連休も終わり、録画にザックリ目を通したグリコール・グリコです。4/12・19のゴミ屋敷?!リターンズと4/26の親のもので困っています!スペシャルは正直どんなもんだろう、、とやや疑問も多かった回でした。2例まとめての感想です。
ゴミ屋敷?!といわれてしまう両親の心持ちは如何に
前回の感想はこちら↓
再度テコ入れの背景は
・お父様が脳梗塞で倒れた。
・本当はまだ『闇の寝室』がある。
・モノのリバウンドが始まっている。
という事で娘さんは”より安心・安全の生活が出来るようにしたい”と気心が知れた友人とチームを作り実家の危機介入に臨みます。
以前と違うのがお母様の顔がイラストになったこと。(お父様は顔出しOKでしたが)
愚行権を行使しているのは自分なのですが、それをTVで暴露された恥ずかしさがあったのではないかと思います。
やましたひでこさんが再訪問して”なつかしいでしょ、”と声を掛けるとお母様”こわいかんじがする”っていっていたんですよね。
『いつもいきなり、全然相談がない』と不満をあらわにしていました。
(あとから相談者さんが前もって片付け日の連絡をファックスで送っていた事が判明するのですが、、、)
急に戦争が始まって他国軍が自分の領土に土足で押し入ってきたように感じたのではないでしょうか。。
私が相談者さんの親の立場であったらどうなんだろう?と考えると、やっぱり嫌です。
汚かろうがどうしようが私のうちです。
あなたの家ではないので帰ってくださいというでしょう。
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”おやかた”危機介入なのか正義の押し付けなのか
確かに居住まいが良いかと問われれば、衛生的にもよくないなとは思います。
見かねて、、という気持ちは十分わかるのですが『相談者さんの正義』ばかりが全面に出て、息苦しくなりました。
前回同様どちらかというと全否定のコミュニケーションなのです。
片付けが強引に始まり家具の移動の提案をされるとお母様が
なんで人の生活を変えちゃうのよ!
と言い、お父様も
環境が変わるとそれに合わせるのが苦痛なの、歳をとると。
と言っていました。
更にお母様”自分の家を荒らされている感じ”とも言っていました。
本当はこれが全てだと思います。
私たちは親子だから良かれと思って色々手を出しがちです。
けれどもうお互い独立して生きているのですから、たとえ愚行権を行使しているとしても、あえてそのままにしておいても良いのではないかな、と今の私は思います。
私も親が離婚すると言い出して同居という危機介入をした立場なので偉いことは言えませんが、今だったらじゃぁ離婚すれば?と言えます。
親の課題に子どもが介入する必要はないと個人的には思えるようになりました。
親と自分は別の個体なのです。
ある種残酷にもみえる線引きはこれから超高齢化社会を生きていくには益々必要になってくるでしょう。
子どもが親をみる儒教的な考えは終わり、各自が自分の生に責任を持つ時代になると良いのではないでしょうか。
(あくまで私感です。)
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2例目の親のもので困ってます!スペシャルの事例
人の想いが具現化された時受け取り側はどうなのかを考えさせられた7段飾りのハイスペックお雛様。
まぁ実際開けてみて素晴らしさが分かって良かったです。
もしかしたら何年か後には飾らなくなるかも知れないけれど、知ることは重要ですね。
もう一つの事例は家を建て直してコツコツ片付けを進めたもののお父さんが、、という相談でした。
やましたさんあえて『お父さんの要塞はこのままにしよう!』と言っていましたね。
お家はほぼ相談者さんの考えで片付けられていました。
良いと思います。
けれどやはりこの課題は誰のものか、この正義は本当に振り回して良いものか、一呼吸置くことも大切だなと感じました。
やましたさん、ゴミ屋敷リターンズの回で”最近の片付けは親の溜め込みに苦しむケースばかり”とおしゃっていましたが親の存命中の『おやかた』はかなり難航すると思います。
どの事例も大元に横たわるのは『コミュニケーション力の弱さ』。
交渉力や関わり方がネックになるのかな。
なんにしても自分の感覚や基準が一番正しいという考えは一方的な排除に繋がりかねません。
親子間でもちょっと引いて、何故こうなるのかを考える余白も必要なのではないかと思います。
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親の家をチームで強制介入した相談者さんの素敵なところは”人持ち”のところ
話がゴミ屋敷リターンズに戻りますが、結果的には相談者さんの実家は何とか片付きます。
相談者さんの素晴らしいところは”人持ち”なところですね。
相談者さんも自分の気持ちの深いところを話しているのでしょう、第三者を頼みにする、頼む自分を赦している、そこが凄いな〜と思いました。
わたしだったら自分の家は汚屋敷で、、とは相談しにくいです。
お友達がそれぞれ”おかあさん、おとうさんに気持ちよく暮らしてもらいたい”という気持ちで協力していた姿が温かく、観ていてホッとしました。
良いお友達ですね〜。
相談者さんの本心を”実はこう思っているんですよ”と口添えする友人もいて、そのような人材を集められる相談者さん、すげぇ!とも思いました。
人のつながりは宝ですね。
逆に他人とこんな繋がりがあれば、自分の老後も心配がないんじゃないかな〜。
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とっても悩ましい”おやかたという介入”
おやかた、本当に難しいです。
この案件の話は取り上げにくいし、観ていて共感や応援がしにくいというか、、、
問題の根っこはどこなのか、人と人、モノと人の関係性や紐解きが重要なのはわかるんですけど、毎度視聴してスッキリ感が持てないです。
とにかく親子間って難しいですよね、、、
今回は親子間にお互いが安心・信頼できる第三者が入ると介入時の緊張がほぐれますよ、くらいで話を止めておこうかなと思います。
おやかたでも日頃から人とのつながりは大切、人と繋がっていれば血縁に縛られることもなし。
自分も親も外にヘルプできる人材を持てるようにできると良いですね!
(うわ〜実は自分が一番弱いのが人とのつながりだったりして、、、汗)
いささか未消化な感想でごめんなさい。
コメント
コメント一覧 (2件)
わたしは親の家を片付けようなんざ、これっぽっちも考えていませんが、確かにやらなければならなくなったら大変でしょうね。
どうやったら「親の家を片付けなきゃ」と思うのか、私にはちょっと分かりませんが、一番ややこしいのは子が「親のためにやってあげている」と思っているところではないかな。
グリコさん仰るように、ここは私の家だ、私がいいんだからいいんだ!って思いますもん。
(すっかり私が娘に家を片付けられる、という立場に立って発言してます。笑)
やっぱり本人が「片付けたい」って思うことが第一前提じゃないですかねえ。
そこがないからモヤっとしちゃうんじゃないかなぁ。
グリコさんの記事を読んで、番組を想像しているだけですけど、「んなもん、ほっとけ」って相談者さんに言いたくなります。笑
え?そうなの?親の家は結構負の遺産ですよ〜。こんにちはkaorun様。強気の発言ですね。
ま、親が存命の時の片付けはむつかしいことは確かです。
わたしの実母が『ここは私の家だ』タイプだったので生きている時は出来ませんでした。
ま、実家がモノで溢れたのは私たちがテコ入れで同居したのもあるので、親ばかり悪くは言えません。。
この事例でひっかかったのが『片付け』を親とのコミュニケーションの手段に使ってるところなんですよね。
コレに似たような体験があって、仕事を離れた時一時保護猫のボラをしている団体を手伝っていた時がありました。
そのトップの方がまさに『保護猫』を人との関わりの『ツール』として使っていました。
なんかそれがわかった時一瞬にして冷めたと言うかなんというか。。。