今日のトピックは地球の歴史はほんのちいさなきっかけから、、。地球時間と人類時間から紐解く”137億年の物語”を紹介します。
137億年の物語は実はこどもに向けた本
137億年の物語、となっていますが地球史と人類史をミックスした本です。
小説ではありません。
図鑑でも無いし、そうですね、今風に言えば
『地球、neverまとめ』みたな本です。(笑)
作者はクリフトファー・ロイド氏。ケンブリッジ大学で歴史を学んだ後サンデータイムスの科学記者になった経歴の持ち主です。
思うところあってか妻と共に教育を学校ではなく家庭で行っていた時があり、
この本は
という内容が後ろ書きにありました。
(実は私もむかーし日本史・世界史を並走した形のものを娘用にほんのさわりだけつくってみたことがあります、汗)
子供向けですが中身はかなりてんこ盛りでアラ還のオバハンでも読み応えあり!です。
137億年の物語、地球史を24時間でレイアウト
一つ目の特徴が『地球の歴史』を地球史時間24時間でページカウントしているところ。
今、世界中新型コロナウイルスでわたわたしていますが地球的に考えたらこの一年なんて瞬き以下の時間です。
この話になるとゴジラの映画を熱く語り合ったkaorun様向けかと思います。
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137億年の物語、反対側から見ると人類の視点でのレイアウト
この本の2つ目の特徴は反対側からのレイアウト。
この本は左側からめくっていくのですが、右からめくると人類の視点で遡る様になっています。
137億年の歴史、切り口が新鮮テーマとつながり
この子供向けの地球の歴史、かなり考えて作ってあり、42のテーマで構成されています。
そして歴史を点でなくつながりで捉えていっているのが面白いです。
人の交易によってなにが伝播されどう歴史が変化していったかなど色々な文献・データによってさまざまなものがつながっていくのがうわっと思います。
初めから読んでも良いし、自分が気になったところから読み進んでも全然大丈夫です。
ちなみに私はテーマ32の”中世ヨーロッパの苦悩”の章に黒死病(ペスト)の記述があり今の状態とすごく似ているな、と思いました。
へぇだったのが人類最初の生物兵器は疫病にかかって死んだ兵士を投石機で城壁内に放り込む、、という記述。ううむ恐るべし。
気候変動に関する記述も図で入っているので読み応えあります。
もず様にもおすすめですし実は地球に誕生した種の99%が絶滅しているとかいてあると野鳥好きなブラン様にも読んでもらいたいです。(今回名指し続出)
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137億年の物語、コロナ禍での読書、こんな本も良いと思う
『137億年の物語』、小説でもなければ生活の指南書でもない本です。
しかしこれからの地球は人類は、と立ち止まって考えたい人にはお勧めです。
地球史の24時間で今が24時間目、真夜中になります。
これから明ける時間が明るいものになるかどうかは人類次第。
明るいものにするためにも過去に何が起こったかを知ることって重要だと思います。
というわけで、気になる方は是非手にとってください。
あ、寝ながら読書にはこの本は適していません。
重さが900g越えなので顔に落ちてくるとイタイです。。
今年は月に一回マニアックな本を紹介しようと思っているグリコール・グリコでした。
2021年のおすすめ本の初めはこちら↓
コメント
コメント一覧 (2件)
ペストの原始的な生物兵器の話、最近どっかで読みました。
昔の人(大陸の人??)って想像を絶する残酷さを持ってたりしてひきます。汗
にしてもこの本、確かに面白そうですね。
写真、色見本みた~い。
綺麗です。
それだけでほしくなります!!
こんにちは、kaorun様。この本はkaorun様のネタ帳にもなるんじゃないかな、、と思いました。
もっと詳しく知りたければ引っ張ってきた内容の参考文献も載っているので深化できます。
自分が読んでからお孫さんにも勧められるかと。(小学生にはちときびしいけど、読み聞かせならいいかな)。
これはリアル本で買って損はないです!