今年も私にとって大切な梅仕事の季節がやってきました。これは、他界した実母から受け継いだ大切な記憶遺産なんです。毎年この時期になると、母が楽しそうに梅を漬けていた姿を思い出します。
早まる梅しごと
今年は6月1日に梅仕事のスタートを切りました。
例年よりも少し早いかなと感じたのですが、やはり温暖化の影響でしょうか。
年々、梅の収穫時期が早まっているように感じます。

昨年は梅の凶作年でしたが、今年は小ぶりながら梅の実がたわわに成ったようで、また夫の職場の方からお声がかかり梅狩りをしてきました。
庭の梅なので「野良梅」とでも呼びましょう。
3キロほど頂いてきましたよ。
今年の梅仕事は、定番の梅シロップと梅干し、そして少し大人な梅の味醂漬けの3種類に挑戦です。
そして転居して13年、はじめて移植したアンズにたくさんの実がつきました!
そのアンズを使ってのコンポートとジャムにも挑戦です。
梅シロップ
梅シロップは夫が好きでつけています。

青梅を丁寧に洗い、ヘタを取る作業は、いつも心が落ち着く時間です。
竹串でひとつひとつヘタを取っていると、集中して無心になれるのが良いんですよね。
氷砂糖と交互に瓶に詰めていくと、ずっしりとした重みがまた、達成感を与えてくれます。
あとは毎日瓶を揺すって氷砂糖が溶けるのを観察するのが好き♡
梅干しはいつも15%、ジップロックでつける
洗って、アク抜き数時間、水気を拭き取りながらなり口(ヘタ)を取っていくのは毎度の作業。
15%の梅干しは 梅1k,リカー50,甜菜糖150g,瀬戸の粗塩150g
重石はいつもペットボトルで代用しています。
やや小ぶりの野良梅ですが純調に水が上がってきています。

おかあさん、今年も梅を漬けたよ〜
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大人の味!初めての梅の味醂漬けに挑戦
今年は初めて梅の味醂漬けに挑戦しました。
以前から気になっていたのですが、なかなか手が出せずにいました。どんな味になるのか想像するだけでワクワクしますね。
ココで使うのが本みりん。
わがやでもこの本みりんが定番なので梅1キロに本みりん1000mlを惜しむことなく使いました。
1日でできると言う手軽さ、あとは馴染むまでちょっと待ってお味を楽しもうとおもいます。
冷蔵庫に入れるとみりんが結晶化するとのことで、常温にて待機中。
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杏子(アンズ)が初収穫!ジャムにコンポートに
旧実家の庭に植えておいたアンズ。
今の家に移植してからもなかなか実がつかず、苦戦していましたが今年はじめて69個の実がつきました。

今回コンポートを作ってみたいと、夫シンジさんが参戦、夜にコトコト煮ておりました。
香り付けでアンズの種を割って、なかの白い実を集めたら、本当に杏仁豆腐のあの香りがしてびっくりです。

アンズジャムは爽やかな酸味がして我ながら上手に出来ました♡
実母が「あんず」大好きだったので、生きていたら美味しい!って喜んだろうな〜と思いを馳せましたよ。。
今回の梅仕事は貰い物なので珍しく梅代ゼロ円になりました。
野良梅がどう変身するかも楽しみのひとつになりそうです。
梅仕事は、手間ひまかかる作業ですが、それ以上に大きな喜びと達成感を与えてくれます。
そして何より、母との思い出を繋ぐ大切な時間です。
皆さんは、この時期どんな梅仕事をされていますか?おすすめの梅レシピがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今年も梅たちと向き合いながら、日本の季節の移ろいを慈しみたいと思うグリコでした。
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