シンプルライフと聞くと、何もかもを最小限に抑えなければならないと思われがちですが、この歳になってからは私は少し違う考え方で、より快適な暮らしを追求しています。
「モノを減らす」がゴールだった頃
シンプルライフを始めたばかりの頃は、「モノの数を減らすこと」が一番の目的でした。
部屋をすっきりと見せるために、使っていないモノは手放し、よく使う道具は厳選して、一つに絞り込んでいました。
そして、ハサミも老眼鏡も、使うたびに「一か所にある定位置」から持ってきては、また戻す、を繰り返していました。
しかし年齢を重ね、その『持ってきては戻す』という一連の動作が、、なんだか煩わしく感じるようになってきました。
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歳を重ねたら『動かない』が最高の効率化だった話
そこで私が実践しはじめたのが、「よく使うモノは、使う場所に置いておく」というスタイルです。
たとえば、ハサミ。一つあれば事足りますが、私は家の中にいくつもハサミを置いています。
・お菓子袋を開ける時は、お菓子入れの引き出しに。
・段ボールをまとめる時は、スズランテープと一緒に。
・猫砂の袋を開ける時は、猫砂の横に。
こうしておくと、「あれ、ハサミはどこだっけ?」と探すことも、「ハサミ、ハサミ〜」と席を立つこともありません。
老眼鏡も同じです。
・寝る前の読書用に、ベッドサイドに。
・パソコン作業用に、デスクの上に。
・裁縫をする時は、裁縫箱の中に。
・そして、外出時も困らないように、バッグの中にも。
「モノは少ない方がいい」というシンプルライフのセオリーから見れば、外れているかもしれません。
しかし、私がこのスタイルにたどり着いたのは、
歳を重ねると、少しでも体の負担を減らし、心穏やかに過ごしたいと願うことが増えました。
また、実際に何事も億劫になりがち。
私の場合は、使いたい道具が使う場所にあるほうが、効率的で元に戻しやすいです。
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数を増やす「攻めのシンプルライフ」が快適だった
数を制限して定位置にこだわるより、使う場所ごとに、決まったメンバー(道具)を配置する。
そのおかげで行ったり来たりがなく、からだもこころもゆとりが生まれたように感じています。
一見モノの数は増えますが、それは「ただのモノ」ではなく、私の暮らしを支え、快適にしてくれる「相棒」のような存在になったのです。
そんな自分の暮らしの変遷からも、
シニアのシンプルライフは、
何かを我慢して減らすことではなく、
自分にとって本当に必要なモノや使い方を見極め、
心地いい暮らしをデザインすることなのだと、改めて感じ始めています。
これからも、無理なく、自分らしいシンプルライフを楽しんでいきたいグリコです。
みなさんは、日々の暮らしでどんな工夫をしていますか?
宜しければ、お教えくださいね。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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