長雨の合間に、横浜美術館で開催中の【マリーアントワネット・スタイル】彼女が刺激的なわけ。を観に行きました。今日はそのレビューです。
シニア世代に刺さるマリーアントワネット
前期高齢者マダム界隈に刺さる「マリーアントワネット」。
一つの理由はやはり「ベルサイユのばら」でしょう。
あの漫画でフランスの近代史を学んだ方も多いのではないかと推測します。
かくいう私もその一人。
国の財政を揺るがすほどに湯水のように楽しいことにお金を使い、断頭台の露と消えた彼女の一生を垣間見れるなら、、そんな気持ちもあって「マリーアントワネット・スタイル」の展覧会に足を運びました。
行った日は、丁度長雨の合間。

11月23日まで開催されていますが、展覧会は後ろに行くほど混むので、多少の雨でも決行しました。
みなとみらい線(みなとみらい下車)で行けば、濡れることなく美術館前に出ることができます。
構成はマリー様の生きた時代の様式や後世に与えた影響で構成
この展覧会はV&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)企画のロンドン発世界巡回展です。
日本では横浜美術館が国内唯一の開催となっているところがまず、推しのポイントとなります。
フランス発でないところが、絶妙ですね。
調べたら、V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)は家具、ファッション、陶磁器、写真、彫刻など、2000年以上におよぶ世界中の多様な文化や時代の様々な作品を数百万点所蔵しているそうです。
そんなV&A所蔵の、マリー様にまつわるあれやこれやが今回企画展示されています。
入ってすぐマリー様がお出迎え♡

中に入ると、マリー様の肖像画とご対面です。
あ、レプリカかぁ〜なんて思いながら眺めていると、肖像画がニコッと微笑んだり、瞬きをするのです。
この肖像画「アニメーション」仕様になっていて、まさにマリーアントワネットを初めてみたフランス国民の気持ちになりました!
きっとオーストリアから嫁いで来たばかりの彼女は、この笑顔でみんなの心を射抜いたのでしょう。
時代衣装にこころ踊る
当時の衣装は重たい織物が中心で、さぞ重たかったろうな、と思います。
マリー様のお靴は小さくて20センチくらい。
そんな中で、次第にドレスも「こうあると動きやすいかも」的な改良がなされ、それがまた貴族のマダムに浸透して流行っていく、、
まさに「マリーアントワネット・スタイル」が構築されていきます。
(このドレスの変遷は上記の傾国の仕立て屋 ローズベルタンを読むとかなり詳しく描かれています。この漫画はオススメ)
素材も織物から軽い綿・麻、そしてシルクの素材に移り、トワル・ド・ジュイなどのプリント生地へ発展していきます。
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過ぎたるは及ばざるが如し
贅沢って素敵♡、、とばかりコレでもか!ってほどに迷走していくのが「ヘア・スタイル」です。

頭に船を乗せてどうする?!と、ツッコミを入れたいほど。(汗)
当時は身を屈めるようにして馬車に乗っていたイラストも展示されていました。

このフラワーガーデンの髪型は自分への自警も込めて、ポストカード買わせていただきました。
グリコ過ぎたるは及ばざるが如し
展示ルームはゴージャスながらも翳りをまとうようになり、、
煌びやかな衣装や装飾品、調度品を展示しながらも徐々に翳りを纏うようになります。

ヴェルサイユはその壮麗さとは裏腹に、劣悪な衛生環境と不快な臭いで知られていました。清潔さを保つことに熱心で、朝の身支度を欠かさなかったアントワネットは、香りで悪臭を和らげました。※展示説明より抜粋・引用
どんだけ臭かったのでしょうね???
舞踏会は人もたくさん集まるし、さぞやカオスだったと思います。
のちにマリー様がプチトリアノンに逃れたのも、堅苦しい宮廷のエチケットから逃れるためだけではなかったのかも。
なんて妄想も炸裂してしまいます。
そして展示物は、マリーアントワネットが民衆の怒りを買う事件、そうあの「首飾り事件」のダイヤへと進みます。

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みなで楽しい夢を見た、ただそれだけのこと
終盤の展示ルームに入る前に壁に
みなで楽しい夢を見た、ただそれだけのこと
というマリーアントワネット(1793年2月〜3月)の言葉が壁に書かれていました。
この展示ルームには、実際のギロチンの刃の展示や、庶民の怒りのきっかけになったフランス版文春砲の挿絵(内容はかなりゲス)、ポスター類。
マダムタッソーに展示してあったとされる?蝋で型をとったマリーアントワネットの斬首された頭部の写真(真偽不明)など展示されていました。
ああ、この姫がもう少しだけ賢く振る舞っていれば。
異国の地でのストレスを別の方法でかわすことができていれば。
あの愛らしいお顔が国民にずっと愛されるお顔となったのに。。
ただただ素直なお姫様を思うと胸がキュッと苦しくなりました。(泣)
現代に続くマリーアントワネット・スタイルの展示は楽し♡
時代は変わり、現代につながるマリーアントワネット・スタイルはなんとも楽しいものでした。


モスキーノの2020〜21年の秋冬コレクション。
デザインはあの腰の張り出したドレスをオマージュしておりますが、プリントはアニメ柄。

ローブ・ア・ラ・フランセーズ風ガウンとジーンズ。同じくモスキーノの2020〜21年の秋冬コレクションです。
同じドレスでも素材の違いや解釈の違いで現代のドレスは軽やかでポップで楽しかったです。
会場を出てからのお約束はこちら↓

こちらで記念撮影が出来ます。
途中 香りも楽しめます♡
蘭奢待の企画展でもそのスキルを十分発揮した高砂香料工業がまた、香りを提供してくれています。

濃厚なローズの香りでございました。
また、美術館併設のカフェ、馬車道十番館では展覧会にちなんだ特別プレートも。
その名も「ローズガーデン」1980円。こちらも薔薇の香りがするケーキでございましたよ。

ケーキを食べながら塚オタの友と、”あの首飾り事件”、、”ジャンヌだよねー”と頭の中はほぼ同時にベルバラの漫画が浮かんだ二人でした(笑)
マリーアントワネット・スタイルは横浜美術館で11月23日まで。
大人2500円。
マリーアントワネット・スタイルを堪能できる秋の展覧会、興味のある方は是非🎵
今日は「マリーアントワネット・スタイル」を観に行ったお話。
最近の展覧会は写真OKになってきて嬉しい反面、写真を撮ることに一生懸命にならないように自らを諫めているグリコでした〜(汗)。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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