先週現在開催中の特別展、カルティエと日本 半世紀のあゆみ[結 MUSUBI]展を観に行ってきました。法隆寺宝物館も訪問できて眼が潤いました〜♡
カルティエと日本 半世紀のあゆみ[結 MUSUBI]展
上野にある東京国立博物館の表慶館で開催中のカルティエ展。
(期間は6月12日〜7月28日まで)
先週の晴れ間に行ってきました。
入るとすぐに「Fifty Sky Views of Japan」がお出迎え。
浮世絵に触発された日本50地域の空がその地方新聞の一面を使って表現されています。
自分が住んでいる県の空、好きな空を探すのも楽し。
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温故知新のジュエリーメゾン カルティエ
昔から西洋にとって東洋は刺激の宝庫です。
とルイ・カルティエのプライベートコレクションにインスパイアされた作品が並びます。
我々が見慣れているものでも、そこにクリエイターの視点が加わると変化&昇華されていく過程が作品に色濃く投影。
ふふ、日本の工芸ヤバイよね、わかってくれる?
良いよ良いよ、どんどんやってくれぃ
1F展示は先ずは日本とカルティエの過去が紹介されています。
移ろい昇華していく美を象徴する2Fへ行く階段のアート
もう1Fの展示で割とお腹いっぱいになるのですが、さぁ、2Fへと足を運ぶ階段の途中にアートが。
おぉ〜お花ちゃんですね、、ふむふむ
下から見てると分からなかったのですが、2Fに上がって全体を俯瞰できるとハッとしました。
スポットライトが当たる泰山木が白く発光し、それが一瞬しずくとなって溶けるように落ちます。
よく観ると女性のカラダが描かれていて、ボディから内臓が。(汗)
タイトルはFlowーwar arrangement 束芋という人の作品でした。
美は移ろう土台を糧にして開花し循環、昇華する。
実を結び朽ちていこうとする花の実を一粒くわえる鳥。
グロいんだけどこれもカルティエ現代美術財団のコレクションです。
カルティエというメゾンの「美への貪欲さ」が現れる作品。
今回これが一番良かったかも。。
現代アートコレクションは美の解体宣言?
ジュエリーも益々洗練され削ぎ落とす美に入っていきます。
左、田原桂一 石の上に印画の豹 右、日比野克彦 の豹。
現代アートは写真も多く、アラーキー(荒木経惟)さんの作品もありました。
カルティエ現代美術財団収蔵作品はほかにも村上隆、三宅一生、横尾忠則、ビートたけし、香取慎吾さんたちの作品もありました。
現代アートは個人的にはこのような立体の方が好き。
平面のものは色が人工的過ぎて、オバハンはいささかついていかれなかったです。(泣)
これからカルティエがどこに向かうのか。
そし何が『美』となるのだろう。
共有・ひらめき・創造・破壊・そして昇華。
そんな言葉が頭の中を巡りました。
チケットは大人1500円です。
写真撮影可のこの展覧会、気になる方は会期後半は混むと思うのでお早めに足を運んでくださいませ。
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おまけ 表慶館となりの法隆寺宝物館が想像以上に良かった!
今まで時間が無かったり、足を運んでも休館だったりでそのお宝を拝すチャンスに恵まれなかったわたし。
けれど、今回は中に入ることができました。
水の上を歩くようなランウエイを渡り、静々と法隆寺宝物館へ。
教科書でお馴染みの国宝たちに会えました♡
仄暗いライトの中から浮かび上がるあんまり微笑んでいない重要文化財の仏像たち。
7世紀の小振の仏像が多数展示されているブースは圧巻でした。
人もあまり見学に来ていなかったので静謐な空間の中で仏像とにらめっこしてきました♡
びっくらしたのが香木が、、重要文化財になっていたこと。
恐るべし香木。。。
聖徳太子絵伝がデジタル8Kで観られる!絵巻の内容が日出処の天子。。。
国宝聖徳太子絵伝がデジタル8Kでわかりやすく紹介されていました。
絵巻の内容が『聖徳太子様ってすごい!ってコトを後世に残したい♡』そんなオーダー側の意図が色濃く伝わるお品です。
内容は聖徳太子誕生から入滅まで、エピソードてんこ盛りです。
こうだったらいいな的な聖徳太子絵伝。
厩の前で生まれた(あれどこぞの宗教と似てる?)、空中浮遊(あれ?!)、馬に乗って空を飛び富士山へ(ええ?)、前世に持っていた経典を中国の山に取りにいく、、(おいおい)などなど話が盛に盛られています。(笑)
まさに山岸涼子の日出処の天子の元ネタ
このデジタル8K解説を観てまた読みたくなった日出処の天子。
カルティエ展ももちろん良かったけれど、こちらもなかなかのものでしたよ〜♡
先週はカルティエ展に行ったり、映画を観たり久しぶりに活動したグリコです。
あっという間にもう今年も折り返し地点。
後半もやりたい事、したい事をして”あー気が済んだ”とせいせいした心持ちになるようそこそこ活動しようと思っています。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました〜。
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