて持てないです(汗)。
物の量に圧倒されて、子供の側も精神状態が普通じゃないですもんね。
グリコさんのとりあえず部屋を空けて「空いたよ。」ってすごくいいアイディアだと
思います。今後相談されたら言います!
本当にちょっと気を抜くとモノって増えるなーと今も感じていたところでした。
私も頑張ります。
もず様、コメントありがとうございます。本当に渦中にいる時は『余裕』そのものが無くなりますよね。
そこに存在した人の痕跡がそのまま、、というのは胸が痛むし、いつ来てもどんよりするだろうな、、と思います。。
あの御兄弟もお父さんに対するわだかまりが解けて本当に良かったなぁ〜と思いました。
あとお母さんの介護日誌が出てきたのもすごく救いですよね。
私も再度色々見直そうと思っています。コロナのこともあるし、自分は大丈夫という保証もないので〜
高校時代のアルバムと学生時代の文集みたいなの整理しました~。
結婚するとき会社の同僚からもらった色紙とか。
心の中にしまってさよならしました。
あと、昔の元帳なんかも整理してクローゼットがスッキリ♪
心の中に要らないもののtodoリストをつけておくと、
ある日ふっと「いらない」って思えるもんですね。
勉強になりました~。
こんにちは、kaorun様。
何故かある時ふっと『要らなく』なりますよね。整理がつけばつくほど執着が剥がれやすくなる気がします。
私もおかげさまで自分の持ち物はかなーりなくなりました。見に来てもらいたいくらいです(笑)。
あとはエンディングノートかぁ〜
これも内容がタイトになりそうな予感。。。コロナで『死』が思った以上に身近になってきて片付けに気合が入るこの頃です。