9月に2度目の脳梗塞を起こし、3ヶ月も入院していたAオジ。やっと退院できましたが高次脳機能障害が残りました。
2度目の脳梗塞、入院期間も長びく
1回目の脳梗塞から1年も経たず2度目の脳梗塞になったAオジ。
この時は左脳でしたが今度は右脳でした。
今回は家で崩れるように倒れそこから救急搬送だったそうです。
2度目の脳梗塞は脳の広範囲にダメージが出て3ヶ月も入院することになりました。(1ヶ月は搬送先の病院、残り2ヶ月はリハビリ専門病院へ転院)
義理母つうさんが脳梗塞になった時はこれほど長期入院にはならなかったのでかなり重症だったのだと思います。
当初は寝たきりになるかも、とまで言われていたAオジですが”お家に帰りたい”一心でリハを頑張り、やっと退院となりました。
左側全般にマヒが残る
右脳の血管が詰まったので今回はステントを入れたようです。
ただ左側全般にマヒが残り、左手は力が入らず握力は今も3ほどです。
当初は左腕がだらんとして上がらなかったのですが、リハのおかげで半分くらい腕があがるようになりました。
歩行はリハビリの成果が出て足運びもしっかりしたものになってきました。
呂律が回らないので最初は何を言っているのか聞き取りにくかったそうですが、これも口腔内トレーニングの成果で会った時は気になるほどではありませんでした。
改めてわかったのが半身マヒの影響です。
半身マヒになると見える部分以外にもマヒの影響が出るということを改めて知りました。
喉の筋肉もマヒの影響を受ける
まずは嚥下(飲み込む力)。
飲み込む喉の筋肉も左側がマヒの影響を受けています。
そのため誤嚥性肺炎を起こしやすくなり、予防のため入院中は長い間食事もおかゆや刻み食でした。
食べるコトが大好きなAオジはこの味気ない食事が辛かったと伝えてくれました。
なんと10キロも痩せ骨と皮状態になりました(汗)。
顔面の筋肉も左半分がマヒ、入院中に入れ歯を作り替えることに
入院当初は顔もマヒの影響で歪んだようになってしまい、人に会いたくないと言っていました。
噛み合わせも変わってしまったため、入院中に入れ歯を作り替えることになったそうです。
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やっと退院、けれど高次脳機能障害に
Aオジの入院中、ほぼ毎日従姉妹が病院に通っていましたが”ボケが進んだみたい””ちょっと様子がおかしい”とこぼしていました。
例えば
- 思いつくとそれにこだわって要求を繰り返す
- ちょっとしたことでイライラする
- 言っているコトが支離滅裂
Aオジ、元々は穏やかな性格だったのでこの変わりように従姉妹も戸惑っています。
入院中看護師さんを通じて毎日”〇〇を持ってきてほしい”という電話が入り、退院前から従姉妹はお疲れ気味でした。。
高次脳機能障害といわれる
退院時にDr.に言われたのが”高次脳機能障害”という名称です。
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害とは、脳卒中などの病気や交通事故などで脳の一部を損傷したために、思考・記憶・行為・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態をいいます。外見からは分かりにくい障害であるために、周りの人から十分に理解を得ることが難しく誤解されてしまうことがあります。
東京都福祉保健局HPハートシティ東京の高次脳機能障害より引用
前述のようにイライラしやすくなったりこだわりが強くなったのは性格がそうさせるのではなく脳の障害のなせる技ということです。
今Aオジは退院したてで病弱なおじいさんにみえますが、、
段々とそれが薄らいで行き、一見ただのおじいさんとなった時周囲に理解してもらえるようヘルプマークをウエストポーチにつけておきたいな〜と従姉妹とも話しました。
脳が疲れるため集中が続かない
片方の脳が広範囲にダメージを受けたため情報処理に時間がかかるようでした。
会いに行った時も”頭にかすみがかかっているようだ”と言って、”疲れた”といってベットに入ってしまいました。
頻繁にあくびが出始めると”脳のお疲れのサイン”と思って早めに休ませていると従姉妹も言っていました。
反側空間無視で左側の空間を認知できない
Aオジは『左目が見えない』という表現をしていましたが左側の空間を認知できなくなっていました。
どんな感じかというと、、
両目でものを見た後に片目をつぶってみると、つぶった目の隅の方が欠けて見えづらくなっているのがわかると思います。
あの感じに近いのかなぁ、、と推測します。
見えてない訳ではないけれど、あるエリアから半分モノがごそっと消えている感じです。
左側は空間認知が出来ていないため、介護者は常に左側にいて壁にぶつかったりしないよう配慮が必要と言われました。
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入院中に介護申請を出し介護2に 年内にディサービスを見学
Aオジは入院中に介護申請をして介護判定は介護2になりました。
ケアマネも決まり簡単な住宅改修も済み、たぶん今日あたりディサービスを見学している頃ではないかなと思います。
家に戻ってAオジは『もう病院はたくさん。やっぱり家が一番』と言っているのでこれからディサービスでのリハビリも今まで以上に頑張ると思います。
お正月、孫も来て賑やかな時間が来るのをAオジも心待ちにしています。
老老介護となった従姉妹。
これからの介護の道のり、疲れを溜めないようわたしも微力ながらサポートしていきたいと思っています。
本日はAオジの脳梗塞のお話、明日のことはだれもわからないので今日という1日をまず大切にしたいな〜と思います。
60代からはもっと長い時間だと思っていましたが親世代が鬼籍に入り、従姉妹世代、次は自分の番と割とゴールが近くなっているのを再確認したグリコでした。
年末お忙しい中最後までお読みくださりありがとうございました。
皆様もどうかおからだおいといくださいませ。
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