予定通りにいかないのも、また旅の醍醐味。二日目は当初の計画を大幅に変更し、最上川下りと出羽三山神社へ向かうことにしました。 結果的にゆったり見学でき、シニアの私たちにはまさに「ちょうど良い」行程に。
そして訪れた出羽三山神社。なんと今年は、羽黒山の12年に一度の特別な「午歳御縁年(うまどしごえんねん)」とのこと!さっそく嬉しいご利益もいただいちゃいました♡
最上川下りは船頭さんの歌とトークが楽しい
最上川と言えば、芭蕉さんの句で有名な「五月雨を 集めてはやし 最上川」の、あの最上川です。
銀山温泉から来た道を引き返し、船乗り場のある「古口」に到着。

この日は片道運行のみで、大人3.000円。
到着地の「川の駅くさなぎ」から復路バスで「古口」まで戻るルートです。(500円)

グリコ松尾芭蕉はこんな感じの船に乗ったのかなぁ、、?
と思いを馳せますが、もちろん観光船はこのような形状ではなく、帆も立っておりません。
やや風があったので「川の上は寒いかも」と長袖を着込み直して乗船しました。
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自然災害の怖さも知る。川から見る水位上昇の跡
観光船に乗るため堤防の下まで階段を降りていくと、壁面に「〇〇年度 水害被害の様子」という写真パネルが展示されていました。
グリコええ!ここまで増水したの?!
と、一瞬で言葉を失うほどの高さです。
川下りが始まると、すぐに最上川豪雨被害の歴史を船頭さんが語ってくれました。

昭和の洪水後、集落を守るため、国が長いコンクリートの堤防を作ったこと。
それでも度々豪雨があると川の水位が増すため、風化させないよう「どこまで水が来たか」を看板で残していること——。
令和6年には水位が10メートル以上あがり、係留していた観光船もいくつか流されてしまったことなども、話してくれました。

夫婦船の胸に響くコブシのきいた歌声
最上川下りは約50分間。
両岸の景色の解説や地形の成り立ち、色の濃い杉は「天然の杉」なんて教えてくれたり、乗船中は全く飽きることなく時間が過ぎていきました。
我々が乗船した船頭さんは数いる船頭さんの中でも唯一の女性。
船を操縦する相方は夫さんで夫婦船なのでした。
その船頭さんの歌声がコブシがきいて、これまた良いのです。
若い頃は民謡、ダサい、、なんて思っていましたが、、
歳を重ねた今、響く声量や独特の節回し、和の音階がじんわりと胸に刺さります。
あえて交える味わい深い「方言」も心地よいBGMでした。
※座席の下には40cm四方の安全マットが常備されており、それにしがみつく仕様、万が一の際の安全対策もバッチリでした!
下調べゼロの幸運!出羽三山神社で出くわした「12年に一度」の奇跡
ボンクラなので、前日に羽黒山の五重塔を見学した時点では、全く気づいていなかった「午年の御縁年」。
相変わらずうっかりものの私です。
出羽三山神社で「羽黒山・手向地区入域負担金」を課金した時、「実は昨日も伺いまして…」とお話ししたところ、
と教えていただき、初めて
グリコうひゃ〜そんな特別な年まわりにこれたんだ、、
とわかりました。
普段からほぼ下調べなしで旅に出るタイプなのですが、こうした現地でのサプライズはたまりませんねV
本殿は屋根の修復中でしたがこの三社揃い踏みの境内は、すっと身が引き締まる心地よい空間でした。

その後、境内にある出羽三山御開祖・蜂子皇子(はちのこおうじ)を祀る蜂子神社へも参拝。
蜂子さんってお顔はこわいけれど、めっちゃ功徳を積んだ人なのでご挨拶は欠かせません。
また、本殿前には「鏡池」からは、かつて神事に使われたたくさんの銅鏡が出土したそうです。
さっそくご利益発動?!蔵王温泉の宿で思いがけないサプライズ
出羽三山をあとにし、この日のお宿がある「蔵王温泉」へ移動しました。
宿泊先は蔵王国際ホテル。
なんと到着したら「お部屋グレードアップしておきました」
とのこと。(ええ?頼んでないけど???汗)
国際という名前だけに昭和のレトロな雰囲気を想像していたのですが…良い意味で完全に裏切られました。

とにかく画角に収まりきらない広さで庶民びっくり。
お部屋には最先端のマッサージチェアもあるし、寝室にも専用TV。
ウエルカムスイーツは重箱に入っています。
日頃の旅は駅前のビジネスホテル利用も多いので、このラグジュアリー空間になれず、そわそわしちゃいましたよ。
さっそく出羽三山神社のご利益が発動されたようです。
お楽しみの温泉はお約束の「源泉掛け流し」、強酸性の温泉なので酸っぱいです。
蔵王温泉は何度かスキーで訪れており、傷やかぶれに一発で効くことは実証済み。
濃い温泉に浸かりたい方にはお勧めでございます!
もちろんお食事はいうことなしで、夕食は落ち着いた個室、朝食はバイキングで、ついもりもり食べ、、またしても「ちいころ」一直線となりました(滝汗)、あはは。
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3日目は無理せずショートカット。立石寺の「さわり」と、巨大な「鍋太郎」
3日目は蔵王温泉を出発し、山寺で有名な立石寺(りっしゃくじ)へ。
……向かったのですが!
日差しが照りつける猛暑に、長い階段を見上げてあっさり登頂を断念(以前訪れたことがあるのも手伝って笑)。
あの芋煮会の鍋太郎を発見
立石寺には登らなかったけれど、川沿いに「芋煮会の巨大鍋」がおいてあり、びっくり!
涼みに入った近くのお土産屋さんに伺うと、
「あの鍋は初代鍋太郎なんですぅ〜!」と目を輝かせて説明してくれました。
現在は少し離れた場所に3代目の鍋太郎が鎮座しているとのこと。
あまりに大きいため普段は野ざらしで置かれており、イベントの際に大人数で「わっせわっせ」と洗って使うそうです。
山形出身の職場友も「芋煮」になると熱いウンチクが炸裂したので、「芋煮」は山形の方々にとって誇りであり、大切な勲章なんですね。
巨大クレーンを使って仕込むという「日本一の芋煮会フェス」、いつか参加してみたいものです。
予定を詰め込まない。「勇気あるショートカット」こそシニア旅の極意
今回の山形旅行。
若い頃のように「計画した場所をすべて制覇する!」のではなく、自分の体調や時間と相談しながら、ゆとりを持って巡れたのが何よりの収穫でした。
旅の終わりに、時間に余裕を持たせ、駅ビルでゆったり味わった一杯のコーヒー。
無理をせず、自分のペースで目の前の風景や出会いを楽しむ——これこそが、大人世代の旅の醍醐味なのかもしれないって思えたグリコでした。
本日はシニア夏旅の後編、今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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