このところショートステイ 先の再選定でわたわたしています。入浴回数以前の問題が立ちはだかって自分の認識の甘さを痛感しました。
ショートステイの入浴現状
前回あまりにも衝撃的だったので感情が優先した書き方をしてしまったかもしれません。
不愉快に思われた方がいたら申し訳ありません。
介護職の方からお叱りも受けました。
文章が拙いところは私の文章力のないせいです。認めます。
改めて行動に感情を乗せず自分のやる事をひたすら実行するのみと自警しました。
しかしながらコメントを頂いた介護職の方とは論点が違うのであえて記事はそのままにします。
さて本題、現在ショートステイ の入浴はどこもだいたい1Wで2回。
根拠は
指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準(平成十一年三月三十一日厚生省令第三十九号)で、「第十三条 2 指定介護老人福祉施設は、一週間に二回以上、適切な方法により、入所者を入浴させ、又は清しきしなければならない。
ここに基づいています。
ケアマネさんからは介護するにあたって『介護保険は最低限の水準を担保とするもの、と同時にそれを実行するのにふさわしい介護報酬が支払われるのが介護保険』、という話を頂きました。(実際の口調はもっと穏やかですが内容は上記の通り)
それ以上を求めると施設が、、、というお話でした。
最低水準を最高水準と取るかは施設の自助努力ということになります。
ここではあえてそれを良いことか悪いことか2択で論じることは避けます。
まぁ実状はそういうところです。でした。
ショートステイ スタッフがガラリと変わったこともあり新しいショート先を探すものの
スタッフがガラリとかわり生活相談員さんも変わってしまったのでA施設ではなく新しいショートステイ 先を探すことにしました。
候補に上がったのがB施設。老人ホーム内のショートです。
オプションという発想で実費でいいから入浴をさせていただきたい旨を伝えたところ、『その発想はなかった、検討させていただきます』という回答だったので契約を締結しました。
その時『異性介護は、、どうですか?』とチラリと言われたので『それは困ります』と断りました。
契約後、『入浴の実費負担と異性介助NG』を施設長と検討した結果、どちらも条件はのめないとの回答がありました。
回答を聞き、契約はしたものの、B施設は利用しないことにしました。
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入浴の同性介助が担保できない今の現状
入浴回数以前の同性介助も探すのが難しい現状に突き当たりました。
今まで入浴が同性介助オンリーだったのは恵まれていたんですね。
ケアマネさんが探してくれましたが市内8箇所のうち同性介助は2箇所のみという結果でした。
入浴の同性介助は守られるべき基本的人権と思っていた私がアマちゃんだったようです。
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男にはわからない?異性介助にたいする女性の羞恥心
入浴回数以前の事で詰んだー
と、夫シンジさんに話したらボンクラの帝王だけあって”そこ(異性介助)に拘る訳がよくわからない。”と言われました。
は???
私個人の気持ちをあえて言わせて頂くと
いくら老いさらばえても知らない男の人に裸のからだを見られて入浴介助されるのは抵抗があるんだけど??(汗)女史のみなさんはどうですか?OKですか?
この感覚はたぶん女性だからこそ味わう羞恥心だと思います。
逆に男性は長年介護や看護する人が女性だったところから(「看護婦」さんイメージ)あまり抵抗がないのかな?と思いました。
(女性が男性の入浴介助をしてセクハラ被害とか無いんでしょうか?)
しかしこれが実父や義理父ならば異性介護の問題はこれほど目くじらをたてたか、と自分に問うと自分の中にも「看護婦」さんのイメージがないわけでもない事にも気付きました。
男女の感覚の差異を思い知るとともに、自分の中にある羞恥心と矛盾があることがわかりました。
でも、異性介助はやっぱり恥ずかしい、、、そこは、、譲れません。
義理母つうさんはどう思っている?本人にヒアリング
本人視点でこれからどうしたいか、ぶっちゃけヒアリングをしました。
本人としては
出来るだけココ(我が家)にいたい。だってココ快適なんですもの。でもグリちゃんも疲れちゃうからショートにもいくわ。入浴も1W2回でもしょうがないわね。男の方の介助は、、ちょっと嫌ね。でもどうすればいいかしら?しょがないのかな。。
あくまで在宅&同性介助ですね。わっかりました。
あ、義理母の名誉のために言いますがわがままを通しているわけではなく、どちらかというと『しょうがないわね』と早々に諦めてしまう方です。
そもそも元々レスパイトのためのショートを使うのなら、定期的にそれも1泊二日や2泊三日ではなく、1Wという帯で使った方がリフレッシュもできてイイですよ、と勧められたショートスティです。
私が今の状態(365日入浴介助)を飲み込めば解決するのであればそれでいいとも思いました。
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ケアマネさんの新しい提案、1W3回半日ディの1日を入浴がある1日にしてはどうか?
義理母つうさん現在は1W3回半日それも午後からのディに行っています。
その1日分を半日から1日にし、入浴をして帰宅すれば、やんわりわたしの入浴介助の負担も減るのでは?と提案してくれました。
が、しかし。
1日ディサービスにいるのは疲れる、何か作ったりするアクティビティとやらがあまり好きじゃないといわれ却下。
現状では「同性介助」を行えるショートを複数持つことくらいしか落ちどころがありませんでした。
というわけでB施設はつかわず同性介助のC施設と契約をすることに。
そしてショートはなるべく条件の合う施設をこれからも探し続けることにしました。(有料老人ホーム内のショートも視野に入れる)
何かを変えるには『根拠・妥当性・数・そしてお金』
ちょっとここで話を脱線させてください。
例えば家の前の道に穴が空いていたと仮定します。
人が落ちるほどの穴ではありませんが、怪我をするかもしれません。
”怪我をするかもしれない、いろいろな人も通る、だから修理して欲しい。”
これが根拠と妥当性にあたります。
しかし危険だから修理して!と個人の陳情で変えようとしてもすぐ変えられるものではありません。
よくある”市長への手紙”は担当する部署の人(要は中の人)が書いているわけで、実際市長が全て目を通して回答しているわけではないことは皆さん周知の事実だと思います。
まずは道路に穴が空いているとどのくらい困るのか、改善するにあたっての妥当性とそれを欲しているニーズの数が必要です。
この場合は道路に穴が空いていて困っているのは自分だけかもしれません。
したがって近隣住民の困り具合を吸い上げ、署名又は嘆願書をつくり、しかるべき部署に持っていくという手順が必要になります。
これが「数」にあたります。
今回の入浴回数の案件、同性介助の案件も「生存権」や「基本的人権」あたりが根拠・妥当性にあたるのではないかと思い込んでいましたが私の思い込みかもしれません。
そして数のニーズがどれだけあるかは現在不明です。
誤解をしないでいただきたいのが、私は現在こういう状況でした、という出来事をブログに書いています。
そこから改革のムーブメント 起こそうと書いているわけではありません。
話が脱線しましたが、よしんば分かりましたと取り上げられても、次なる段階が「予算」です。
困り具合はわかるけれど、今年度は道路を舗装し直す予算がないので出来ません。
という回答にぶち当たることが多いです。
とにかく最終的に乗り上げるのが「お金」です。
そのお金はどこから来るかといえば「税金」です。
消費税が10%になり、うまくいけば国の借金は返済できるかも?かも?のやさきのコロナ。
例え話から強引に現状にもどすと、想定外の感染症対策で国や地方自治体はそちらにお金を使ってしまったので今後の社会保障はかなり厳しい道のりとなると感じます。
では、ショートの問題はどう乗り切ればイイ?
現在も自費で介護タクシーとヘルパーさんを利用させていただいているので思い切って「介護保険」から外れて自費負担でどうか?と発想を変えてみました。
全額自己負担でショート利用は可能か?
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介護保険を使わない実費負担というやり方を考える。しかしリスキーでもある
介護保険に縛られるからアレもできない、これもできない、となる。だったら有料老人ホームの空室を実費負担で使えないだろうか?
けれどケアマネさんからはそれはリスキーな考え方でもあると忠告されました。
元々有料老人ホームは満室になって採算が合う。ショート用に想定した部屋の使い方はしていない。たまたま空いているのはOKなものの、お試しでの利用は利用したい時、空いていない可能性が高く、かなりリスキーな使い方になる。そしてお試しは入所前提なので、、、
という忠告をいただきました。
更に
うーむ。。。。
そこまでして自分のレスパイトをとろうとは思いません。
さてどうするか。
今現在の出来る落とし所を考える
ベストではなくベター。白黒ではなくグレーを選ぶとすると。
1、ショートの利用宿泊を減らして、入浴回数の最低条件をクリアする
2、同性介助が出来る施設を今後も探し、使える施設のカードを複数もっておく。
3、全額自費負担のショート利用が可能なところをこれからも探していく
というところが現実的な着地点となりました。
闘うのではなく現実性があるものを探す。
小さな世界の中にいる私ですが現実の中で出来るところを今後も粘り強く模索していこうと思っています。
今回駄文長文にもかかわらず最後までお読みいただきありがとうございました。グリコール・グリコでした。
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