わたしがバテた時に気にしているのが「帯状疱疹」です。実母、娘共ひどい帯状疱疹をしているため、ちょっとでも皮膚がピリピリすると「帯状疱疹」を疑ってしまいます。ついこのあいだも知人マダムが「帯状疱疹」になったため、今日は「帯状疱疹」について書こうと思います。
帯状疱疹って?
帯状疱疹(たいじょうほうしん英: Herpes zoster)は、水痘(水ぼうそう)ウイルス(Varicella zoster virus、VZV)が再活性化して、帯状の発疹や痛みを引き起こすウイルス感染症です。
我々世代の90%は小さい頃に水ぼうそう(水痘)にかかっており水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得しています。
しかし年齢を重ねるとウイルスに対する免疫力が薄れさまざまなことがきっかけで帯状疱疹を発症します。
例えば
- 免疫力の低下
- ストレス
- 疾患や手術
- 他の感染症
- 加齢
などです。
免疫力の低下はこの夏の暑さなど影響すると思います。
まわりで帯状疱疹にかかった人の事例を具体的にいくつか挙げていこうと思います。
実母の場合 加齢・体力低下・免疫力低下
帯状疱疹を発症したのが夏から秋へ移行する季節の変わり目でした。
床に伏せることが多くなり、全体的に体力も低下していました。
あまり食欲もなく伏せっていたので今思い返せばタンパク質が少なく、からだもパワー不足だったと思います。
嚥下障害になる前はエンシュアリキッドを食事がわりに少し飲んだりしていました。
はじまりは「背中がピリピリする」という訴えです。
当時わたしには「帯状疱疹」の知識が全くなく、その後現れたポツポツも衣類の擦れかな?と軽く考えていました。
そのうち右側肩・腹に発疹が広がり診察を経て「帯状疱疹」とわかりました。
発疹がみずぶくれになり、それがやぶれてグジュグジュになり悲惨でした。
当時は「ボタ軟膏」というものを塗りガーゼと油紙で蓋をするという原始的な対処法でした。(泣)
水ぶくれが治っても痛みが残る帯状疱疹後神経痛
やっとみずぶくれもおさまり、かさぶたになり帯状疱疹の痕は残りましたが、その後亡くなるまで実母を苦しめたのが「痛み」です。
「イタイ、イタイ」とずっと訴えるので「ペインクリニック」を探し車椅子を押して「神経ブロック注射」に通いました。
しかしそれが劇的に効いたかというとそうでもなく、足繁く通ったのにも関わらず「相変わらずイタイ、、」と言われがっかりしたのを覚えています。
娘の場合 ストレスからの免疫力低下?
娘の場合はやはり夏場でした。
娘なりに大学生活や就職に関するコトでストレスがあったのだと思います(知らんけど)。
なんかピリピリする、、からはじまりました。実母の例があるので小さな発疹が2~3個出た段階で総合病院にかかったものの、その時は「帯状疱疹かなぁ〜?」とそのまま帰され(ヤブ)その二日後くらいに粒々の疱疹が出始めました。
再度同じ病院にいくとそれをみていた看護師さんが「ほらやっぱりね、そうだと思った」とそばでつぶやいたほど。(苦笑)
お腹と背中2箇所に盛大に帯が出ました(泣)。
痛みも強く本人曰く
なんだそうです。
傷痕はしばらく残りましたが発症後5~6年くらい?経つ今ではほとんど痕もわからなくなりました。
ただ天気が悪くなる前や気圧の変化がある前は未だに帯状疱疹をやった箇所が痛むそうです。
わたしの場合 体力低下
もう2例を実際みているし&夏場に自分の体力が低下するのもわかっている自分。
恐ろしいので”あ、なんか片側だけピリピリする、え?発疹もある?”という時は今までの経緯を説明して”抗ウイルス薬”を出してもらいました。(過去2回)
発疹が出てから3日以内に抗ウイルス薬を投与すれば(抗ウイルス薬の使用が早ければ早いほど)ウイルス増殖が抑えられるため、重症化や帯状疱疹後神経痛を予防できる確率が高くなるからです。
なんせわたしは水ぼうそうにかかったのが遅く(なんと中学1年でかかりほぼ1ヶ月欠席する重症だった)顔にまで出たので恐怖なのです。
もう空振りでもいいので怪しいなと思ったら投薬!
ストレス&疲れ ご近所マダムA
介護を長くなさっていたご近所マダムA(仮)。
介護疲れとストレスで3年ほど前、春先に帯状疱疹になりました。
これまた痛みが長く残りしばらく「神経ブロック注射」に通っていました。
数年の間予後に苦しんだと言います。
帯状疱疹は後が長いんですよね、、、(泣)
予防ワクチンまでうったのに2回目帯状疱疹ということも
マダムB(仮)さんは2回も帯状疱疹を経験していました。
なんと帯状疱疹のワクチンまで打っていたのにもかかわらず2度目だそうです。
そんなことあるのか?!ってびっくりしました。
そこで帯状疱疹のワクチンについて調べてみました。
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帯状疱疹の予防ワクチンは二種類ある
帯状疱疹のワクチンは2種類あります。
一つは弱毒化した生ワクチンの「ビケン」。
もう一つは不活化ワクチンの「シングリックス」。
2016年3月から、幼児の定期接種に使われている水痘ワクチンが50歳以上を対象に帯状疱疹予防に使用できるようになりました。(自費負担)
「ビケン」が接種回数(皮下注射)が1回 8000円(税抜)発症予防効果約50~60%
「シングリックス」が接種回数2回(筋肉注射)で20000~40000円 発症予防効果約97%以上(約10年は持続効果あり、ただし副反応も出やすい)
マダムBはビケンのほうを選択したのだそうです。
個人の持病の有無もあるし、副反応の強さも個人差がありますし、発症予防効果はもちろん値段だけでは語れない問題です。
年齢から逆算して予防接種をすることも必要でしょう。
自分の弱りやすい癖をみつけて対処したい
家族歴からも夏場や季節の変わり目に弱りやすい家系です。
特に夏場は弱いので体力や免疫力が弱まる時期を頭に入れながら今後、どのタイミング(予防接種を受ける時期や年齢)がいいか考えていきたいと思います。
帯状疱疹は一回では済まない場合もあるので(マダムBは2回、親戚の叔父は3回もしてます)あなどれないです。
本日はわたしが恐れている「帯状疱疹」の話、シニアになりより一層危機感を感じています。
周りでもなっちゃったの〜という方がポツポツ出ているので今までの体験談も含めまとめてみました。
夏は弱ってグタグタになるグリコ、体力が低下しないよう頑張ってタンパク質を摂ろうと思います。
今日は長くなりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました〜。
イタイの嫌い!
コメント
コメント一覧 (2件)
グリコさんこんばんは!帯状疱疹は本当に怖いです!うちの母も10年ほど前にかかりましたが、初期治療が遅れてしまい今も時折痛いそうです。。
当時は痛さに死にたいとまで言っていました。壮絶でした、、、
コロナワクチンで免疫が落ちてかかる人も多く、またコロナに感染した後にかかる人も多くて最近は増えてきた感じがします。
私も母を見ていたので今年ワクチンを打ちました。でも、安心は出来ないのですね!!
ストレスが悪いようですので、用心するしかなさそうです。
そして、違和感を感じたら即、皮膚科に行って治療が肝心です!!
最近、コロナ以外にも色んなウイルスが蔓延してて、孫達も次々と幼稚園からもらってきて、病院通いばかりしています。。。
やはりマスクは身を守ってくれるのかもしれないと、暑い中でもまだマスクしてます。
お久しぶりです、ミロク様。リコメが遅くなりました、ごめんなさい。
ああ、同じ経験談の方が。。。
痛みは代われないので辛いですよね。。しかし辛いのは何と言っても当事者。
お察しいたします。。ミロク様。
お母様の痛みがちょっとでも遠のきますように。
実は私、まだ帯状疱疹のワクチンを打っていないのです。
ストレスの発生しない暮らし方をこれからも模索〜
幼稚園や保育園に通っていると早い段階でさまざまな伝染病に罹りますよね。
それがいい場合のあるし、親の都合で考えるとため息が出る場合もありで。。
当分身を守る暮らしが続くことになりそうですが、ミロク様もおからだおいとい下さいませ。
久しぶりのコメント嬉しかったです♡