かなり間が空いてしまいました、”ウチ、断捨離しました!”シリーズ視聴の感想です。こころに残った回をピックアップしました。それが沖縄移住を決心する相談者さんのお話です。(2020/8/30放送分)
相談者さんは一見肝の座った人
相談者さんはバツイチ同士の結婚で女性の家具職人。夫さんとはアフリカの楽器のワークショップで知り合ったそうです。
男ばかり三人の息子さんが居ます。
なんでも夫さんの夢(沖縄で農業をすること)を叶えるために「沖縄移住」を決め、荷物を車2台分まで減らしたいんだそうです。
相談者さん曰く
私は家族が居ればどこに行っても良い
姉御っぽくて肝が座ってるなぁ。。
しかし具体的なことは何も決まっていないんですよね。
番組が始まって間もなく夫婦で夢を追う姿に釘を刺した長男の言葉が印象に残っています。
家すら決まっていない
え?大丈夫???
やましたひでこさんは言う、趣味や思い出のものが多すぎる
早速相談者さんの家を訪問するやましたひでこさん。
相談者さんの趣味の持ち物(着物・籠・民族布)を見て
そして片付けの様子をリモートで観てこうも言います。
新たな新天地に共に過ごしたいモノを選び抜く必要がある。あれもこれも連れて行きたいと思うなら新天地に行こうという思いを疑ってみる必要がある。
ちょっと気持ちだけ前のめりになっている様子を心配して一回クールダウンの提案もしていました。
これには観ていた私もデスヨネー、、と心の中で思ってしまいました。
第三者から見ても二人の決意が固い割には移住に向けての具体的な絵図が見えなかったからです。
(スポンサーリンク)
引っ越しに向けての片付け最中、相談者さんの不満も現れた
とにかくほぼ相談者さんがリードしてことを進めていく感じで、夫さんは口と行動が一致せず言う割には移住に向けての自分の持ち物の片付けは進んでいないようでした。
その姿を見て相談者さんも
と不満をぶつけます。
期日を決めた引っ越しにもかかわらず相談者さん自身も子供が要らないと判断したおもちゃのパーツ探し。
”これが揃っていると売るときに値段があがるから”、とそのおもちゃのコンプリートに必死になっていたりで、、それをやっている場合ではないのでは?
と観ている側の方がハラハラしてしまいました。
進みたいけど進めない、そんなもどかしい姿がありました。
やましたひでこさんは言う、時間を先延ばしにしているのは不安があるから
時間がないのに細々としたモノ(おもちゃのパーツを探したり)を拾っていたり服の選別がつかないままになっている様子を見て、
とズバリ。
すると強気だった相談者さんから
メッチャ不安です。。
色々な事例をみているだけあって洞察力が鋭いな〜と思いました。
そうか、そういうことか。
その指摘を受けて強気だった相談者さんも初めて自分の気持ちに気付きます。
(スポンサーリンク)
服はこころの奥の象徴、冬服を手放せない意味は?
この服の整理が進まない(特に冬服)様子を見てやましたさんはズバリ
この言葉を言われて今まで強気だった相談者さんもハッとします。
やましたさんが『服はこころの奥の象徴』とおっしゃっていましたが、”手放せない意味をよく考える”ということは自分の本当の気持ちを紐解く作業なんですね。
断捨離®️はモノと自分の関係性を見つめる、とやましたさんはあらゆる場面でおっしゃっていますが沖縄に岐阜で着ていた冬服を持っていくというところに実は相談者さんの不安が隠れていたのです。
ひょっとしたら失敗して帰ってくるかもしれない、そのための服、、と言う気持ちもあったのかもしれません。(現にこっちに帰ってくるときに、、とポロっといっていましたね。)
(スポンサーリンク)
自分のこころの奥を改めて知った相談者さんそれでも一生支えていくと
やましたさんの言葉で自分の正直な気持ちにも気が付いた相談者さんでしたが、それでも『絶対一生一緒にやっていく(夫を支えていく)』と言っていました。
やましたさんはその様子をちょっとハラハラしながら
”移住の時期を伸ばしてもいいかな?”とも提案するのですが相談者さんは
”何年も伸ばして来たから今なんです!”
ときっぱり。
それからは引っ越しの片付けはザックリ進み、無事車二台分に荷物が積まれ沖縄に家族で移住して行きました。
相談者さんからは断捨離®️をして
”良いコミュニケーションが取れるようになった。二人の生のために動くということをはじめてやった”
とコメントがされていました。
今回のキモは相談者さんが服を通して自分のこころの奥底にある不安に気付くところ
気持ちだけで進んでいく姿に私も”若いっていいなという思いと、そんな行き当たりばったりでいいの?”と言う思いが交錯しました。
しかし夫婦、家族のあり方は人それぞれです。
今回のキモはやはり”モノと自分との関係性”。
冬服の整理シーンで相談者さんの気持ちを紐解く作業がとっても印象的でした。
それが出来てくると番組冒頭で相談者さんが言った
私は家族がいればどこにいってもいい
と言う言葉に太く繋がるな、と感じました。
移住をきっかけに
というイメージが浮かびましたよ。
こころの有様と思いが繋がれば移住しても不安に押し潰されることもないですね。
無謀ともいえる移住でしたが沖縄の地で家族みんな幸せになって欲しいなと思ったグリコール・グリコでした。
モノや空間のあり方から自分のこころの中を眺め答えを見つける、気付く。そして自分で自分を癒す。
そんなこころの中の答え合わせの経過が好きで録画視聴を続けています。
コメント
コメント一覧 (2件)
この番組は断捨離という名の人生相談ですね。
私もグリコさんのレポートを読みながらハラハラしました。
沖縄のどこへ移住されたのかは分かりませんが、
田舎特有のよそ者を受け入れない雰囲気は少なからずあるみたいです。
これは都会以外ならどこも同じですが、、、
その一方、船に醤油と皿だけ積んで乗る。そうすれば魚が勝手に飛び込んでくる、というほど「なんとか生きていける」県でもあるような気がします。
まさに「なんくるないさ~」ですね。
きっとご家族は大丈夫でしょう♪
こんばんわ、kaorun様。
うわっ、上手いこと言いますね。
その通りですね、モノを通して心の奥の悩みを吐き出す。。
>船に醤油と皿だけ積んで乗る。そうすれば魚が勝手に飛び込んでくる、その言葉知りませんでした。
本当は人は人生の枝葉に気づいて大切にしなくてはいけない幹を見つけるチャンスをいろんな場面でもらっているんだな、、と思いましたよ。
ほんと、移住しても楽しく暮らしてもらいたいです。