義理母つうさんが出来なくなったことばかりにフォーカスしているので、『昔取った杵柄』にピンを合わせて”旅茶ごっこ”をしてみました。作法もへったくれもないけどお茶の時間を楽しめましたよ。
お茶を共通項に、その話題のみに絞りネガティブな気持ちを払う
義理母つうさんは今、色々なことが出来なくなりかなりネガティブになっています。
”からだは動かないし、あたまもバカになって嫌になる”
というネガティブ砲を1日に何度もくらうと、こっちまでへたれます。。
そうなると物理的に離れるしか方法がないのです。
けれど丸一日話さなくなるとそれはそれでまた状態が悪くなる、、というジレンマも出て来ます。
そこで新たにお茶(茶道)を共通項としてその話題にのみに絞ることにしました。
お茶に関しては何より義理母つうさんの方が200倍知っているので義理母が自分でお茶をたてられなくても、彼女が主体になることが出来ます。
新しいことは身につきにくい身の義理母つうさんも、昔の記憶は呼び戻すことが可能だし、指導の名目で嫁にドヤ顔も出来ます。(ここ重要)
『お茶』、還暦になるまで全く門外漢の世界でしたが、茶箱遊びからその世界に入ってブロークンながら愉しむことになりました。
お茶、わたしは茶箱遊びに心を飛ばす
やっとそれらしい形ができたので義理母つうさんと”旅茶遊び”をしました。
義理母つうさんの茶箱は後から本人から婚家での話が出てやや黒めな雰囲気になったので(この茶碗知らない、取り替えられた等々)私のファースト茶箱からスタートです。
my棗、本日は抹茶ふるいをそのまま使いました。
あって良かった抹茶ふるい。やはりダマになりがちなお抹茶なので一回ふるうのは必須です。
振り出しは”ダイソーのキャニスター”。
抹茶茶碗はiichiで作家さんのボウルを買いました。
古帛紗は由緒正しい織り、、ではなく鎌倉スワニーのリネンの端切れ。
作り方はyoutubeをみて作りました。
菓子切りの鞘も自作です。
バスケットはわたしが小さい時使っていたバスケットで、わたしと同じくビンテージ。(笑)
これにアラジンの魔法瓶&サンドイッチを入れて実母とレンゲ摘みに行った思い出があります。
茶箱のテーマは『早春』。菜の花やミモザをイメージしました。
このボウルの黄色をみて、全体を春っぽく黄色主体でまとめたいな〜と考えました。
ボウルなので抹茶だけでなく普段使いにも使えそうなので、こうやって兼用するモノをポツポツ気長に見つけていこうと思いましたよ。
実際にバスケットに入れてみるとこんな感じ。
茶筅は干しているので入れていませんが茶筅立てのみ入れました。
ダイソーのキャニスターは大きすぎるのでやっぱりニャンコ柄の缶に金平糖を入れます。
初めてにしては良い感じの旅茶セットです。
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ど素人お抹茶をたてる。が案の定泡がたたない。。。
器をお湯で温めて、お抹茶をそいそいっと入れていきなりお湯をドバァ〜。
シャカシャカしてもほとんど泡が立たず。
菓子をどっちに置けば良いのか聞く前にポイッと置いちゃう。あはは。
肝心のお抹茶ですが、案の定お抹茶が底の方に溜まってしまいました。
いつもはわたしにダメ出しされることが多い義理母ですが、今日は立場が逆転です。
”せんせーたて方を指導して〜”というと利かない手ながらも
”最初はちょっとお湯を入れて練るようにしてからお湯を注してシャカシャカね、最後はののじよ、ののじ”。
とアドバイスです。
2杯目はなんとか泡が立ちました。
旅持ち茶碗は小ぶりなので用意した茶筅でシャカシャカはちょっと難しかったです。
帛紗さばきなどは先の先の話で今日の目的は『お菓子とお茶をいただくこと』のみ。
これだけのことですがお茶の話しかしないのでお互い気が晴れました。
義理母つうさんはつうさんで
私たちの頃は茶筅休めなんて道具はなかった、茶菓子切りは黒文字じゃないの?え、ステンレス?
とひたすら時代の流れにびっくりしていましたよ。
ま、わたしもネットで見つけてそういうものがあるんだ〜ふむふむって感じで購入したのでコレが正解かどうかはわかんないんですが、、あはは。(汗)
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煎茶のいれ方も慎重になり、以前より美味しいお茶がいれられるようになった
お茶に目覚めてからは煎茶のいれ方にも注意を払うようになりました。
以前は”お茶は色が出てればOK”的な感じで高温でお茶を入れていました。(汗)
義理母は八女茶のまるいあまみが好きなのでそれが出るよう温度を下げて何回もトライ。
本日やっとまろみのあるお茶がいれられて”これならいいでしょう”と及第点をいただけましたぜ。
お茶一つとっても”相手のことを考えて丁寧にいれる”って実はとっても大切なんだな〜と感じました。
だってね、美味しいお茶を飲む時、義理母つうさん”はっと目を見開く”のです。
そして
とにっこりするとわたしも心が緩みます。
お茶のいれ方ひとつでこうも気持ちが変わるのなら毎日でも美味しいお茶をいれたいと思えるようになります。
そしていかにダメなお茶を長年にわたって出していたのかが分かりました。。(滝汗)
所作はまだまだ雑で目を覆うようなやらかしの連発ですが、お茶はこころを入れ替えて相手が喜ぶことを想像しながらいれようと思っています。
茶道からは遠いところから始まった『お茶』ですがいつか茶道っぽいところに着地できると良いかな〜。
本日は義理母つうさんと『旅茶ごっこ』の実演の話でございました。
還暦になっても『世界は知らないことだらけ』のグリコール・グリコ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
毎日どこかでなにかをやらかしています。えへへ。
コメント
コメント一覧 (2件)
きゃ~~、ついにやりましたねっ!素敵です。胸キュンキュン。
最初から完成度高いんでないの?
菓子きりの鞘、手作り?わあ、凄い。私も作ってほしいくらいです。
そして次は、お仕覆まで作ってしまうのかな?
なーんて思っています。
なによりお義母さまとお茶会できてよかったですね。
ドヤ顔のお義母さま、なんだか想像できます。
リコメおそくてごめんなさい、こんにちはまるたけ様。
全く泡がたたないのには参りましたが、それだけ義理母がドヤ顔ができたので良かったです。
最近は朝食後の煎茶入れの温度にかなり気を使えるようになり、義理母も”はっと目を見開いて昨日より美味しい”と言うようになりました。
ここのところずっと低空飛行が続いていたのでちょっとした糸口になりました。
菓子切りの鞘、リクエストがあればまるたけ様の分もつくりますよ〜♡(笑)