長く生きていれば好みもまた変わってきます。あの頃これでいいと思っていたものも変わってくるもの。人生も後半に差し掛かってきたので気分を替えたいな、とマグカップを替えました。
ずっと同じじゃない人生
家族の数が2人だった頃のスタートから途中5人になったり4人になったり、3人になったり。
我が家は私の親との同居や義理両親との同居で、純粋に2人で暮らしをしたことは本当に少ないです。
今年は夫シンジさんもいよいよ定年となり、暮らし方も変わってくる年です。
そして人生も終盤に向かって進む時間になりました。
正気でいられる時間は後どのくらいかな?なんて思いを巡らせる事もあります。
3人お揃いで使っていたカップ、娘チョコが1抜けをした
きっかけは数年前のことですが娘が自分の好みのマグカップを買って使い出したこと。
それまでは3人お揃いのカップを使っていました。
現在は同居をしているものの下宿に近い状態になっています。(食事もお弁当も洗濯も掃除も本人です)
自分の好みのマグカップが使われ出したことで、”あ、仕事の都合上アクセスがいいからここにいるけれど、精神的にはとっくに親から卒業しているんだな〜”と感じました。
そして義理母も亡くなり、義理母のマグカップも処分すると、今まで使っていたマグカップが過ぎた時代の象徴のようにも見えて来たのです。
人生の終盤に使うちょっと大人なマグカップに替えたいな。
そんな気持ちも芽生えて来ました。
次のステージに合う、ちょっと大人なマグカップ。
それも高級なものではなく、作り手に惚れてこれが使いたい、というものがいい。
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安南手の器を探していた時に現代の作家さんを知る
茶箱組みをしたくてぼやっと『アジアをテーマ』にしてお茶のお道具が組めないかな〜と思っていました。
丁度塗り物の「蒟醬」(キンマ)を知った頃で、ミャンマーの蒟醬の茶箱は手に入れられないだろうけれど、ベトナムのバッチャン焼き位は探せるかも、と思っていました。
けれど実際(ベトナム)安南の写しの焼き物は売ってはいるもののなんだかピンとくるものがなかったのです。
あれこれ探しているうちに現代の作家さんが安南手で焼き物を作っていることがわかりました。
大磯うつわの市でその作家さんとコンタクトを取ることが出来そのご縁でDMをいただき、昨日日本橋高島屋に行って来ました。
これからの暮らしを共にする落ち着いた大人な感じのマグをゲット
安南手作家の青野さんは最近アジア圏の融合を大きなテーマとしているらしく、いかにも安南手の、、からちょっと外れて実験的にイスラム圏の文様を入れて作陶をしています。
大磯では手に入れることが出来なかったアラビック風なマグカップがあったのでそれをお迎えすることにしました。
左がBODUMのマグカップ。(昔はこんなカワイイマグもあったのです)
右が今回これからの大人な暮らしを共にする青野さんのマグカップ。
今までのものは綺麗に洗い、御礼を言って3つを出して2つ入れました。
こうやって今年は人生の後半生にふさわしい、『今好きなもの』に入れ替えていこうと思っています。
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人生の節目を意識して新しい扉をあけて行きたい
義理母が亡くなってもうすぐ1年経とうとしています。
けれどこの1年間ですべてを刷新して新しい暮らしをリスタート出来たかというとそうでもありません。
課題案件もまだちょっと残っています。
ただ今年は夫の定年という大きな節目も控えています。
今までの暮らし方に終わりを告げる年でもあるので、変更すべき所は変更し、小さくする所は小さくしながら人生のゴールを頭の隅に置いて暮らしていこうと思います。
そんな決意の現れがこのマグカップ。
好きなものは沢山は要らないけれど、これがあればニンマリする、そんなモノたちに囲まれて暮らしていきたいと思います。
立春を過ぎ、陽も少しずつ長くなってくると、気持ちも前向きになってくるから単純ですね。
本日は次のステージに向けた気分転換で新しいマグカップを用意したお話でした。
どんな大人(BABAA)になっていくのかなぁ、、なんて妄想するグリコでした。(笑)
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
あら素敵♪
大磯うつわの市ですね?
マークしました~。
大磯町おこしに成功していますよ〜。
朝からシニアマダムが地図を広げてどう回ろうかあちこちで作戦会議をしていました。
ふふふ。