3回目ワクチン接種も済ませたし、行動制限が出ていないので癒しの旅に行ってきました。秘湯でもある玉川温泉です。
2022プチ湯治、秋田県玉川温泉に行く
温泉好きにはたまらない秘湯、玉川温泉。
なんせ日本一の強酸性湯(硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている泉質)と天然岩盤浴が出来るレアな場所です。
左画像が「大噴」。温度98度、ph1.2という日本一の強酸性水がゴッポゴポ湧いています。
右画像は噴気孔。こちらもガスが勢いよく吹き出しています。
硫黄臭すご〜い。
強酸性湯に浸かれるのもさることながら、天然の岩盤浴が出来るのも魅力です。
そしてうわさの北投石、天然記念物です。
北投石とは:台湾の北投温泉で最初に発見された鉱物で、日本では玉川温泉が唯一の産地として知られています。北投石は、鉛を含む重晶石(硫化バリウム)の一種でラジウムを含むため放射性を有しています。学術上貴重なものとして天然記念物に指定され採取することは禁止されています。
現地看板から引用
どっからどこまで「北投石」なのかわかりませんでしたが、ラジウム放射が強い場所なのか、北投石を見て左側の薬師神社の鳥居の前には朝から岩盤浴の人が集っていました。
ともかくテント内での岩盤浴以外にも、あちこちでゴザを引いて行き倒れか五体投地のように寝そべっている人が多く、これはわたしもやりたい!と思いました。
後に準備不足で色々やらかすことになります。。
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玉川温泉、予約が取りにくい人気の秘湯だったが再生支援を受けていた
これはあとから調べていて分かったのですが、「一強」ともいえる玉川温泉でさえ、再生支援を受けていたことがわかりました。
2016年に株式会社地域経済活性化支援機構により買取と出資を受けていました。
玉川温泉は、1980年代半ばから、テレビ局の番組紹介等により人気を博し、現在の玉川温泉は予約の取れない宿として全国有数の宿泊施設となりました。
かかる好調な業績を背景に、1996年には創業ホテル(2014年に売却済み)に多額の投資を行った他、1998年には玉川温泉地区において新玉川温泉の新設に関与するなど、積極的に事業を展開しました。
しかし、その後ブームが終焉し、景気低迷や旅行形態の変化による団体客の減少に加え、2011年の東日本大震災の発生、及び2012年の隣接する天然の岩盤浴地で雪崩死亡事故の発生などにより、大幅な減収を余儀なくされました。
以上の状況を踏まえ、再生支援対象事業者は、主力金融機関である秋田銀行と協議の上で、機構に再生支援を申し込むこととし、機構の再生支援の下、事業再構築を行うことといたしました。
株式会社玉川温泉等に対する再生支援決定、買取決定等及び出資決定について
2016年12月2日
株式会社地域経済活性化支援機構より引用抜粋
「予約の取れない宿」にも景気低迷や旅行形態の変化、東日本大震災、雪崩死亡事故などそんなつもりではなかった、、ことが起こっていたんですね。
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玉川温泉2022 コロナが襲う秘湯の温泉宿、しかし対策は万全
傷だらけの玉川温泉ですが、そこにコロナウイルスが襲い掛かります。どれくらい感染対策に投資したのか、、と思うほど気を遣っていました。
玉川温泉のコロナウイルス対策 2022
1.入館時の検温・手指の消毒。
これは今、どこでも見かける検温機での検温です。チェックインの窓口も3つ、全てアクリル板で仕切ってあり、ソーシャルディスタンスを取るべく、次の人の立ち位置も示しています。
2.全従業員の体調管理・マスク着用&定期的な館内の清掃・消毒作業。
これも今はどこでも見られる風景ですが徹底されています。
3.スリッパ定期消毒・UVライトによる除菌。
これもコロナ以降に導入されたもので、使用済みボックスに入れられたスリッパはUVライトの箱に納めては除菌していました。
関東圏はコロナ慣れしてしまった感がありますが、こういった施設ではクラスターが出たら風評被害が致命的になるので物凄く神経を使っているなぁ、、と思いました。
旅館の皆さん色々気を配ってくださってありがとうございます。。。
玉川温泉で温泉のいろはを再確認
お部屋に温泉の入り方の冊子があってへぇな部分があったので紹介します。
温泉マークには意味があった!
あの温泉マークは湯気の本数と長さで入浴する時間を示しているとは知りませんでした!
部屋に到着して食べる甘いお菓子とお茶の意味とは?
疲れて宿に到着して空腹のまま温泉に入ると湯あたりすることもあるため、まずは甘いお菓子を食べて小腹を満たし、お茶を飲んでビタミンを補給する、そんな意味があるのだそうです。
知らなかったよ〜。
源泉50%でもピリピリ!100%は結構キツイ
あなどってましたが源泉50%でもお肌がピリピリしました。
もちろん、温泉に入る時はピアスを全部外しておきましたよ。
昔ながらの木造の温泉場はレトロで良い感じ。
箱の蒸し風呂もあって首だけ出して入る様はちょっと晒し首みたいになりました(笑)。
2回目に温泉に入る時は先に屋内岩盤浴でからだにエンジンをかけての入浴だったのでお風呂の後も汗がしばらく止まりませんでした。
温泉に入った感が凄かったです。
玉川温泉の野外テントで岩盤浴にチャレンジ、が、しかし準備不足であとで色々しでかしたことがわかる。。。
屋内岩盤浴でも良い汗をかけたので、絶対野外の天然岩盤浴もチャレンジする!と意気込んで行きました。
この野外テントもコロナの影響で入る人数が大幅に制限されていました。
私たちが中に入る時居たのは常連さんらしき人が一人。
ゴザ無しで岩盤浴にチャレンジしようとした
岩盤浴をするにはゴザは必須。
行く前にネットで調べたら”使わなくなったゴザは売店前に置いてあるのでそれを使える”と書いてあったのでそれをあてにしていましたが、、コロナもありそれがなくなっていました。(泣)
買っても良かったのですが買ったところで始末に困るなぁ、、とハンドタオル一枚を手にゴザ無しで岩盤浴をしようとしました。
なんとなく心もとなかったので、ハンドタオルをお尻に敷いてふんわり横になり始めたら常連さんからそれはやめた方が良いよ、と声が掛かりました。
強いからね、ゴザ引かないと10分もしないうちに服に小さい穴が開くよ。ゴザを敷いてタオルを敷いて、さらに上からなんかかけてね、それで岩盤浴するのがいいよ。
”え〜服に穴が?”
そんなことあるんかいなぁ、、と思ったら、、実際やらかしました。
本当に穴が空いた、、おそるべし強酸性の蒸気
ゴザが無いなら無理かぁ、、とすごすご野外テントを出てしばらく大噴の前の石に寄りかかったりしていました。
グリちゃん、うでカバー汚れてるよ、、と言われて払ったものの全然取れない。
慌てて旅館に戻って石鹸をつけて洗ったものの白くなった部分は溶けたようにペトペトしています。
裏から透かしてみたら、常連さんの言う通り、、小さい穴がいくつも空いてました。。
ホ、ホントだ。。。(滝汗)
そして帰宅後夫シンジさんのズボンを洗って畳んでいたら、、、ところどころ座った場所(おしり付近)の色が抜けてました。。(泣)
次回行く時はゴザに課金します!
恐る恐るの旅行だったけれど、どこも感染対策はきっちりしている
平日でしたが往路復路とも東北新幹線はそれなりにシートが埋まっていました。
新幹線の空調は下からの換気をしているらしく、シート前のポケットにもその図が記載されたパンフがはいっていましたよ。
コロナウイルスの感染者はうなぎ登りですがコロナ3年目ともなると、行動制限は出ない感じですね。
平日でそれなりでしたから、3年目のお盆は人の移動もかなり多くなるのでは無いかな?と思いました。
どこも感染対策は十分すぎるほど実施しているので、何が悪くて何が原因なのか、旅行にいってみてもよくわかりませんでした。
こうなったら集団免疫をつけるしか無いほどのところまで行っている気もします。
本日はご批判もいただくかも、と思いつつ今までの疲れを癒しに東北の秘湯に行ってきたお話、東北旅行は実は他の目的もあって行ってきたのでした。
その話はまた機会があるときにでも。
じっと我慢のコロナ禍の3年でしたが義理母つうさんが居なくなったこと、3回目のワクチン接種も済ませたこともあり思い切って湯治に出かけたグリコール・グリコでした。
お盆は帰る実家もそもそもふるさとがないので、平常運転の予定です。
久しぶりに旅のお話、長いお話に最後までつくあってくださりありがとうございました。
玉川温泉の野外岩盤浴はゴザ必須&ボロな服で挑んでください!(あとボロボロになってもいい日除けの傘もあると良いです!)
コメント
コメント一覧 (2件)
温泉の旅、良かったですね!いつか私も行ってみたいです。ピリピリする感じってどんなだろう?
温泉マークの意味や甘いお菓子とお茶の意味、知りませんでした。勉強になりました♫
こんにちは、原田さよ様。リコメが遅くなってごめんなさい。
温泉、湯治部もあるくらいで、売店には湯治する人用に野菜や肉なども置いてあるんですよ〜いつか本格的に長逗留してみたいです。
山を越えた後生掛温泉も湯治部があって皆さん治療目的で温泉を利用されています。
ピリピリは肌に沁みる感じ、酸が沁みるのです。。ひぃ。飲用の温泉も酸っぱくて1/10ほど水で薄めて飲みます。
怪我とかかき壊し箇所には沁みますが、汗疹などの軽い皮膚炎なら一発で治ります。最強。
関西のほうだと有馬温泉ですかね?サラッとして肌に優しいですよね。
温泉マーク、わたしもそうだったのか!って驚きました。(笑)