女性の更年期障害は世間に知られていますが男の更年期障害について語られるようになったのは最近です。夫シンジさんも加齢に伴う更年期障害に悩まされていました。今日は治療に至るまでの話をまとめてみました。
男の更年期障害を調べるきっかけになった同僚のうつ病
きっかけは退職前に同僚がうつで休職したことです。
からだも見るからに頑丈そうでスポーツマンの彼が見る影もなくショボーンとなり『実はうつで療休をとってたんだ』と聞いた時は激震が走ったそうです。
実は自分も不調の波を抱えていたので、明日は我が身と身を震わせていました。
そしてこの同僚のうつにどうしても納得がいかない、、とぼやいていました。
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夫の不調は不眠・ひどい肩こり・関節痛・慢性の疲れ
夫シンジさんは”今日も寝れなかった”と言っては”だるい”と言いながら通勤していました。
また肩こりもひどく、膝も痛いと毎日不調を訴えていました。
天気で言えば『晴れ』の日がほぼなく『曇り』の日が続き、メンタルも弱々に。
不調を訴えては内科や整形外科に通院しましたがコレ!という原因はわからない日々が続きました。
そこでみつけたネットの記事。
俺もそしてあいつもこれかもしれない、、と思い当たったそうです。
自分の中で何が起こっているかを知りたい、男性更年期外来を調べ始める
自分の不調にまちの心療内科に足を運ぶのは夫もハードルが高いらしく、
と思うようになったそうです。
夫もわたしもどちらかというと具体的に数値化されたもので納得したいタイプです。
もし血液検査でホルモンの減少が分かるならすごく腑に落ちる。
それが原因ではなかったらその時はまたこの不調について考えようということになり、男性更年期外来を探すことにしました。
泌尿器科で男性更年期外来がある病院に行く 検査は自由診療枠
男性更年期外来があるのは泌尿器科でした。
実際に血液検査をしてLOH治療(男性更年期)が出来て通えそうなところを探し早速予約をしました。
年齢的に今頃?という感じではありましたが、なんせ本人が自分の今の状況を知りたいのです。
初日は問診と血液検査で、血液検査は自由診療の枠になるので初回は13.600円でした。(2023年)
結果が出るのが1W後です。
テストステロンは減少が判明
テストステロンの基準値が142.4~923.1。
夫シンジさんは298.9でした。
もう一つの遊離テストステロンというのが判断の決め手になるそうです。
遊離テストステロンの基準値は年齢によって異なり、60~69歳では5.3~11.5。
夫シンジさんはそれを下回る4.7という値でした。
Dr.から遊離テストステロンの値が低いのでLOH治療には該当すると言われました。
(※もちろん血液検査で他の数値に異常がなくこの治療に該当するかのチェックはしています)
この治療は個人差が大きく、例えば若いのにテストステロンが低い場合などは保険適応になるようなのですが、夫のように年齢的なものも関係してくると治療も自由診療となります。
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示されたLOH治療は2つ
この病院で示されたLOH治療は2つ。
一つは外用剤で自宅で決まった時間に男性ホルモン製剤を塗布するもの。
もう一つは3~4週おきに筋肉注射でホルモン充填をするというもの。
注射での治療は半減期が2Wほどなのでまずは3回注射して様子を見るそうです。
注射も自由診療になるため一回6.500円となります。(2023年)
夫は注射での治療を選びました。
LOH治療でデメリットはあるか?
もちろんDr.からはこういうこともありますと一通り説明を受けました。
- 髪の毛が抜けることもあり
- 長く治療を続けると精巣が萎縮
- バストが女性化することも
- 怒りっぽくなる人もいる
その説明を受けて、元々薄毛族だし(笑)子作りするわけでもないしいいかな〜と思ったそうです。
わたしは”怒りっぽくなる”というところがちょっとヤダなぁ〜と思いましたが、まぁ本人の気が済むのが一番なので”むやみにキレ散らかしたらこっちがキレるよ”とおどかすにとどめました(汗)
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改善が見られた不眠と疲れ
1回目の注射から改善が見られたのが「不眠」の訴えです。
この頃よく眠れるようになってきたそうです。
よく眠れるのでダルい&慢性的な疲れからも解放され、筋トレも再開するようになりました。
原因がわかったこともあり、弱メンタルな部分もかなり薄れてきました。
夫シンジ単純かよ
ひどい肩こりの方はまぁまぁかな〜と言っているのでまぁまぁなんでしょう。(笑)
ホルモンの値が数値的に示されたことは何より本人が納得する材料になりました。
もやもやと年齢的なものだから〜と言われるより、具体的な数値で自分の今置かれた状態がわかるってやっぱりスッキリしますね。
LOH治療は始まったばかり
LOH治療開始後は3か月後毎に血液検査が必要となります。
3回注射を打ってその後どうなったかチェックです。
自由診療だけに始めるのもやめるのも自分の意志です。
この治療、なんと80を過ぎた人も受けにくるそうです。(爆)
まだ注射は2回目で治療ははじまったばかりです。
ただ症状がうつと重なるところも多く、心療内科に駆け込む前に検査だけでも受けてみるのも一つの手だなとも思い、今日は夫の体験記を書いてみたグリコです。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
今は色々なことが詳らかになるありがたい時代です。
こうやってひとつひとつ不安を潰していくこともシニアライフには必要かもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
「夫シンジ単純かよ。」の吹き出しに笑ってしまいました笑
男性の更年期は女性と違って治らない人もいるとかなんとか聞いたので、鬱になってしまうというのも、不調が治らなく続くからとかそういうことなのでしょうかね?(憶測ですが)
ご主人上手く緩和されるといいですね!
私は40半ばなのですが、背中がやたら痒くて、乾燥なのかな?って思って保湿したりしてたら更年期症状のひとつだと言われました。
嫌ですねぇ〜〜
こんばんわ、りえ様。
笑ってくださって嬉しいです。(そこ?!)
(年齢的に)今頃来たの?と泌尿器科のドクターに言われたみたいですが本人は数値的にハッキリしたかったようです。
不眠がかなり改善したとのことでそれだけでも良かったと思います。
わたしも更年期の時かなりあがきましたが、(エクレオールとか大豆由来のもの飲んだり漢方飲んだり)
今は完全にオス化したなと思います。(笑)
そしてホルモンが完全に枯渇したのもわかります。。
肌にハリがなくなったし、筋肉そのものが硬くなってきたのを感じます。。。
40半ばはまだまだですよ!!(喝)