おウチの整えを続けていたら、頭がクリアになったので暑いのを承知で世田谷文学館まで出かけて来ました!観たかった「士郎政宗の世界」展です。今日は写真多めの軽いレポです。
士郎政宗の世界展
士郎政宗といえば、約30年前に「攻殻機動隊」を世に出した漫画家です。
全然知らなかったのですが、ほぼ自分と同じ世代でした。(滝汗)
からだを「義体化」するとか「脳内の情報を他者と並列化する」とか、人工知能がもうあたりまえに入り込んでいる世界観が今見てもすごい。
で、来年大々的に「攻殻機動隊」の展覧会もかかるようなので、その予備知識収集を兼ねて世田谷文学館に足を運びました。

同時期に「海野十三と日本のSF]展も開催です。
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入り口からワクワクが止まらん!
今回は新宿湘南ラインでビューンと新宿まで出て、京王線に乗り換えました。
世田谷文学館は京王線の千歳烏山徒歩10分程度。
相変わらずの猛暑だったので、千歳烏山で下車して早速向かったのはスタバでした(汗)。
ここで水分補給してGoogleマップを頼りにてくてく。


入り口に少佐がぁ〜!
JAFカード提示で300円引き(団体割引と同額)の1200円で入場。
あって良かったJAF会員カード。

こののれん?をくぐると士郎政宗の世界へダイブです。
ワクワクが止まらん♡
原画の展示多数!
暑い&お昼の時間だったので割と空いていました。
ただ、観にくる人はやはりコアなファンが多くヨーロッパ系の外国人もチラホラ。
皆さん原画を食い入るように&舐めるように観入っておりました。

士郎政宗さんは兵庫生まれ。
阪神淡路大震災で被災したらしく、震災で道具を失った経緯もあったのか、震災以降はデジタル作画に移行していったようです。
作画はとても丁寧で、途中からオリジナルの自作スクリーントーンを使った原稿もあり、試行錯誤の跡を観ることが出来ました。
作画もその時代の少女漫画の影響や大友克洋やアメコミの影響を受けていると本人自身も語っています。

コンクリートの割れや汚しは大友風、書き込みがエグいです。(滝汗)
攻殻機動隊なりきりブースもあるよ
攻殻機動隊の本の表紙と同じつくりの撮影ブースもあってオバハンもなり切って写真をとりました。

足が全然上がってないけど。。。(爆)
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同時開催のコレクション展 海野十三とSFも良かった
同時開催されていた「海野十三とSF」展もなかなかでした。
日本のSF界に手塚治虫や士郎政宗が突然現れたのではなく、海野十三からの系譜があってこそなんだなぁ、、ってことがよくわかった展示でしたよ。

これから先のSFはAIが持っていっちゃうのか、それは誰にも分かりませんが、人間のクリエイティブな力はまだまだ伸び代があると思いたいです。
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物販は転売防止のためかチケットの二重チェック
物販も充実していました。
物販エリアに入る際にチケットを確認、お会計をする際にまたチケットを見せて、当日の日付を確認するという流れでした。
欲しかったTシャツは完売になっていました。(泣)
また、この特別展物販とは別に世田谷文学館の通常物販も結構充実していて観ていて楽しかったです。
なんとここの館長は亀山郁夫氏で、ドストエフスキーの訳者でもありました。
私の中でドストの訳者は米山正夫からアップデートされていないので、どんな解釈で訳されているかちょっと興味が出て来ました。
というわけで、今回は「士郎政宗 攻殻機動隊の世界」展に足を運んだレポでした。
なんだかんだいってやっぱり漫画が好きなグリコでした。
「士郎政宗の世界」展は8月11日まで。
本日も最後まで目を通してくださりありがとうございました🎵
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