最近、これだ!というものに臆せず参加するようにしています。皆さんは「人生会議」や「死生観」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?今回は「414」(よいし)カードを使っての死生観対話会に参加したレポです。
414(よいし)カードって?
このカード、実は「幸ハウス富士」という、がん患者さんやそのご家族を支える場所から生まれたそうです。
「病気になる前から、本当に望んでいることを話し合えたら」
そんな願いから生まれたこのカードは、単なる終活の道具ではなく、「自分が大切にしたいものを、最期まで大切にするためのガイド」なのです。

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ACP人生会議という言葉を知る
ACPはAdvance Care Planning:アドバンス・ケア・プランニングのことをさします。
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、ご家族や医療・ケアチームなどと繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと
ACPとは 厚生労働省人生会議してみませんかより引用抜粋
わたしは全然知りませんでした。
医療従事者から始まったこの考え方、
自分が何を大切にしていて
どう生きたいのか
医療やケアのことを含めて周りの人と話し合っておくこと
この考えの延長線上に414カードはあると思います。
「もしも」の時の話は、元気な時にはなかなか切り出しにくいもの。
でも、このカードという「遊び心」のあるツールを介することで、重い扉がふっと開くような気がしました。
幸ハウスから生まれた414カード
幸ハウスは静岡県富士市にあります。
施設見学に行った今回の主催者は”木で出来ていて、温もりを感じる場所だった”とおっしゃっていました。
がんの患者さん、がん患者さんのご家族・ご友人、がん患者さんのご遺族が気軽に訪れて、専門家に安心してこれからのことを相談できる安らぎの場所です。
幸ハウス富士について 利用できる人から引用
わたしがもし、がんになって戸惑いの中にいたら、やっぱり相談する場所が欲しいと思います。
相談場所でもあり、居場所にもなるのかな。
心の止まり木のような、柔らかいクッションのような、それでいて自分の気持ちに気づけるそんな場所なんだと思います。
※幸ハウスは医療機関ではなく、宿泊施設もありません。
また、治療、検査を行ったり、セカンドオピニオンを提供する場所でもないのでご注意くださいね。
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カードでの対話会がスタート
今回の対話会は5人でカードを囲む形でした。
まずはチェックイン。
目を閉じて呼吸を整えていきます。
その後自己紹介。自己紹介の後のプチテーマは”朝起きて1番にすることは何か”でした。
お白湯を飲む、というのが多かったし、仏壇に手を合わせて挨拶というルーチンワークも結構ありました。(自分には仏壇文化がないのでへぇ〜って感じでした)
その後ルールの説明があり(空気を読まなくていい、批判しない、発言者の話をただ聴く、話の内容は置いて帰る、ナドナド)
今回は『生』を深める対話ということで、早速49枚のカードを眺めながら「今」の自分が気になるカードを選んでいきます。
表面の言葉から選んでもいいし、気になるイラストからチョイスしてもよし。

他の方が選ぶカードに、へぇ〜
他の方が選ぶカードは、自分とは全く違う視点で、それがとても新鮮でした。
対話が進むにつれ、ご本人も意識していなかった「これからこうなりたい姿」や「解決の糸口」がポロッと言葉になって出てくる……。
「あぁ、答えはみんな自分の中に持っているんだな」 そんな瞬間に立ち会えるのも、この対話会の醍醐味でした。
自分のこころの中にある、言葉に現れなかったことが、414カードで顕在化するのもへぇ〜な感じでした。
414カードは死ぬまでの間に、自分が大切にしたい価値観を可視化するためのカードでもありそうです。
重苦しい「終活」向けのカードではなく、自分の心と向き合うための優しいガイド役のような存在です。
わたしが選んだカードは、、
今回の対話会で、私が直感的に選び取った言葉。
それは、「流れに身をまかす」という一枚でした。
若い頃は「一度決めたら貫き通さねば」と肩に力が入っていた時期もありましたが、今回感じたのは、もっと柔らかな感覚でした。
人生は選択の連続です。
でも、一度選んだことが一生変わらないわけじゃない。
その場面、その状況で、選ぶものは変化していい。
「今の自分」に正直に流れていく……
それは、自分を諦めることではなく、今の自分を肯定することなんだと、心がふっと軽くなりました。
カードの裏にはもう一つメニューがあって、
「流れに身をまかす」なら、
”流れに身を任せるためにはどんな準備や心構えが必要か”
という問いがあり、具体的に自分が何をすればいいか、考えを深化させるようになっていました。
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414カードは「選ぶ力」を鍛えるウォーミングアップツール
そして気づいたのは、このカードは「選択筋(せんたくきん)」を鍛えるためのツールだということ。
最期まで自分らしく生きるためには、日頃から「自分は何を大切にしたいか」を選び取る練習が必要です。
414カードでの対話は、まさにそのためのウォーミングアップ。
繰り返し話し、考えることで、いざという時に自分を支える「心の筋肉」が育っていくのだと感じました。
- 自分が何を大切にしたいのか
- 今の自分にとって、譲れないものは何か
これらに正解はありません。
だからこそ、カードを使いながら心をほぐし、自分の意志を確かめる練習を積み重ねていきたい。
そう強く思いました。
今日という日を、納得して生きるために
「死」を考えることは、決して暗いことではありません。
むしろ、限られた時間の中で「今の自分はどう生きたいか」をクリアにしてくれる、温かい作業です。
人生の大きな流れの中に身を置きながらも、その時々でしっかりと舵を握る。
そんな「心地よい選択」を、これからも積み重ねていきたいなと思います。
皆さんは、もし今一枚カードを選ぶとしたら、どんな言葉を手に取りますか?
2月はあちこち出向いているため、すごくブログのアップが遅れがちになりました。
にも関わらず、今日も見捨てず、読みに来て下さってありがとうございます。
人生の新しい扉が大きく開きかかっているのかも?のグリコでした〜。



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