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ウチ、断捨離しました!”母と息子の停滞した家”を観て。人生の第二幕の主人公は自分。さて過去をどうする??

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BS朝日で絶賛放送中の”ウチ、断捨離しました!”。9/4の録画をやっと視聴する事が出来たグリコール・グリコです。今回は息子さんの高校受験を機に早逝した夫様の遺品を整理して息子と共に次の人生を踏み出したいという相談者さんのお話でした。私もそういう立場になる時が来るのだろうか。感想を書いてみます。

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目次

40代で人生のパートナーを失くすという事

相談者さんの夫様が亡くなって早6年になると言います。

若くしてガンで亡くなったそうです。

夫様は興味のアンテナが沢山立っている方で夫様の紹介のシーンでも『楽しむ事柄が沢山あって日々充実して暮らしていた』んだろうな、という事がバンバン伝わってきました。

連れ合いをなくすって、たとえてみると「漫才の相方を失うようなもの」かな?

二人で立っていた場所にいきなり一人で立たされるのは居住まいの悪い、スースーした心持になったのではないかと思います。

実際相談者さんも自分を忙しくさせることによって夫のことや過去のことを考えないようにしていたそうです。

また、忙しくすることで夫様のモノを見ない様にしていたのかもしれません。

和室や夫様の部屋通称『家族のサロン』もほぼ手付かずのまま時間だけが経っている感じでした。

しかし夫様が亡くなって6年が経過、遺品と向き合う気持ちが湧いてきたようでこんな言葉が出ました。

丁度高校受験の年だしこの散らかったままの状態では受験にも障りが出るだろうから、この機会に遺品を整理して息子と共に次に人生を踏み出したい。

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やましたひでこさんは言う、この家は『停滞している』と。

やましたひでこさんが訪問、お家をぐるりと見渡してから和室の隅に注目します。和室の隅には段ボールが積んでありました。

相談者さんは古い本を片付けようとしているところ。。と説明をしましたが、やましたさん、

つまり、やろうとしてでもできてないって事だよね、この家は(物事が)停滞している。

と、ズバリ。

片付ける時って、一応不要なモノを一つの場所に集めるんだけど、ゴミの収集日の問題、また、不用品を売ろうという魂胆があると発送する人手間がかかるのでどうしても要らないものが溜まってしまう時間があると思います。

ましてフルタイムで働いているといつかやろうと先延ばしになってしまうのも分かります。

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やましたひでこさん、本丸をいきなり攻めず冷蔵庫の整理から手ほどき

やましたひでこさん、キッチン周りから崩していくことが多いです。

趣旨としては

  • 狭く限られた空間の片付けで片付けの感覚を身につけてもらう。
  • キッチンは暮らしの中心、取り掛かると重要性がわかる。

からだと思います。ここでのポイントは

大切に使いたいものは一番いいところに置く。

冷蔵庫整理で夫様がガンの闘病中に作ったもろみ醤油が出てきて相談者さん、”あ、コレは使います”と冷蔵庫の特等席に手作りもろみ醤油を置きました。

この体験がのちの遺品整理の伏線になっていきます。

私もこの番組を見終わってすぐに冷蔵庫の賞味期限が切れた青のりと桜エビの残りを捨てました。

気を引き締めよう。。(汗)

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やましたひでこさんは言う、人生の第二幕はどんな舞台がいい?

やましたひでこさんは『捨て=断捨離®️』と誤変換されていることに対してかなり危惧されていて、『捨てることが断捨離®️では無い』事をこのドキュメンタリー番組の中で事例に則して丁寧に説明しています。

相談者さんの目的をハッキリさせて『どんな自分になりたいのか』『そのために何が要らなくて何が必要なのか』を自分で選んでいけるように上手〜く誘導していきます。

やましたひでこさん、”夫と共に歩んだ人生の第一幕、今は第二幕の幕が上がろうとしている、さあ、あなたはどんな舞台がイイ?”と投げかけます。

相談者さんは

インディジョーンズみたいに身軽に出かけられるようにしたい

と答えます。夫様同様ご本人もワクワク好きなんですね。カッチョいい♡

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息子と一緒に片付け開始、けれど判断を息子に任せてしまう。。自分の課題を人に投げるのはNG!

この場面、すごく心に響きました。

特に息子さんが年齢の割に気持ちが成熟していて大人の中で暮らしている一人っ子のアルアルだな、、と感じましたぜ。

相談者さんが息子さんと一緒に夫様の部屋通称”家族のサロン”で夫様の描いた絵など発掘していくのですが一つ一つ目を通しては懐かしそうに振り返り処分の判断にぐらつきます。

そして判断を息子に丸投げ。

どうしたらいいと思う?

息子さんは

今まで見ていなかったのに、急に見て欲しいなって何やん?残しといてもあと何年も見ないやん!僕からどんどん物を捨てていったけどさ、僕の心もすり減ってるわ。

とその場を離れてしまいました。

後で、番組のディレクターさんがその時の気持ちを息子さんに聞いてみると、

敢えて自分が『捨てる!』と言ったのは

自分だって父を感じるモノを捨てるのは辛かった。

でも中途半端に終わったらもう一回溜めそうだから。キレイに仕切らないと(キレイな)状態が続かないから。。でも捨てる時の母の顔を見ると名残惜しそうにしていて歯がゆくなった。なら何で片付け番組に申し込んだんだ?

と言う気持ちだったことがわかりました。深いよ、息子君。。。

相談者さん、その話を後日聞いて息子に甘え過ぎていた自分に気がつきます。

そして『忘れようと無理をしていた自分』にも気づき、その気持ちを捨てる踏ん切りがついたみたいでした。。

私はこの様子を見ていて、”自分の課題を人に丸投げしてるな”、と思いました。

夫様の遺したものは二人の共有の思い出でありながらも、その思い出を片付けようと思ったのは相談者さん。

だから二人で作業はするけれど判断や最終決定は自分で行うべきなのです。

この課題は誰の課題なのか?をはっきりさせることは必要ですよね。

ここでも自己選択、自己決定のプロセスが構築されていくことになります。

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1ヶ月後やましたひでこさんが再訪問。最後の本丸を崩す。和室は過去。

かなり片付いた部屋を見て褒めちぎるやましたひでこさん。ここで最後の本丸を崩します。仏壇のある和室です。

和室を見て

『日常と思い出が一緒になっていてすごい違和感がある』

と言います。

大切な思い出と言いながら選び残したモノたちが今ひとつぞんざいに置かれている、その様子に対してのコメントでした。

でもまぁ、このくらいならどの家庭にもある風景かな〜とゆるく見過ごす私ですが、今回のやましたひでこさんは息子さんの話も聞いていたのでしょう、ラスト大改革に挑みます。

(あなたがいつまでも)思い出とともに生きていくとはご主人も思ってないよね。和室って家具置き場じゃない。

(あ、和室って家具置き場じゃない、、た、確かに。。汗)

ここを何もない空間にして過去に縛られた部屋から解放しよう!

と提案して押入れ大改革に進みます。

その整理の時に夫様の手帳が見つかり後ろに”〇〇ちゃん、愛してる”と言うメッセージを発見するのです。

この手帳こそが!お宝であり大切なモノ。

大切な手帳が見つかり、それを置いておくのにふさわしい仏壇の引き出しの中にそっとしまうことが出来ました。

ここで冷蔵庫のレッスンが活かされたのです。

自分にとって大切なものは一番いい(それにふさわしい)場所に置く。

私も選び抜いて手をかけて完成させた実母の刺繍がチェストにまだ眠ったままです。(汗)今年こそ額装にして飾ろうっと!

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やましたひでこさん流のお片づけ術の極意、選び抜く力が次の自分を作る力になる

最後は息子さんと二人でお父さんが残したもろみ醤油を味わいながらで仲良く夕食を共にするところで終わります。

自分にとって何が必要なのか選び抜くことで、選んだものたちが時間を超えたギフトになるところに感銘を受けました。

『断捨離®️は単なる捨てではない』とやましたひでこさんが何回も釘を刺すのも片付けのプロセスを通して視聴する側にも伝わってきます。

やましたひでこさん流のお片づけは

選び抜く力をつける事で、自分はこれからどうありたいかを自分自身で見つける

なぜ手放せない?なぜ持っている?自分で自分の心を掘り下げ考えるきっかけを与える

グリコ

自分再発見とリスタートのお片づけなんだー

次回のBS朝日”ウチ、断捨離しました!”は9月11日(水)9時から、レギュラー番組になる前に登場した絵本を捨てられない母のお話の続編です。

この母子関係も結構自分に響くところがあって、続編が今から楽しみです。

毎回感想を書かせていただいていますが、人間はいつでも気付きを得られ、成長していくものなんだなといつもこのお片づけ番組を見て思います。

そしてちょっと停滞期に入りそうになると、この番組でエンジンをかけて暮らしを見直していますV

その他の今までの感想はこちら↓

オラもこれからも片付けを進めるぜー!

さ、参加してたりします。。

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