「わかっているんだけど過去の服が手放せなくて〜」わたしの周りにも多いです。特にシニアになると手放すハードルが高くなってくるみたい。今日は服が手放せないシニアの心のうちを深堀りしてみました。
シニア服が溜まるアルアル 原因編
モノがない時代の親に育てられた
服を擦り切れるまで着る、つぎをして着る、おさがりを着る、それは親世代の感覚。
ただ勿体無いの親世代に育てられているので現シニアもしっかりその血筋をひいています。
昔と違って容易に手に入る&数があるから持っているモノにダメージが少ない
時代はファストファッションへ移行、百貨店に買いに行かなくても気楽に服が手に入るようになりました。
数を安く手に入れられるようになり、服も原型をとどめないほどダメージを受けることはなくなりました。
さほど状態も悪くないため手放す踏ん切りもつきません。
思い出が服に張り付いている
服にエピソード記憶がついていたりすると、これまた手放す踏ん切りがつかない。
人生100年時代、先のことを考えると不安になる
気候変動、物価上昇、戦争、年金生活&貯金の金利も低い、社会保障頭打ち、良い話がないので不安の塊になるのがシニアです。
自分の寿命も分からないのでどうしても過剰な守りになっていきます。
では、どうすればいいでしょうか?
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シニア 衣類とのお別れどき 対策編
冬の衣類を出し、触りながら着てみながらいくつかの衣類とお別れをしました。
ズバリその衣類にダメージがあるかどうか
衣類自体のダメージを確かめながら
- パンツ:裾が擦り切れそう、膝が出てしまっている
- トップス:首周りがよれよれ、肘が薄くなっている
- セーター:糸が痩せて来た、毛玉がとりきれない
これらは、
手放す『言い訳』でもあります。わたしの場合。
言い訳って必要ですよ。(開き直り)
問題は『買って数年しかたっていない』『まだきれそう』なのに、、
出してみると「なんか違う」「あるけど袖を通さない」物をどうするか。
『言い訳』が通用しにくいので別の視点から”手放しどき”を考えます。
シニアだから体型の変化に着目する
50代ではあまりピンとこなかった体型の変化。
たとえ体重に変化が無かろうと、逆にやせても今まで良かった服が微妙に似合わない。
ぶっちゃけいうと
すべてが下がって来ています。
バストポイントが下に、お腹の肉が下に、おしりが下に、振袖がだる〜ん。
顔とて同じです。
60代になって改めて『思い込んでいた自分』と今は違うんだ、、と思い知らされました。
自分にとって合わない服、着続けられる服を見極める
シニアになり自分の肉体が変化していっているのでたとえ数年前買った服でも「なんか似合わない」ものが出て来ます。
わたしの場合改めて合わないと感じた服は以下の2点でした。
- ボトムスはピッタリ系はやっぱり無理(早く気づけ)
- チビなのでガボガボすぎて全体のバランスが取りにくい服(流行りにのれない)
逆に着続けられる服は
- ボトムスはワイド系のパンツ(痩せても肉がついてもなんとかなる)
- トップスは首周りが圧迫しないもの(でも首の開き具合は大きすぎず狭すぎない)
- 袖が通しやすい
- 微妙にストレッチ素材
軽いという条件はもちろんベースに流れています。
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人生100年時代の不安とどう向き合うか 未来編
終わりが見えないだけに持ち続ける安心を選ぶのか否か。
義理母を見て身に染みているのが更なるからだの変化です。
- ボタンがかけづらくなる
- ズボンの上げ下ろしがしにくくなる
- うしろに手が回しにくくなる
あげるとキリがないです。
服の選択もずっと今まで通りにはいかなくなり、だんだん介護系の服選びになっていきます。
また、認知機能の問題もあり、自分が正気で自己決定が出来&選べるのは80代くらいまでではないかな?と思っています。
ずっと今の服選びは続かないのです。
お金の問題はあと20年と設定してみる(60代シニア)
わたしは60代シニアです。
わたしとて先のことを考えると不安な気持ちになります。
ただ闇雲に不安がっていてもしょうがないので、まず一年の衣料費を設定してみました。
月割にするとさほどではないですが、毎月服を買うことは無いので自然と衣料費は貯まります。
更に年間の衣料費に20年をかけてこのくらいは使える、、というざっくりな額を知ることで不安を少なくしています。
もちろん物価高騰や不安材料は沢山あるものの、
と思います。
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我慢なのか満足なのか
服だけのことに目をやれば、実際夏も大幅アップデートはなく、秋もあるもので押し通せる状態です。
それは「我慢」ではなく「満足」に変化しているからです。
「お金のために我慢しているわけではない」、というのはかなりストレスが減ります。
「自分を知って妥協をなくす買い物を心がけている」だけなのです。
ウインドショッピングでも自分のニーズが分かって来たので試着して納得し、衝動買いが減りました。
個人的な見解ですがこの頃「欲しいモノ」ではなく「必要なモノ」へ衣料のニーズが変わって来たというのが大きいとも感じています。
管理のことを考えると数はいらない
体型の変化もあり入れ替わるモノは入れ替わっていきますが、数が必要なくなって来ました。
収納スペースの問題がひとつ。
自分でこのケースに入るだけ、ここに掛けられるだけ、と決めているので溢れる前に以前の服を見直しては出して調整しています。
もう一つの問題がクリーニング代。
季節が変わる毎に手洗い、クリーニングと分けていますが数があるとクリーニング代がバカにならないのでその辺も考えて数を絞るようになりました。
もし流行を楽しむのならいっそ清々しく季節に応じてユニクロで3着ほど買い、それを着倒して買い替える方が後腐れないとも思えるようになりました。
後も先も考えない。今現在の自分のニーズだけ
今日は自分の服を見直しながら、シニアの服のお別れどきや具体的な対策を考えてみました。
60代シニア、20年なんてあっという間です。身軽に生きていきたいとしみじみ思うグリコでした。
本日は長々お付き合いくださりありがとうございました〜。
コメント
コメント一覧 (2件)
>まず一年の衣料費を設定してみました。
このように考えたこと無かったので目から鱗。
確かに捨てられなくて保留されている服の処分にも悩まされています。
もう買うのやめようと思いつつ、何処かで素敵ないでたちのご婦人を見たら真似したくなったりして服探し。
たくさんあるのに、いざ出掛ける時には服が無いと言うあるある。
>60代シニア、20年なんてあっという間です。
その通りです😭
もう40代くらいからあっという間に今に至っています。
持っていることで安心するのか持たないことで安心するのか舵取りの好機かもしれません。
考えさせられました。
考えなくちゃいけませんね。
面白かったり楽しかったり時に人生を振り返りつつ深く響く内容に更新がない日は寂しい。
(でも無理せずにです)
共感してホッとしてハッとしてと、更新を楽しみにしています☆
健康第一に。
丁寧なコメントありがとうございます、ブラン様。
我が家は国家予算のように(笑)、まず年間の項目毎の予算立てがあって、途中補正をしながらお金を使っています。
で、衣料費って毎月使わないので使わない分繰り越されていくので、夏とか冬に大物を買ったりしてます。
エクセルで家計簿管理しているのですが。。今はもっと簡単なソフトとかアプリもありそうですね。
使える全体額・それに対する衣料費の額を自分が知っておくのは大切かな〜?
今わたしは誰にでも「少ない方がいいよ」と推す気持ちはあまりなくて、本人がよければ沢山持っていてもいいのかな〜という気持ちになっています。
ブラン様は食器でもたぶんお気に入りの食器はどこに入っているか分かっていて、シーンに合わせてお使いなので、きっと服もそうなんじゃないかな?
と思います。
沢山持っていても自分が把握できていればそれでいいのでは?
わたしは収納場所の問題があって把握しかねるので絞らざるおえない、というのが現状です。
あとこの頃忘れちゃうのよね(汗)。
来ていく服がないというのは、きっと「今の気持ち」に合う服が過去の服にはないから&残酷だけど「飽きたから」かもしれないですね。
「飽きた」という自分の気持ちも認めると「やらかしました、てへぺろ」でざっくりお別れできるかも。
持つことが悪、持たないことが善ではないので、人それぞれの生き方でいいと思います。
お友達を呼んで好きなもの持っていって〜パーティーもいいかもしれないですよ。
その時は呼んでください(笑)。
服を買うのをやめる必要はないです!
「好き」は変わる、今のときめきを大切にして欲しいな。
だってね、90過ぎると着たいものも着れなくなるから〜
なんかとりとめなくなってしまいましたが、いつも温かいお言葉ありがとうございます♪