会うは別れの始まり。と、アタマでは分かっているものの、いざその場面に直面するとフリーズしてしまいます。「ずっとここにいてくれる」と思っていた人が、突然いなくなってしまう。今日は、そんな切なくも温かい、ふたつの別れのお話です。
お別れはいつだって突然やってくる
わたしの、日々の暮らしや彩りを、長年支えてくれていた人たち。
「これからもずっと、この関係が続いていく」
どこかでそう信じて疑わなかったのに、お別れはいつも前触れなくやってきます。
10月に入って、二つの話が飛び込んできました。
オサレ師匠と仰いでいたマダムの訃報
オサレ師匠のマダム。
「最近暫くお姿をお見かけしないなぁ、、」
胸のどこかに小さな引っかかりを感じつつも、「秋になったら会いに行こう」と思っていた矢先のことでした。
マダムがご逝去されたと知り、ただただボー然としてしまいました。
かつて、知人の結婚式に着て行く服がないと愚痴ったわたしに、マダムはこんな言葉をわたしにかけて下さいました。

服を選ぶときの遊び心や、ハッとさせる差し色の使い方。
そんな技術以上に、優しい笑顔のマダムが残してくれたもの——
それはおしゃれの技術だけでなく、人生を豊かにする「粋な心遣い」そのものでした。
わたしを諭してくれたあのマダムと、もう2度とお会い出来ないなんて。
寂しすぎます。。
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14年間ずっと暮らしの伴走者だったエアコン掃除のSさん
つい先日、我が家の前に見覚えのあるダスキンさんの車が停まりました。
運転席にいたのは、いつもの担当・Sさん(仮名)。
グリコ丁度頼もうと思っていたところ!
と声をかけると、
彼女は申し訳なさそうにこう言ったのです。
実は、、、わたし10月いっぱいで退社することになりまして、、今日は今までのお礼に伺いました。
グリコなんです?と???
聞いた瞬間思考が止まりました。
我が家がこの家に引っ越して以来14年間。
我が家はずっとダスキンのエアコンクリーニングを利用しています。
なんせ家の中に人を入れるので、安さだけで業者を選ぶのはちょっと怖い。
治安面での防衛も兼ねて、あえてネームバリューのある業者に、そして女性限定でお願いしています。
そこで出会ったのがSさん(仮)。
女史だし、仕事も挨拶も丁寧だし、他の掃除のちょっとしたアドバイスもしてくれるし、、
何よりあたたかい人柄に惚れ込んで、ずっとSさんを指名し続けてきたのです。
なのに。。。(涙)
色々お話を伺ってみると、お掃除一筋34年だったそうです。
それだけの長い間、人の家を快適にし、守り続けるのは並大抵のことではないと思うのですよ。
「これからは、母と旅行に行きたいんです」
そう言って未来の夢を嬉しそうに語るSさん。
わざわざ手土産を持って挨拶に来てくださった姿に、彼女の優しさと誠実さが溢れていました。
34年間続けてきたお仕事を終え、大好きなご家族との時間を最優先にされる姿は、本当に尊く輝いて見えました。
(もちろん、“Sさんロス”の大打撃で泣きそうですけれど……!)
寂しさは募りますが、心から「本当にお疲れ様でした」と応援したい気持ちでいっぱいです。
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出会いの中で受け取った「本物の豊かさ」
マダムやSさんとの時間は、一回一回は短いものでした。
けれど積み重ねてきた月日は、とても長く、かけがえのないものです。
お二人からいただいたのは、人としての「本物の豊かさ」と「人の温かさ」です。
マダムから教わった「装いの心」をまとい、Sさんの「新しい一歩」を遠くから応援する。
そうすることで、離れてしまっても、わたしはこれからもお二人と心で繋がり続けられる気がしています。
シニアになると、これからこんな突然の別れに出くわすことが急増しそうです。
けれど、人との出会いの中で受け取った「心のギフト」をひとつひとつ糧にしながら、
これからも少しずつ、味わい深い大人の階段を上っていけたら——。
秋の気配を感じながら、そんな想いに耽る1日でした。
なんてきれいにまとめましたが、、
本当はふたりのロスでダメージを受けているグリコでした。(てへへ)
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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