漫画「ミワさんなりすます」がTVドラマで登場です。憧れの想い人のことを昔は『ファン』、今は「推し」と表現しますが主人公の映画への愛、推しへの愛が、、切なく狂おしいです。
ミワさんなりすます、はありえないけどあってほしい設定
主人公「久保田ミワ」29歳。
レンタルDVDショップでアルバイト(のち解雇)する映画愛溢れるフリーターです。
映画をメモしながら鑑賞するのが常の映画マニア。
ここら辺は「映画大好きポンポさん」のジーン君の設定に似ています。
映画のことになると周りが見えなくなるほどのヲタクです。
その久保田ミワさんが”激推し”するのが世界的俳優『八海 崇(やつみたかし)』。
レンタルDVD店をクビになっても”八海サマがいれば、人生やっていける”ほど”八海推し”。
そんな彼女が推しの情報収集のルーティンをしていると八海邸で家政婦を募集していることを発見します。
ただ応募条件が非常に厳しく(大卒・TOEIC800点以上、資格が整理収納アドバイザーを含め必要資格6つ以上)もちろんファンNGとあって瞬殺されます。。。
しかしそこはヲタク。
せめて採用される人を見たくて
思わず八海サマのお宅まで足を運び、そこで人生が変わる「なりすまし」となり憧れの八海サマの家政婦となる、、という話です。
絶対にありえない設定ながら久保田ミワを応援してしまう。。。
2Dガールの哀しいサガよ。
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不器用でディープな生き様にぐいぐい引き込まれる
主人公久保田ミワは採用された「美羽さくら」になりすまし、八海サマの家政婦として働き始めます。
超嬉しいけれどいつも「なりすましの犯罪者」という心の重荷も背負っています。
2巻で自分の心の内を
って1ページ使って表現しています。
「さもしい」。
令和の時代に「さもしい」という言葉。
さもしいとは
1,品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。2,見苦しい。みすぼらしい。
goo辞典より引用抜粋
ヲタクだけに言葉選びがググっと来ます。
嘘で始まった彼女の物語はしだいに膨らんでいくのですが、うれしいエピソードがあるほど「なりすまし」の重圧や裏切りに自分も同化して苦しくなっていくのです。
はぁ。。。
「久保田ミワ」として八海サマと映画の話でお近づきになれたら、こんなやましいことはないのに。。。
ハッピーエンドになってほしいのですが、この嘘がバレた時どうなるのか。
想像するだけで読み手は身悶えてしまいます。
各章の小タイトルは有名な映画名をもじってつけられていたり、巻末には映画の素敵なセリフも入っていたりして映画ファンにはこれも嬉しい仕掛けのひとつです。
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ドキドキの展開なんとテレビドラマ化決定!
6巻の帯ではなんと『TVドラマ化決定!』となっていました。
こうなると配役の脳内オーディションが始動。
八海崇はだれが演じるのか、主人公久保田ミワはだれが演じるのか。八海邸のロケ地はどこになるのか。
脳内ザワザワしておりましたが!
放送日は2023年10月16日(月)~12月7日(木)毎週月~木 夜10時45分(各話15分、短っ!)<全32話/8週>です。
「八海サマ」は堤真一さんです。
『ん!?だ、大丈夫??』
だってね、私の中で堤さんは『俺はまだ本気出してないだけ』から上書きが困難になっている役者さんなのですよ、、(滝汗)
堤さんがあのハマり役の大黒シズオからどう天下の八海サマになるのか?
今からじっとりと汗までかく始末(苦笑)。。
本日はシニアもときめく背徳感ある漫画、「ミワさんなりすます」のお話、今日からドラマスタートなので過去記事を修正してアップしました〜。
本日はヲタネタですが、最後までお読みくださり誠にありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2件)
おはようございます、グリコ様
映画も漫画も縁遠いワタクシめですが「さもしい」の言葉に反応してしまいました。
インタビューやエッセイなどでこの言葉を使う方に出会うとハッとします。
こういう大人な語彙を上手に使えるようになりたいなあ。精進精進っと。
こんばんわ、LEE様。
なかなか「さもしい」という表現使わなくなりましたよね。
他にもいい表現がたくさんあるのですがネタバレになってしまうので(笑)
試し読みができるものもあるのでよろしければ斜め読みしてくださいませ。
漫画や映画大好きなんです。えへへ。