今年もお盆がやってきました。信仰心の篤くないふたりですが「盆フェス」はなぜか欠かすことなく続けています。
エア仏壇
日本はまだ暗黙の了解というか、仏教徒であるのが当たり前のような風土があります。
それは各家で潜在的に家督や檀家制度がうっすら残っているからかもしれません。
(法的にはもうないんですけど)
檀家制度はその土地にもれなくついているお寺のメンバーさんになるということで、今で言えば住民票やマイナンバーカードみたいなもの、と考えても良いかも。
現在は地方離れや核家族化、果ては独身男女の増加、少子化の日本になり、檀家じたいの存続がきびしくなっているのが現状です。
それでもおウチに仏壇を置くのは
確かにそのようなスペースがあると、何かの時に気持ちをリセットできる場所になるので装置としての「仏壇」はアリなんだろうな、、と感じています。
我が家には仏壇としてカタチはないものの、チェストの上がエア仏壇になっています。
頂き物を先にお供えする、何かあった時に報告する「場」。
我が家は後継のない『打ち切り世帯』(わたしの造語です)なのでそのくらいで丁度いいのです。
現在は義理両親の新婚旅行時のツーショットを飾っています。
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ボンフェスはファンタステイックセレモニー
今年のエア仏壇には松本で購入した三法にらくがんをのせてみました。
もう、神仏混合カオス状態。
精霊馬は我が家はじいじの愛車がプリウスだったのでプリウスのミニカー。
ご先祖様はバス。
ナスやきゅうりで精霊馬を作ったこともあったのですが、近年の高温で痛みもはやいので早い段階でミニカーに変更になりました。
お盆セットはすぐに出せるところにまとめてあるのでセットも早いです。
エア仏壇だと仏壇そのもののケアがなく、自由度が高いので我が家のような「打ち切り世帯」には罪悪感がなくて助かっています。
昨年は迎え火・送り火を松明でしました。
今年も松明がいいな〜と思っていたのですがけっきょくおがらで迎え火をしましたよ。
キャンプファイヤー方式から三角テント方式に変更。
夫が空に向かって手招きをして
お迎えで〜す、こっちこっち
なんて言っているのがファンタジーな瞬間でした。
信仰心が薄いシニア夫婦、お盆やお彼岸が四季の風物詩的な捉えで臨んでいます。
でも、そのくらいのラフな感じの方が負担がなくて好きかな。
送り火の時が台風直撃になりそうなので、ご先祖さんたちは延泊予定。
まぁそういうときもありでしょう(笑)。
来し方はいよいよ遠くなり、行く末が近づいてくるシニアのお盆。
今年もガラパゴスなお盆準備ができたことに安堵し、出来ることをするグリコ家でした。
お盆でお忙しい方もあるでしょう、上手に休憩をとって下さいませ。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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