大雨でしたが初日に観たかった映画、「九十歳。なにがめでたい」を観にいきました。感想ですぅ〜。
九十歳。なにがめでたい
映画は佐藤愛子さんのエッセイが基になっています。
このエッセイ実は義理母つうさんも購入して読んでいました。
自分も90過ぎて色々思うところがあったのだと思います。
義理母が亡くなったときに本も処分したので、買うのは2度目となりました。(笑)
映画上映に合わせて現在ダブルカバーになっています。
女性セブンで連載のエッセイが本になっています。
文庫本も活字が大きくて助かります。
で、映画はエッセイの話を基に作家と編集者を軸にしてストーリーが展開されており、脚本うまいなぁ、、と思いました。
自分でも「声が大きいと自覚のある」佐藤先生を、草笛光子さんがやはり大きな声で生き生きと歯切れ良く演じています。
滑り出しは歳を重ね哀愁をおびた姿から、連載を続けていくに従い活力がみなぎり、しだいに身だしなみも素敵に整ってくるのが良い♡
特に後半の着物姿の草笛さんは本当に素敵です。
佐藤愛子さん自身も執筆を再開することで元気が出たとインタビューの中でも語っています。
『晩鐘』を書いた後はもう、私の胸の中にあるものを総ざらえで出した、出し切ったと思ったものですから、もうないと思っていましたの。そうすると、私はできることが何もないものですから、毎日ぼんやり過ごしていると、だんだんうつ病みたいになってきたんですよ。そこへちょうど『女性セブン』からお話がありまして、それを書き始めたら元気が出てきて、うつ病も消し飛びましたので、やっぱり、私は書いていると機嫌がいいんだなということがわかりました。
九十歳。なにがめでたい(文庫本) 佐藤愛子 P275~276より引用抜粋
人間なにか目的を持って活動するって大切だな
と、肝に銘じました。。
エッセイが基になっているエピソード、テレビの音がやたら大きいことに関して
”最近の若い子はなんでも早口でいうから何いっているのかわからないのよ!
というセリフでは、わたしも最近若い人の話すスピードに耳が追いついていかない派になったのでそこのところは大きく共感。
時代遅れの編集者演じる唐沢寿明さんもなんかこういうオヤジいるよね〜的に作り上げていてオーバー表現もまたいい感じでした。
タクシー運転手役で三谷幸喜さんが出ているんですけれど、、わたしにはゲスニックマガジンの西条にみえてしまいました。(笑)
映画後半、通話中で佐藤先生が倒れるシーンがあるのです。
義理母つうさんも全く同じで、突然糸が切れたマリオネットのようにバタンと倒れたことがありました。
頭を負傷した劇中の先生の姿を見ながら、心不全・心筋梗塞はああいう倒れ方するんだよね〜と何故かあの時のことが蘇りました。。
尺としては99分とシニアがトイレを我慢できるギリギリの時間になっています(笑)
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映画初日、もちろん客層はシニアばかり
初日の昨日はあいにくの土砂降り。
しかしシニアは基本ヒマなのと前日までにネット予約したこともあり映画館に足を運びます。(笑)
初日2回目の上映の男女比はざっと4:6ほど。
意外と男子シニアが多いのには驚きました。
驚きと言えば、スマホのQRコードを見せて会場に入るシニアが案外多く、特に女史はなんだかんだいってスマホ使いこなしているのには、思わず”おぉ〜”。
わたしは途中トイレで離席するかも、、を心配し、戻るときに自分の場所が何番かわかるよう、あえて発券しました。(汗)
上映が始まるまでいくつも予告が入るのですが、シニアマダムはお友達と連れ立ってが多く、映画がはじまるまでずっとおしゃべりをしている方々が多かったです。
みんなお口は元気♪
わたしの上の席の方はホラー映画の予告の時はしゃべってるんですが、めっちゃ純愛系の映画予告になるとピタッと止まり
”これ、よさそう、次これ観ましょうよ”
と、囁き合っておりました。
めっちゃ乙女やん!
エンドロールも最後まで見て〜
おトイレの関係もあってかエンドロールが最後まで終わらないうちに席を立つ方がチラホラ。
これはどの映画を見ても必ず居る人たちなんですけど、最近はエンドロール後にちょっとお話が続いたりする場合もあるので、時間と自分の膀胱が許す限りエンドロールは見て頂きたい。
今回は劇中にも出てくるエピソード、孫とのコスプレ年賀状の本物(佐藤先生自らの年賀状写真)がエンドロールの左側に写っておりました。
毎年テーマを決めて本気でコスをする。
コギャル・メイド・冥土への旅立ち等々の写真は佐藤先生のなんでもガチで!という姿勢が伝わって楽しかった〜
なんかわたしもやってみたくなりましたよ♪
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余談だけど佐藤愛子先生は亡くなった実母と同い年
劇中亥年、という言葉が出てきて年齢的にも、もしかしたら実母と同じ?と思い家に帰って調べてみたらなんと同い年でした。
実母も”為せば成る、為さねばならぬ何事も”的タイプだったので佐藤先生が亥年と判ってぐいっと親近感が湧きました。
そうか、実母も今生きていれば101歳なんだ。。
佐藤先生は今年(2024/11/5)で101歳になられます。再び断筆宣言をなさったようですが、映画化をきっかけに気が向いたらまたエッセイを書いて頂きたいと願っています。
なんて気楽に書いたら
と、お叱りを受けそうですが最後まで猪突猛進して頂きたいグリコです。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました、
本日は「九十歳。何がめでたい」の映画を観に行ったお話、気になった方は是非劇場へ足をお運びください♡
コメント
コメント一覧 (2件)
この映画観てみたいと思ってました~。
参考にさせて頂きますね。
こんにちは、☆やむやむ☆様。
気負わず観られる映画です。上映中は何度も笑い声が。
長さが丁度良いんだなぁ〜
キャストもチョイ役ながらオダギリジョーや石田ひかり、LiliCoなんかが出てて豪華でした。
是非映画館に足を運んで楽しい時間を過ごしてくださいませ♡