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ウチ、断捨離しました!不思議系母 ざんげの断捨離を観て 空っぽの空間には〇〇と○が詰まっている

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5/10のBS朝日”ウチ、断捨離しました!”の感想です。今回はこれから世代の私たちにありがちな「いつかやろう心理」はどうして生まれるのか仮説を立て考えてみました。今回の事案は結果的に気持ちの良い回でしたし、やましたさんもとても良いことを仰ってました。

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目次

病に倒れた夫を13年介護してきた相談者さん

相談者さんのお家は6LDK、こども三人はそれぞれ独立。

病(脳出血)に倒れた夫さんを13年介護し、夫さんは昨年11月に他界したそうです。

夫さんの来し方を経験してか

わたしもいつかいなくなるかわからない、片付けをしておかないと子供たちも困るだろう

と、『終活』を兼ね、今回応募したそうです。

お子さん三人と住んでいた頃は6LDKで丁度だったかもしれません。

けれど今は大きな容れ物(家)にひとりで住んでいます。

ひとりで住むには広すぎるお家だと思うのですが、、うわぁと言うほどモノが溢れておりました。。

相談者さん「いつかやろう、と先延ばししていた」と言っていましたが”先延ばししてしまうのは何故なのか”そこに絞って考えてみました。

ここからはわたしグリコール・グリコの仮説です。

親世代と子世代とで生活様式が変わってしまった

わたし達世代は「元々親がモノを大切にする世代」です。

我々の親は戦後何もなかったところからのスタートなので「最後までモノを使い切る」ことを考えます。

そして畳&布団の文化ですから朝になれば布団を上げ、押し入れにしまい、空間を取り戻してその場所で食事もするし勉強もするそんな暮らしでした。

「それが片付けでありきちんとする」ことだったと思います。

しかし生活様式も変化し和洋折衷へ。

出しっぱなし文化への移行です。

布団はベットになり、収納スペースは押入れだけではなくなりました。

そして室内装飾(インテリア)でおしゃれな暮らし♡

でもモノは大切に使いなさいと言われているし、素敵にはしたいし。

さてどうしよう。

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これから世代の私たちは『ものを大切に』と『片付け』のダブルバインドに苦しめられている

ここでは『ものを大切に』と『片付ける』という矛盾したメッセージを示します。

ダブルバインド、『二重拘束』ということですね。

矛盾したふたつのメッセージに混乱してどうしていいかわからなくなってしまう状態のことです。

(わかりやすいサイトがあったので興味がある方はこちらを→⭐︎

モノを大切にと言われて育ったのに、片付けよ、と言われる。

え?どうしたらいいの?ととりあえず場所移動。

自分でも判断に迷うので後にしようと先延ばし。。

ここで詰んだんですね。

そもそも体系的な『片付け』というものを教育の場でもあまり学んでいない

家庭科で衣食住&保育?のことを学んだように記憶はしています。

しかし具体的に片付けはこうするもの、、と言う体系的なもの・具体的な提示は家庭科の時間であったかというとあまり記憶がないです。

学校の掃除が家庭の掃除とかけ離れているモノでもあったし、学校生活での「片付け」が暮らしの中に活きたかというと甚だ疑問です。(わたしだけかもしれないけど、、)

不思議系母と表題されていたがこころが矛盾した葛藤の中にあればさもありなん

心が矛盾した指示に縛られているので一つ手にとっては右往左往。

モノを大切にして片付けるという矛盾したメッセージの解決策、、となれば『容れ物に収納』すればイイと考えたのではないでしょうか。

やたら収納ボックスが多かったです。

そしていつしか溢れるモノの山に完全に慣れてしまったとも言っていました。

実はこのモノを大切にすることと片付けるという矛盾したメッセージに絡め取られているのが我々これから世代ではないでしょうか。

だからモノとおさらばするときに罪悪感も生まれるし、いつか使うかもしれないから、、と歯切れの悪いことになってしまう。

番組では不思議系母とタイトルをつけていましたが、元々矛盾メッセージの中に身を置いているので注意が逸れることなど往々にあることだと思います。

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片付け、”なくてもいいんだ”ということがわかるとキリが晴れたように作業が進む

最初は何をしたらイイかわからず右往左往する相談者さんでしたが、やましたさんから総量を決める、優先順位を決めるなど具体的アドバイスを受け、まずは自分の化粧品で実践開始。

そしてやましたさんが『夫さんの服は亡くなった人の亡骸、だから火葬にね、、』と言うとまるでヘレンケラーが水を知ったかのように『!』と腑に落ちていました。

ここで片付けと収納の違いが分かったようです。

「モノを捨ててもいい、なくても良いんだ」と納得した瞬間でした。

ダブルバインドからの解放ですね。

夫さんの部屋が片付き、清清とした空間で久しぶりに床につくことができて

これが本当の家の使い方なんだ!と気が付いた!

と言っていました。

そこからは子供達も協力してザクザク片付けが進み、ショールームのような家が復活しましたV

元々子供達も長年お父さんの介護をしていた相談者さんの姿を見ているので逆に任せっきりで申し訳なかったと言っていたくらいです。

関係性も良好でした。

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やましたさんの名言”空っぽの空間には希望と夢が詰まっている”

今回はやましたひでこさん、良い事をいっぱい仰っていましたね。

空っぽの空間には実は希望や夢が詰まっている。

おおおー!確かに!

モノが詰まるに従ってその希望や夢が萎んでいき、逆に不安が増殖する、、そんな経過を辿ります。

ギョエー!

更に、

家も「建物」という『モノ』であること、手に入れたところからそれをどう使っていこうか・どう活かしていこうかという学びと実践がスタートする。

とも仰っていました。(手に入れたところで大概が終わるとも、、汗)

グリコ

なんかわたしもこの説明はすごく腑に落ちました。

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暮らしは循環する。収束と拡散を繰り返しながら。

人間は自分の成長とともに暮らしも変化していきます。

自立・結婚・子育てといった時間は拡散期、そして更に時を経て子供の巣立ち、親や伴侶との別れの時期が収束期。

やましたさんも上手な住まい方は『計算すること』と仰っていました。

『計算』と聞くとなんか小狡い感じですが『場面に応じた足し算・引き算』です。

その時その場面に応じた柔軟な姿勢をもって、モノを活かす、空間をクリエイトする。

場所(家)を膠着したままにしない。

それが『今を生きる』ということではないかと、解釈しました。

今回は勝手に『ダブルバインド』の仮説だてからこの回の感想を書かせていただきました。

自分にとっての快適な暮らしとは?

人生の様々な節目のイベントをきっかけにそれが見つけられたらラッキーですよね。

前回の感想はこちら。↓

さ、参加してたりします。。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 前回のこの番組の記事の最後に、片付けることをコミュニケーションのツールにしているような感があると違和感を持つとあったことが印象に残っていました。

    今、またもや片付けの真っ最中の私には空間にこそ夢や希望が詰まっていると言うくだりにポンッと膝を叩きたくなるような☆

    グリコさんは呆れて笑ってしまうでしょうが、やり始めると止まらない変な性質を持つ私は冷蔵庫もピターっと整理して使いやすいように改善したのですが、そしたら無駄な食材を買わなくなりました。
    ・・・ってこれ、当たり前?

    何が何処にあるって把握できているので買いすぎて消化活動に努める無理がいらない。
    特に野菜類。
    今頃知りました・・・、トホホです。

    過日たまたまつけっぱなしのNHKで『半径5メートル』なるドラマを観ました。
    『私はこれを捨てられません』なる回だったのですが、いつもと違う心境で見入ってしまいました。

    モノに付いている思い出と言うスピリチュアルなもの、これの克服(?)もしくは紐付けの紐を正しく巻き取ったり切ったりすることが大事だなぁと痛感し実感しています。

    思い出は心の引き出しに詰め込んで、モノは潔くサヨナラする!がベストですね。
    少しずつ理解できてきたような気がすます。
    形あるものに囚われず目に見えないものにこそ心が向くようになりたいアラカンです。

    これも普段グリコさんの整理整頓のあり方・生き方の有様を記事で読ませて頂いているお陰。
    ボーッと素通りしないで頭の中に入ってくるのだと感謝しています。

    毎回の記事内容が興味そそられる!!

    • こんにちは、ブラン様。
      目的がはっきりしたのできっと片付けがザクザク進んでいるところだとお察しいたします。
      ピターっと整理、素晴らしいですね!
      我が家は義理母の生活クラブの品がいつのまにか押し込められていることもありで、ピター!にならなかったりして、、滝汗。
      今回のやましたさんの言葉は名言ですね。
      半径5メートルさっそくNHKプラスで観ました。情報ありがとうございます。
      『思い出の紐付けを巻き取ったり切ったり』、ブラン様こそ名言が!
      >思い出は心の引き出しに詰め込んで、モノは潔くサヨナラする!がベストですね。
      少しずつ理解できてきたような気がすます。
      ちょうどブラン様にとっての転換期が来たんですよ、きっと。
      自分でなるほど〜と納得して次の希望と夢の詰まっているステージに気持ちよく移行出来る事陰ながら応援していますV

  • グリコさん

    おはようございます。グリコさんの解説、私もとても腑に落ちました。
    和洋折衷の暮らしってやっぱり多少の無理があるんだと最近感じます。
    うちはマンションでずっといわゆるLDの隣の和室で寝てました。
    布団は確かにたたんでしまいますが、隣にあるテーブルはちゃぶ台と異なりそこそこの高さがあり、そして仕切らずにフローリングに続いてるので、何だか本当の和室に寝るのと違って
    中途半端なのです。本来ならたまにしか来ない客(親)が和室に休むべきだったのでしょうが、高齢の親はベッドがマスト。
    リフォームで間取り変更は全くしなかったのですが、和室をフローリングにして部屋の使い方を変えました。マンションの設計者が主寝室と設定したところにベッドを置いて休むと、
    マンションと言うのは設計者の指示通りに暮らすのが一番無理がないなと感じました。
    そういう部分も含めて和洋折衷って難しいなと感じました。親世代もこの難しい状況と物を大切にする価値観でため込んでいたのかなと思いました。

    • もず様こんにちは。拙い解説&仮説でが、生活様式の変化って色々影響しますね。
      わたしは和室が嫌いだったので今の家は全部フローリングです。
      掃除楽♪
      もず様と布団の上げ下ろしについては何回もやりとりした記憶がありますが、ホント無理です。
      義理母がもし布団だったらと思うとゾッとします。寝たきりになりそう。。

  • 私もこれは見ました。

    最初にモノを持って右往左往してあっちに置いたものをこっちに、こっちに置いたものをあっちに、の相談者さんの姿を見ていて「私これなの~」と知り合いからもらったADDに関する本を思い出しました。
    これは厳しいかなぁ、(後日、やましたさんが行ったとき、片付けたはずのベッドが置いてある部屋が、怪しいことに。。。ちらっとしか映ってなかったですけど。汗)と思ったのだけど、なんせ素直。この方とっても素直。
    だから息子さんや娘さんも手伝ってくださるんですよね♪
    生きていくには素直が一番だわ♪と思った瞬間でした。

    やましたさんの名言には私もドキッとしました。
    片付けと掃除を心掛けたい!です。
    (心がけはするんだけども。。。ってとこが問題です。滝汗)

    • こんにちは、kaorun様。最初はそっちの視点から紐とこうかなとも思ったのですが、、
      我が家定形発達のボーダーにいる人間ばかりなので、『完璧な人間などいない』と思い直し、ADDやADHD、アスペルガーの視点での解読はやめました。
      義理母なんてまさに、、ですよ。小さい時に学校でよく注意されたんだろうな、と思われます。
      かく言うわたしもいびつなので人のこと言えませんぜ。えへへ。
      心がけたいでイイんじゃないんでしょうか?完璧めざすと、息が詰まりますよ、きっと。(笑)

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